情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] 絞り込み / 発言欄へ
しかし…。
屋敷内は警察の方が調べたとは思いますが。
どこを探せば良いんでしょうねぇ。
[何も消えたのはネギヤだけではない。
帰宅したなら良いが、そうでないなら彼らの行方も気になるものだ]
[屋敷を探すが妙に人の数が減ったように思う。
ヒナの姿は見えたが、ヂグとギンスイの姿がない。
客室へ行き、いなくなった人がいないか
失礼ながらも部屋を検める。
白薔薇と書かれた部屋のドアを開けて、それを見る。]
……これは。
誰か、誰かおらんかね!
[あるのは血に塗れて倒れるヂグの姿だった。
人を呼ばねば、と慌てて部屋を駆け出した。]
[すぐに駆けつけた警察によってヂグの検分が始まる。
彼の生死を聞けぬまま、取調べを受けることになった。]
私にも何が何だかわからんのです。
[言えることは、ただそれだけだ。
立て続けに起こる不可解な出来事、それから未だに戻ってこないソラの事もあり、気はそぞろ。]
ちょいと、ソラを探して来て良いですかね。
あれを見つけたら、もう大人しくしておりますよ。
[残ったのはヒナとウミの2人。
ヂグの言っていたように全員消えるのだろうか。
不安を抱えながらウミはソラを探しに行き、
やがてウミ自身も屋敷から姿を消した*]
[ソラを探して屋敷をうろうろ。
しかしいつしか屋敷に違和感を感じる。
どうもさっきまでいた屋敷より、新しくなっているような。]
おーい、ソラやーい。
[名を呼んでも返事はなかった。]
[庭の方へ向かえば見知った顔がたくさんいる。
そこには消えたはずのネギヤもいた。]
おや?
ネギヤ坊ちゃま、それに皆さんも。
ここにおりましたか。
今までどこにいらっしゃったんでしょう?
随分と探しましたよ。
[そして庭のあちこちを見る。
おかしさは屋敷内にいた時よりも大きくなった。
金木犀は小さく、石榴の実がなっていない。
見えるのは先ほどまでいたネギヤ家の秋の庭ではなかった。]
[それから暫くして、猫はウミの足元に姿を見せる。]
おうおうソラや、お前はどこに行ってたんだい?
随分と探したのに姿が見えなくて、
外に行っちまったと思っていたよ。
まあこうして皆も無事に見つかったことだしのぉ…。
あ、いや。
弁護士さんがおらなんだな。
[視線を廻らせる途中、ネギヤの傍には小さい女の子。
はて。あの子は一体誰だったか。**]
それに。
[こうしてネギヤを囲む彼に縁のある者たち。
鮮明に思い出す記憶よりも、皆随分と歳を重ねたが
まるであの頃のままで、いつも庭から眺めた光景だ。]
ソラ。
お前も遊んでおいで。
[足元で、一回り小さくなったソラに言う。
ソラはにゃーと高い声で鳴いて、ネギヤの肩に飛び乗った]
─ 猫 ─
[にゃあ。
首に赤いリボンをつけた子猫が鳴く。
大人しい猫はその体を撫でる手には従順で
ゴロゴロと喉を鳴らす。
その内、子猫は遊びに夢中になる輪からひょいと抜け出した。
躑躅の木の傍にもぐりこみ、引っ張り出したのはカメラだった。
うにゃうにゃとそれにじゃれ付いていると、
シャッターに爪が引っかかる。
一瞬、フラッシュが庭を照らした。*]
[1] 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了