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[>>3:+28眼鏡を掛けていたのは誰だったか。
心当たりは警察も行方が分らないと言っている彼女の事だけ。]
ソラ、どこから持って来たんだい。
[窓際のソラに問いかけたが、首を傾げるだけ。
不安がちなボタンは空になった寿司桶を片付けたが、
一向に戻ってくる気配はない。]
[ボタンの長らくの不在に、警察に問うたが知らぬ存ぜぬの様子。]
はて…一体どこへ?
[手持ち無沙汰に呟くとソラが導くように動き出した。]
[向かうのは書斎。
その途中で、廊下に落ちている茶封筒を見つけた。
猫がてしてしと前足で叩く]
これこれ、悪戯しちゃあいけないよ。
[拾い上げて中を覗く。
文字がぎっしり書かれた紙の束だった。
何故ここに、と思いながら近くの警察に渡した。]
[猫は空いていた書斎に入りこむ。
幸か不幸か警察は不在を良い事に、猫は書棚に飛び上がり、次々と本を落としていた]
これ、やめんか!
[和綴じ本の奥に隠れた古い紙束に、猫の手が届く前にウミがソラを抱き留める。
猫は近くに来たウミの頬をペチと猫ぱんち]
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