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─自室─
[木戸がガタガタと風に揺られている。
毛布の中から白い顔を覗かせ、暗闇の中、正確に窓を見つめた。
どのくらい見つめていたのか。
そろりと手燭に灯りをつけ、窓の方へ足を進める]
……。
[手が木窓に触れた途端、掛け金が甘かったのか、窓が開き、強い風が吹き込む。
顔を歪めて一歩下がる。窓より上、天井に近い位置に視線を置いたあと、視線をさ迷わせる]
あ……アーヴァインさん……? 怪我……え? ……いや……。
[結局クインジーは食事を終えると店を出ていった。
その後彼がどこに行ったのか誰も知らない]
もう、黙って行っちゃうことないのに…
[ひとりごちてみても仕方ない。
女は集会場に向かうことにした]
―― 昨日・集会場 ――
そっか、お大事にね。
[ラッセルの手に関してはそれだけ言って、どれほどの時間が流れたのか。
現れたアーヴァインが一枚のメモを示したのだった]
容疑者?
[幾人かの名が乱雑に記されたそれは、アーヴァインの筆跡だった]
[やがて、夜の帳は下りる]
[小さく首を横に振りながら。どんどんと後ろに下がる。
背中が扉に触れた瞬間、驚いたように悲鳴を上げ、裸足のまま部屋から飛び出す]
せんせぇっ! ア、アーヴァインさんが……っ!
ひどっ……酷い怪我で……殺されたって……。赤……あか……赤い髪の男って……誰ですか……いや。
魔女って何ですか!
[医師の部屋の扉を叩き、泣きながら訴える]
―昨日―
そんなくらいのこと…。誰にでも失敗はあるよ。
[勿論疑うつもりは欠片もない。]
ばっ・・・! な、何言い出してんのよ!
[突然のことに真っ赤になって俯いた**]
[その夜は、空がひどく歪んでいたように少年には思えた。]
――書生崩れの君が、村長の娘に恋をしただなんて…、
ひどく滑稽だと思わない?
だから――…
僕のカンバスになって欲しいってお願いしたのに。
[手にしたナイフは、書生の膚を傷つけ。
破れた傷口から血が滴る。]
ちっ……ちがうんです。
だから魔女だって!!
[体を小刻みに震わせながら首を横に振り、なだめられるうちに落ち着いたのか、ゆっくりと振り返り、玄関を見て、階段を見て、うつむいた]
あそこに……。
[手燭を持った手で、階段をさす。
視線を床に落としたまま]
―むかしむかし そんなことがあったのです。
[ゆっくりと少女は物語を語り始める。
そこには本を開く魔法使いと黒猫。
そして飛びまわる妖精の姿。]
―「たいへん、たいへん、よくないことが起こったよ」
と魔法使いの周りをくるくる回りながら叫びました。
[妖精が運んできた凶報。
それは、隣の村の魔法使いが、遠い遠い最果ての山から訪れた狼に食べられたというものでした]
知ってる? ハーヴェイ。
この村は昔魔女裁判から逃れた者達が、
集い息を潜めて生き長らえた村なんだって。
でね? 魔女達は人の生き血を使い、
文字を、絵を描く事で願いを叶えて行くんだって。
――可笑しいと思わない?
そんな馬鹿げた話、有ると思う?
しかもその魔女の力を恐れて、
魔女狩りをはじめたって歴史も――
すごく馬鹿げていると思うんだけど、ね?
[窓の外を見遣る。
静けさは今は未だ、夜の暗闇に*横たわっていた*]
なぁに?
そうね、魔法が使えるのにね。
でも魔法使いは狼に食べられちゃったのよ。
だけどね、大丈夫。
この魔法使いにはお友達がいるもの。
[納得がいかないまま唸る兄を宥めるように言うと、ページをめくる]
そして次の日も、またその次の日も。
あの村で、この村で。
次々に魔法使いが食べられていきます。
魔法使いの村がひとつ、またひとつなくなりました。
魔法使いは仲間たちに言いました。
僕たちは戦わなくてはいけない、と。
そして魔法使いの冒険が始まったのです。
魔女?
ああ、アーヴァインのせいで変な夢でも……
[言いよどんで口を閉じる。
闇に慣れてきた目は、それでも階段に何も見出すことは出来なかった]
そうだな、えーと……
誰がいて、何て言っているか教えてくれないか?
[ニーナの両腕を軽く掴み、俯いた顔を覗き込むように少し腰を屈めて問いかけた*]
…あれ、リッくん?寝ちゃったの?
[隣で寝息を立てはじめた少年をゆっくりと寝かすと毛布をかけて本を閉じた]
特急列車に乗るところが面白いのに。
[呟いて、窓の外を見る]
パパ、遅いな。
[兄に並んで寝転ぶと、いつしか眠りが訪れた*]
― 昨夜・自宅 ―
[帰宅すればいくらか安堵した様子のジェーンが迎えてくれた]
すみません、遅くなりました。子供たちは……ああ、そうですね。もうこんな時間。
[椅子に腰掛けると、集会場での出来事を伝えて]
子供たちにも、話そうと思います。
隠しておいて家にかくまうのも、限度がありますし。ええ、望むだけ、私の知るだけ、話すつもりです。
[明日、二人のわが子にも同じように伝えるだろう。己の知るだけの『魔女狩り』の事を]
西の森……呼び出されて、でもうそで。
魔女がっ……赤い髪で……。
[うわごとのように繰り返していたが、
>>12 医師に促されると、強張った顔のままもういちど振り返り、肩の力をぬいた。少しよろめく]
いません。
[階段をじいと見つめ、大きく息を吐く。
ゆっくりとヴィンセントの方に向き、真剣なまなざしで彼を見上げる]
せんせぇ。西の森の長老の木のそばで、あ……アーヴァインさんが、血がたくさん出て痛いって……。行かないと。
ついて来ていただけませんか?
[言葉の端が不安げに揺れる。
手燭をランプに持ち替え、風に吹かれながら、ゆらゆらとした足取りで、西の森のとばくちへ。
風の音に怯えながらも、大きな木の根元で立ち止まる]
……アーヴァイン……さん。
[足元に横たわるのは、無残な姿。
一呼吸おいた後、大きな悲鳴を上げた*]
[子供たちの寝室に入り、少女の毛布をかけ直す]
――まずは狼を探さないと。魔法使いは言いました。
けれど魔法使いの魔法には、そんな便利なものはありません。そこで――
[ぺらりとめくったページのはじめを読んで、ため息を吐く。
それから二人の頭をそっと撫でると、自室へと*戻った*]
[辿り着いた長老の木の足元、診る必要もないアーヴァインの姿に目を見張る]
よく見つけたね。
[褒めるような穏やかさで言い、ニーナの背中をさすってから、跪いた。
アーヴァインの筆跡とは違うメモ紙が、遺体の襟首に挟まっている]
『魔女狩り再開』
……W、O、L、F。wolf?
[それから、木の幹に這う血文字]
[はらりはらり。
窓の隙間から入り込んだ風が物語のページを捲る]
んん、パパは…?
[目を擦りながら体を起こす]
朝…夜?
[判然としない明けの曇り空。
手元に置いたままの本に視線を落とす。そこには恐ろしい狼の影と特急列車が描かれていた]
――特急列車は止まらない。
ぐんぐん、ぐんぐんスピードを上げていきます。
「だめだ、魔法が使えないよ」仲間の一人が叫びます。
「ここには魔法封じの魔法がかけてあるんだ」もう一人の仲間が言いました。
しかし狼には魔法が使えません。
一体、誰がこの魔法をかけたというのでしょう。
― 昨日・集会場 ―
[集会所に着いたが、遅かったようで、既に誰もいなかった]
酒場で聞いた話…確認したかったのに…
やっぱり遅かったか…
[仕方なく家に帰ることにした]
[ぱたりと閉じると続編の本を抱えて、階下に降りて行く]
ママ?
もうパパは帰ったの?
…どうしたの、ママ。泣いているの?
[子供の足音に、瞳を拭った彼女に涙の理由を問うた*]
― 回想:酒場で聞いた話 ―
[あくまで噂ということだが、
WolFという過激派組織が毎夜一人だけ人を殺して回っているという。
彼らの目的は分からない。
が、彼らは自分たちの行動を“魔女狩り”と称しているらしい。]
(アーヴァインさんもこの噂を聞いていたということよね…恐らく)
[集会場に行けばアーヴァインに会える。そこで聞けばいいとは思ったのだが、この事実を知ってしまって自分が巻き込まれるのが怖くて集会場に行くのが遅れてしまった。]
― 自宅 ―
その過激派組織ってのが人を殺していたとして、
その目的は?なんのため?
[そもそも目的なんてないのかもしれない。]
私にできることなんて…
[本当に限られていた。]
魔女狩り…?
あたしたち魔法なんて使えないわ。
[そうでしょう?と説明をする父と母を交互に見る]
…ヨーギシャは、狼さんのこと?
この村に狼が来たの?
[母の涙は夫と娘の名がそこにあったことか。
失われた命のためか]
…やっぱり狼さんは、お友達の中にいるのね。
パパはこのお話を読んだことがある?
[俯き加減に話を聞き終えて、ぽつりと呟く。
机に置いた本に手を置くと父を見つめた]
お話の中にね、いなくなった仲間が狼さんか分かる魔法があるのよ。
そんな魔法、本当にあると思う?*
[>>18 医師の言葉に小さく頷く]
赤い髪って言ってました。
ここだと……クインジーさんと……ラッセルさん?
[ぼんやりと名前をあげたあと、ワンテンポ置いて肩を縮ませる]
どうして、私に、アーヴァインさんが見えたんでしょう……。
[わかりません、とでも言うように首を横に振った]
─西の森─
いえ。
[>>19 医師の言葉に、今日なんど目か分からない動作……首を横に振った]
Wolf、狼──…魔女……秘密結社。
[固い表情で、何もない地面を見つめながら、>>20 ぽつりぽつりと言葉を紡ぐ]
最初に、目、次にゆび……
[陰惨な拷問の描写を感情の見えない声で説明した]
痛い……。熱い……あ。
[つと顔を上げて村へ続く道に視線をやる。
そのまま痛ましいものでも見るような目で見ていたが、目を強く閉じ、うつむき、小さく首を横に振り、それから、ゆっくりとヴィンセント顔を見上げた]
せんせぇ。
アーヴァインさん、みんなに伝えなきゃって……いってしまいました。あし、ひきずってる……。
自警団の倉庫に、古い処刑台があるそうです。使えるって……。
私のようになる前に見つけて、処刑しなければ。
つかまえるだけではだめだ。彼らは魔女だ。魔法を使う。それに……ひとりじゃない。
[小刻みに唇を震わせる]
私たちもこうなってしまうんですか?
こわい。いやです、こんな風に殺されたく、ありません*
君は殺させない。
[震えるニーナの右手を取って、足早に自警団詰所へ向かう。
アーヴァインの無残な遺体はそのままに]
いつ知った?
[昨日、魔女狩りについて話したことを思い返す。
史実など何も知らないかのような物言いと、今のニーナとの乖離]
クインジーもラッセルも、『容疑者』の中に居た。
[アーヴァインの持っていたメモについて口にする]
―― →自警団倉庫 ――
[道中、幾人かの家の扉を叩いて事情を簡単に説明した。
そして辿り着いた倉庫の奥の奥に、それはあった]
こんなものが残っていたなんて、僕も知らなかったよ。
[昨日見た本の挿絵が脳裏に*蘇る*]
[ふと。
何かの気配で目が覚めた。
辺りは薄暗く、朝か未だ夜が明けていないのか解らない。
それでも確実に時は刻まれ、
記憶は一秒毎に過去に仕舞われていく。]
――…。
[カーテンの隙間から外の風が内へと吹き込む。
血腥い匂いが鼻腔を擽り、少年はうっとりと目を細めた。]
起きて、ハーヴェイ。
絶望の朝か、歓喜の夜明けが今日もまた、巡ってきたよ?
[同室の男へと声をかけると、
少年は身支度を済ませ、家の外へと歩みを進める。]
そう言えばアーヴァインが何かに警戒していたようだけど。
その後どうなったのか結局聞けず終いだったんだよね。
暇潰しのネタになるかなぁって、ちょっと思ってたんだけど。
[魔女狩りの噂すら。
好奇心の強い少年にとっては、愉楽の対象でしかない。]
あ、ローズマリーなら。
何か新しい情報とか聞いていないかなぁ?
[>>27涙をこぼすジェーンの肩を叩く。
商人として村を空けることが多い自分が背負う容疑者という重しは、ほかの者のそれより重いだろう。
容疑者にあがらなかったリックの手を、ジェーンに握らせる。自分は、ウェンディの手を取った]
ああ、読んだことがあるよ。
パパもウェンディと同じ、本好きだからね。
[>>28まっすぐに向けられる娘の瞳を受けて、問いかけに、一度、瞬きした]
――そう、だな。あると、いいな。『人』と『狼』を見分ける術。
魔法使いではない我々にも、そんな力があれば。
[望み。
笑うことはせず、深く、頷いた]
殺させない?
[>>32 その単語を聴いた瞬間。自らの手を取る医師の手に爪を立てた。
乾いた頬に涙が落ちる。いつ?という問いから続く言葉には]
さきほど、アーヴァインさんからききました。なんどもいっていました……
ようぎしゃ? アーヴァインさんがそんなメモを……クインジーさんも、ラッセルさんもそこに? 他には誰が?
[メモに載せられた名前を信じられないと言うように聞きとめる。
そうして、ヴィンセントの手をしっかりと握る]
私……も、せんせぇが死ぬのは、いや、です。
[時折不安そうにあたりを見回しながらも、医師についてゆく。問われれば、震える声音で同じ説明を繰り返す]
― 自宅→自警団倉庫 ―
[>>33ヴィンセントから事情を聞き、自警団の倉庫に向かう]
処刑…台?これを…何に使うんです?
[>>33>>38医師と看護師が家を訪ねてきたのはいつの頃か]
アーヴァイン。
[ニーナが見たというもののことも聞いて、彼の名だけをつぶやいた。気をつけるに超したことはないと、彼の肩を叩いた手を見る]
ウェンディ。パパは、行くよ、狼を探しに。
ウェンディはどうする?
[一緒に行くと言うのならば、頷いて共に行くだろう]
ほんとうにあるんですね。
これで……魔女を処刑すれば、誰も死なずに済むんですよね。
[>>33 >>38 処刑台のくもりのない刃をじいっと見つめ、ため息と共に言葉が漏れる]
……こわい。
ニーナ、魔女狩りだと騒いで人を殺しているのはWolFの奴らよ?
私たちがするのは魔女を殺すことじゃなくて、
WolFの人間、もしくはそのWolFの真似事をして人を殺している人間を見つけることじゃないの?
そのために…この処刑台は必要なのかしら?
[>>42ニーナの言葉に反論する]
そうか。
[力強く握り返される手を見て、少しだけ、目を細めた]
ウェンディがいて、パパも心強いよ。
[行こう、と連れだって向かう先は、自警団倉庫]
でも……っ。
ローズマリーさんは……アーヴァインさんを見ていないからっ!
[>>43 反論の途中で口元に手を当て、何かを堪えるように]
魔女が居て、もし、目の前で大切な人が、あんな風に殺される……って……そう思っても、同じことを言うんですか?
私は、だめです。いやです。
ウェンディはさっきのニーナの話、どう思う?
アーヴァインが『狼』に食べられたのがわかった、というのは。
ずいぶんと不思議な話ではあるけれど魔法使いであれば、可能なのかな。死んだアーヴァインの言うことさえ、わかる、なんて。
[独り言のような、問いかけのような、口調。
自警団倉庫につけば、言い争うような声も聞こえただろうか]
[ヴィンセントに答える>>47]
私も詳しくは知らないわ。
でも魔女狩りと称しては毎夜人を一人づつ惨殺している秘密結社だという話は聞いたわよ。
彼らの目的は分からないけれどね。
[>>45ニーナの様子に]
ごめんなさい。言い過ぎたわ。
私はアーヴァインさんの状態を見たわけじゃないから…。
[倉庫へ足を踏み入れると言い争うような声が聞こえた。]
何の騒ぎなの・・・?
どうして、こんなところに集められなきゃいけないのか聞きたいんだけど・・・。
[情報を求めて向かった酒場の女性宅に、
当の本人は不在。
しかし狭い村の中のこと。
噂や騒ぎはすぐ少年の耳に入る。]
何を騒いで居るの?
[自警団の倉庫の入り口。
覗き込む姿は何処か滑稽な物を眺める眼差しに似ていた。]
無理です。たえられません……。
[>>47 腕を引かれればそのまま、医師の後ろに隠れるように]
アーヴァインさんはさっきいなくなったままです。
昨日は、昔、ここで魔女狩りがあって、また起きるかもしれないって……言っていました。
でも、さっき……聞いたのは、アーヴァインさんが、赤い髪の魔女に。
あれ? でも、殺された……魔女狩りにあったのは、アーヴァインさん? 気をつけろって、そういう意味……なんですか。
魔女が居る限り「魔女狩り」が終わらない?
[そして視界に入る赤い髪>>51に気づき、小さく悲鳴を上げた]
失礼、やはり、みなさんここにいましたか。
[容疑者、と言われた顔ぶれがそろった倉庫をぐるりと見回して]
クインジーがいませんね、まあ彼なら呼び出しになど応じないかもしれませんが。
[小さな我が子の目に処刑台が触れないようにしながら]
[問われると、考え込むように俯いた]
…看護婦のおねえちゃんは本物の魔法使いなのかな。
でも、魔法使いは生きている狼さんを見つける魔法は知らないわ。使えるのは、いなくなった人が魔法使いか狼さんか分かる魔法よ。
その魔法を使って狼さんを見つける方法は…。
ウェンは好きじゃないわ。
[握った手に少しだけ、力が加わった。
やがてたどり着く自衛団倉庫]
あの、状況が分からないんだけど、
アーヴァインさんは魔女に襲われたの?
それともWolFの奴らに襲われたの?
ヴィンセントさん、アーヴァインさんの状態は見ているんですよね。
どういう状態だったんですか?
[>>57ラッセルをチラリと見遣る]
確かに…“魔女”はいないでしょうね。
でも“魔女狩り”と称して人を殺める人間が存在するのは事実よ。
WolF? 魔女狩りの再開?
何それ?
[状況が掴めないまま、辺りを見渡し話を聞き齧る。
誰かが掻い摘んで今の状況を教えてくれただろうか。]
へぇ、で、結局アーヴァインは誰に殺されたの?
WolFって奴? それとも魔女?
魔女なんかいるわけがない、確かに。
けれど、魔女だと思われている、という可能性はありますね。その、WoLFという組織に。
我々の祖先はある時期集団でこの地に移ってきている、魔女狩りの時代に。
[ラッセルやローズマリーの会話に、ぽつりと声をはさむ]
[父の背後からちらり、盗み見たのは鋭い刃。
声をあげそうになって懸命に呑みこむ。
無意識に肩にかけた鞄を握る手に力が入った]
パパ…ここで、狼さんを探すの?
狼さんはここにいるの?
[そこにいる大人たちを見まわして、最後に父を見上げた]
[>>57 ラッセルと視線を合わせないようにしながら、首を横に振る]
私は、なにもされていない……です。
でも……アーヴァインさんは、殺されています。
[>>53 >>56 を聞いて不安げに、呟く]
クインジーさんははどこに居るんでしょう。
『魔女狩り再開』と書いたのはアーヴァインではない。
字が違うからね。
加えて、彼の遺したと思しき血文字に意味を見出そうとするなら、『アーヴァインはWolFに殺された』となる。
そしてそれは、『魔女狩り』という名の殺人をしている秘密結社であるらしい。
[集会場から持って来た一冊の本をパラパラとめくりながら、言葉を吐き出す]
もしくはそう思わせようとした、か。
……アーヴァインは、どうして僕らを、こんな、ウェンディという子どもまで含めて『容疑者』としたんだろうね。
[取り交わされる魔女についての話を不安げに聞きながら、
何かに気づいたように、容疑者のメモに書かれていた名前を、自分の名前も含め一つ一つ読み上げる]
クインジーさん以外、おられるんですね。
[そうして視線を処刑台へ]
[>>54少女の言葉に、思案げに視線を迷わせ]
この話が「誰かが魔法使いを狙っている」のならば、魔法使いは私たちの敵ではなくなる。魔法使いがパパたちを敵だと思わない限りはね。
けれど、ニーナが魔法使いらしいというのは、ニーナが言うことだけが元なのだし……パパもその方法で『狼』を探すのは、嫌だな。
[>>69 視線を処刑台からラッセルに移す]
アーヴァインさんが言っていました。
自分を襲ったのは、赤い髪の男の人だって……。
[>>71ヴィンセントの言葉に]
なるほど。同族嫌悪ね。
でも、魔女が魔女を殺して「魔女狩り再開」なんて
言わないんじゃないかしら?
ここに絶対『狼』がいるとは言えないけれど、手がかりにはなるだろう。
怖くなったらいいなさい、いつでも。大丈夫。
[>>63ウェンディの視線を受けて
――特急列車に封じの魔法を施したのは、魔法を使えない『狼』ではない。魔法を使える誰かだ。人の姿をした――
本の行を思い出す。
視線を合わせるようにしゃがんで、告げた]
[>>73ラッセルの言葉に頷く]
恐らくそうなんでしょうね。
だからこそ、容疑者リストがあるんだろうし…。
WolFにとってアーヴァインさんは邪魔だった。
だから殺されたと…。
ああ、魔法使いは、私のお土産の本に出てくる主人公の事ですが……娘にうまく伝えるために、拝借しました。
我々がもし『魔法使い』で『狼』に追われているなら、はっきりと魔法が使える者は、味方かもしれない、とね。
[>>70ローズマリーに向き直り、説明する]
[>>80ヒューバートの説明に]
なるほどね。
ところで、魔女を探すのに処刑台は必要でも
WolFを探すのに処刑台は必要かしら?
どこかに閉じ込めることができればそれでいいんじゃないかしら?
[>>78 強い語調にびくっと震え、頷く]
はい。
わからりません……でも、アーヴァインさんがそういって……。
ここになまえの書いてある中で、赤い髪の人って……ラッセルさんと、クインジーさんだけですよ……ね?
真実はわからないよ。
WolFという組織だって、確かなものではないのだし。我々の先祖が移り住んできた理由だって、魔女狩りとはなんの関係もないのかもしれない。
ただ現実は、容疑者とかかれた名簿があることです。我々は、このままだと村人からも疎まれるかもしれない。
[>>73ローズマリーへの返答ともなる言葉を、ラッセルに告げる]
ふーん、アーヴァインがそんな事をねぇ。
でもさ、死人に口なしっていうよね?
だったらさ、ニーナが嘘を吐く事だって、
可能っていえば可能じゃないの?
しかも赤い髪ってそんな大まかな事…
誰かが僕かクインジーに罪を被せたいなら。
そのWolFのメンバーがこの村の全員を、
鏖にしたいのなら。
その選択は充分ありえると思うんだけどね?
例えば、だよ。
ニーナがその一員に係わるものとして。
自分の容姿と真逆である色を持つ、
赤い髪と言えば。
自分には極力掛からなくなる。
――そういうことにならない?
[淡々とした口調で、ニーナへと返す。]
そんな理由でアーヴァインさんを…?
しかも、まだ続ける気だとでもいうの?
[>>81 ラッセルの頷きに僅かに微笑んだ。]
なるほど。
[>>82ローズマリーの言葉にあごを撫で]
たとえば今夜一晩、自警団の牢に一番疑わしい人間を閉じこめて、様子を見る、とかですか。
確かに「開始」という言い回しから、反抗が続く可能性はある、が……
その前に自分たちで犯人を見つけろってことなの?
ヒューバートさん?
で、でも、どうやって? ニーナの魔法とかで犯人が見つかるの?
[ニーナの言葉 >>84 やや勢いを削がれ]
それは確かにそうだけど…。
クインジーさんは何処へいっちゃった…の?
ラッセルがそんなことするはずない…!
[>>87 先ほどから交わされる親子の会話にびくっと怯える]
魔法使いって……魔女ってことですか?
私も、殺されてしまうんですか?
[>>83 頭をなでられ、続く言葉にほっとしたように表情を緩ませるが、自分に向けられた言葉>>86>>88に身を堅くする]
なんでそんな……? ラッセルさん。まさか。
[反論しかけたが、途中で言葉を飲み込むと、敵意を込めた視線をラッセルに向ける]
ニーナが魔法使いだとしても、死……いえ、いなくなった人の声が聞こえるだけ犯人を決めつけるのは難しいでしょう。
[>>91娘の手前、言葉を選んで、シャーロットに、少し眉を下げて答えて]
もし、この中に犯人がいるのならば、誰かが嘘をついている可能性がある。私も含めて。それは、ニーナにも言えること。
彼女の言うことが正しい事かどうかは、彼女にしかわからない……信じるかどうかは別の話ですが。
[>>90 ヒューバートの言葉に]
……ひとりじゃないんです。
アーヴァインさんがそう言って……Wolfは魔法を使わないんですか? 人なんですか?
でも、仲間が居れば、閉じ込めただけでは……終わらない、と思います。
[>>91 シャーロット 続くラッセルを擁護する言葉>>92 にも緩く首を横に振る]
私も魔法なんて使えません、ただ、見ええただけ、なんです。
なぜ、ですかね。
[>>93ウェンディの名が出れば、少女の手を握る手に力が入る]
こればかりは、彼を、恨みます。
[低い声で、うめいた]
宣戦布告ってこの村を全滅させる気… だとでもいうの…?
[思わず身震いする。]
ううん、当たり前のことだもん…。
[ラッセルの礼にぽそりと小さな声で呟いた]
それにしても…。
[溜息ひとつ吐いて、少年は処刑台を眺める。]
容疑者として名を挙げられた以上、
誰かしらこの処刑台の手に、掛からなければならないんだよね?
僕は暇な人生は望まないけど。
こんな理不尽な終わり方も望まないけどね。
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