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[あのあと、話はどうなったか。
殺人はしていない。
ギンスイの問いに頷くことも首を振ることもできない。
そう、あれがたぶんきっかけなのだ。
ネギヤを刺したり、しなければ。もっちりがかっちりになることもなく、みんなが消えていくこともなかったろうと、なぜか思う]
[ヂグの表情にはゆるりとかぶりをふって]
おネギさんを、見つけましょう。
そうしたらきっと。
[すべての謎の発生源。
みんなを呼び出し、懐かしいものを見せるといい、姿を消した男のこと。
他にもいくらか話をしたような気もする。
それぞれに別れて、いくらか時が過ぎて。
ギンスイとヂグ、二人の身に起きたことを知る]
しかし…。
屋敷内は警察の方が調べたとは思いますが。
どこを探せば良いんでしょうねぇ。
[何も消えたのはネギヤだけではない。
帰宅したなら良いが、そうでないなら彼らの行方も気になるものだ]
え……
[写真に写っていたのは、幼い自分と、同じ年頃の自分に少し似た少女だったはずだ。
それが今は、古い建物の前に、その少女と、ネギヤとガモン。続いて消えていった人達が皆写っている。
その人たちの足元を猫がすり抜ける]
りく?
[応えるように猫の鳴き声が聞こえた気がした。
瞬きした一瞬に、ウミの姿までが写真に増えている。
言葉を失って、立ち尽くした**]
[屋敷を探すが妙に人の数が減ったように思う。
ヒナの姿は見えたが、ヂグとギンスイの姿がない。
客室へ行き、いなくなった人がいないか
失礼ながらも部屋を検める。
白薔薇と書かれた部屋のドアを開けて、それを見る。]
……これは。
誰か、誰かおらんかね!
[あるのは血に塗れて倒れるヂグの姿だった。
人を呼ばねば、と慌てて部屋を駆け出した。]
[すぐに駆けつけた警察によってヂグの検分が始まる。
彼の生死を聞けぬまま、取調べを受けることになった。]
私にも何が何だかわからんのです。
[言えることは、ただそれだけだ。
立て続けに起こる不可解な出来事、それから未だに戻ってこないソラの事もあり、気はそぞろ。]
ちょいと、ソラを探して来て良いですかね。
あれを見つけたら、もう大人しくしておりますよ。
[残ったのはヒナとウミの2人。
ヂグの言っていたように全員消えるのだろうか。
不安を抱えながらウミはソラを探しに行き、
やがてウミ自身も屋敷から姿を消した*]
ただ、そちらの作品は次々と殺人が起きますが、どうやら殺されてはいないようです。
[ 気が付いたら穴に落ちた、というのが男が迷い込んだ感想であった]
……この作品を、やりなおしたい?
[ "これでは私小説です。フィクションはもっと娯楽でなければ"
そんなやりとりで、ひとつ幻の作品を作ってしまったことを思い出し、苦い思い出に笑みが浮かぶ。
ネギヤはワードプロセッサーの類を昔から使用せず、原稿用紙に文をつづってはいるのだが――
その作品の名は、今オトハが一片を手に入れたものである]
んー。さっぱりわかんねえな。
ここはネギっちの作品の中か、思い出ん中か……それとも、俺らみんな夢見てんのか。
[頭を掻く]
まーでも、アレだ。
懐かしくはあっても、イヤな感じはしねえし。
これが作品だろうが夢だろうが、ハッピーエンドになるといいんじゃねえのかな。
[持ったままの呪狼カードをみつめた]
とりあえず、ネギっちがガキの頃なくしたコレ、渡してやらねえと。
ファンタジーは正直専門じゃないんですけれどもねえ。
[ ガモンが頭をかくのとあわせて自分はあごを掻く]
そうですね、まぁ何にしろ、ネギヤ先生を探しましょう。私たちがよく知っている、もちもちとした方のネギヤ先生を。
[ さてどうすれば探せるのか。ネギヤが好きなにおいでもさせればふらふらとやってくるのだろうか。
いつも屋敷に来る都度手土産として持ってきた「たい焼き」があればなぁ、と思った]
庭は、そういやまだ良く見てねえな。
ここの庭って、ネギっちが向日葵植える前なのか、後なのか。
[言いながら、もうさっさと庭へ向かう。
手入れの行き届いた、美しい庭]
……おっちゃんがやってたころの、庭だな。
なるほど、庭園ですか。
[ 確かにネギヤの著作は、草木花が暗喩として使われていることが多い。
幼いころから過ごしてきた場所との関連を考えると、なるほどとガモンの言葉には説得力があった]
[ ガモンの後に続いて、向かう庭へ。
先ほどヒナとともに密談を行った庭とは、咲いている花も、植木も色も形も姿をかえていた]
ああ、ここでよく遊んだなあ。
確かあっちに、ブランコが……。
[懐かしい庭。
きちんと管理された木や花、子供たちのためのちょっとした遊具]
楽しかったなあ。
庭師のおっちゃんも、ネギっちの親御さんも、優しくしてくれて。
俺けっこうあちこち壊しちまって、悪いことした。
[子供の頃のやんちゃっぷりを考えれば、顔の傷ですんだのは幸運の極み。
そんな記憶を辿りながら奥へと進んでゆく。
そこには、ふっくらもちもちとした男の姿]
お、いた。
ネギっ……
あれ?その子は?
[ネギヤは、ひとりの少女と話していた。
「今」の屋敷では見た覚えのない少女だったけれど、その面差しは誰かに似ている]
……ヒナ、さん?あれ?
0分になっても鐘が鳴らなくなった壁時計ってどこにあるの?
[工具箱片手に現れた時計屋。
血はないけれど、どころどころに穴のあいた上着をまとっている]
[ 庭園にある遊具は、大人が乗ったら大変なことになりそうなものばかりだった]
ああ、あの猫を抱いた…ウミさん。
[ 庭師さんも来ていたと記憶をたどりながら。
そして幼馴染の彼が、ふとっているネギヤをネギヤというなら、警察に知られている細いネギヤはいったい何者なのだろうか。
何をしたら、人は記録と実物が乖離するのか。
ひょっとしたらこれが一番のミステリーなのかもしれない]
……あれは……
[ あの丸い後ろ姿は忘れない。
さて、この場に迷い込んだ他のものらも、彼の姿を見つけることができるのだろうか]
[もちもちの白ネギヤを探す。
己が宣言どおりに歩み出し――]
??
こ、こ、ここ、ココは……?
[ふと気付けば、そこは
ネギヤの屋敷のようでいて今のネギヤ屋敷ではない、どこか違和感のある場所。
視界の端に見えた金木犀は、記憶にあるそれよりも小さかった。]
ひょっとしてこれって買ったばかりなんじゃないの。
不良品?
[古くない壁時計の短針は55分。
急ぐ用事もないヂグは、部屋の窓を開けてその5分を待つこととした]
あらやだ、皆さん勢ぞろいでこんなところにいたの。
この部屋にもなかったわねぇ。お人形、一体どこに置いてきてしまったのかしら。
[物忘れというやつだろうか。年は取りたくないものだと思いながら、庭まで出ていけば]
あ、あらぁ?
玉ねぎのようなずんぐりしたあの後ろ姿は………ネギちゃん?
[それだけではない。時計屋の声に目を凝らしてみると見知った顔が数名。]
まあ、こんなところにいらしたのね、皆さん。
なんだか、ここにいると懐かしい気持ちになりますね。
[ネギヤの言っていた「懐かしいもの」とは、これの事なのだろうか?なんて。
そんな幻想めいた事を思ってみたりもして]
分かりました。
では、僕は庭園の方に行ってみますね。
モミジさんは、どうします?
[穏やかな笑みを浮かべ、彼女の動向をうかがった]
[そうして庭園に出てみれば、ガモンが外に出て来ていて。
大福のようなネギヤの傍に、小さな女の子がいるのが見えた。
近くで見れば、植えられた木々はあの頃を思い出すような若い枝ぶりで、まだ新しい子供用の遊具もあった。
懐かしい。
どれもこれも、懐かしい。
自然と、目が細くなっていく]
おネギさん、これシリアルナンバー一緒じゃない?
[開いた壁時計の蓋の裏を見て首を傾げる*]
そういえば、細いほうのおネギさんもここにいるのかしら。
[庭園に、やわらかふっくらボディを確認し、安心したような悲しそうなため息ひとつ]
ネギヤくん。
……ううん。ネギヤお兄ちゃん。
『懐かしいもの』を見せて、満足した?
[右手には太雪を塵のように弄ぶ]
[ソラを探して屋敷をうろうろ。
しかしいつしか屋敷に違和感を感じる。
どうもさっきまでいた屋敷より、新しくなっているような。]
おーい、ソラやーい。
[名を呼んでも返事はなかった。]
[庭の方へ向かえば見知った顔がたくさんいる。
そこには消えたはずのネギヤもいた。]
おや?
ネギヤ坊ちゃま、それに皆さんも。
ここにおりましたか。
今までどこにいらっしゃったんでしょう?
随分と探しましたよ。
[そして庭のあちこちを見る。
おかしさは屋敷内にいた時よりも大きくなった。
金木犀は小さく、石榴の実がなっていない。
見えるのは先ほどまでいたネギヤ家の秋の庭ではなかった。]
[それから暫くして、猫はウミの足元に姿を見せる。]
おうおうソラや、お前はどこに行ってたんだい?
随分と探したのに姿が見えなくて、
外に行っちまったと思っていたよ。
まあこうして皆も無事に見つかったことだしのぉ…。
あ、いや。
弁護士さんがおらなんだな。
[視線を廻らせる途中、ネギヤの傍には小さい女の子。
はて。あの子は一体誰だったか。**]
……あ、おこった顔だ。ネギちゃんいたずらすると、すぐその顔したもん。 したよーしてるよー だってないしょだったんだもん。 ……。 だって先生たちが言ってるの、きいちゃったんだもん。 うそ、つこうって。
[だんだん尻つぼみに、声は小さくなり。ネギヤの問いかけに、不満げに唇をとがらせて、そっぽうを向いた]
……だって、ヒナ、しんじゃったんだもん。
キクちゃんにおねがいしたの。しせつでるときにね、ネギちゃんにおわかれしたげてって。ヒナ、ネギちゃんにおわかれ言うじかん、なかったからおねがいねって。ちゃんとおわかれ、した?
[少女はネギヤを見上げて首を傾げる]
あ、だれかきた!
あああどうしよどうしよ!
[庭には続々と人が増えている。
少女は慌てて、無駄にくるくる回った**]
ボタンさん、もしかしてちょっと若くなってない?
[庭の木々や遊具の若々しさにつられて錯覚。
00分になりカチッと音がした壁時計は、なるほど時を告げない。
告げないどころか、針は逆向きに進み、そのスピードを増していく]
あなただぁれ?
[庭でくるくる回る少女に気づいて瞬いた。
壁時計の長針が一周した瞬間、響いたのは学校のチャイムのような*鐘の音*]
[『おこった顔』をしていたらしいネギヤは、こちらを振り向いたときにはいつものもちもちな笑顔を浮かべている。
くるくる回る少女に、それはそのまま向けられた]
なあ、ネギっち。この家と庭って……。
[柄にもなく浮かんだファンタジーな発想を、口にする]
その子に会うために、作ったのか。
[ネギヤは、首を縦にも横にも振らない。
けれど、あんこたっぷりの大福のように満ち足りた笑顔は、彼の望みが叶ったことを表しているように思えてならない]
場所を作っただけじゃ、だめで。
時計の針を逆に回すには……懐かしい思い出を持ってるみんなの力が、必要だった。
なんて、思ったりしたんだけどな。
[小さな少女の姿は、ネギヤの丸い体の陰にすっかり収まっている]
うん、ミステリーではなくファンタジーですね。
まったく、あなたという人は。
[ 満ち足りたネギヤの顔を見れば、巻き込まれたことに対しての怒りや不満は出てこなかったが……]
[ 小さな少女には、あの時庭園で出会った女の危険な香りはしなかった。
時とともに失われていくものを持ったままの小さな少女が、ネギヤの前にいる]
俺は……いっぱいあったよ、懐かしいもん。
久々に見られて、嬉しかったな。
[ネギヤの後ろからちょっこり顔を覗かせて、どこかきらきらした眼差しを向けてくる少女。
美人弁護士によく似た彼女に、目を細めて答えた]
ああ、そうだ、これ。
わざわざ買い直したのかよ。
[呪狼カードを、ネギヤに手渡した]
[よく手入れされた庭を歩く。
猫はもう振り返らずに、先へ先へと進んでいく]
……あれ、りく? どこ?
[ずっと追いかけていたはずなのに、見失ってしまった。
躑躅の陰など覗いてみるが、いない]
さて、懐かしいのは堪能したんだが……。
[ネギヤと少女を見比べて、少し考えて]
なあ、ヒナ嬢ちゃん。
せっかくだし、みんなでちょっと遊ぼうか。
[子供の頃のやんちゃな顔で、笑った**]
ネギちゃん、どうもありがとうね。
懐かしいもの、充分見せてもらったわ。
でもそろそろ帰らないとねぇ。
お人形はどこかしら?
[もぎゅもぎゅ口を動かすネギヤを見て]
まだ足りないの?じゃあみんなで遊ぼうか。
花いちもんめか、かごめかごめかどちらがいいかしら。
[懐かしい遊び唄を口ずさむ。*]
それに。
[こうしてネギヤを囲む彼に縁のある者たち。
鮮明に思い出す記憶よりも、皆随分と歳を重ねたが
まるであの頃のままで、いつも庭から眺めた光景だ。]
ソラ。
お前も遊んでおいで。
[足元で、一回り小さくなったソラに言う。
ソラはにゃーと高い声で鳴いて、ネギヤの肩に飛び乗った]
[懐かしい庭に、懐かしい歌声が流れる。
手に手をとって、あの頃に戻って、遊ぶ。
日が暮れるまで。
そうして、お家に帰る時間になったら、
またね、と言って手を振るのだ。
心の中の、懐かしいものを忘れずにいれば。
また会える、きっと**]
[顔を出していれば目の前に屈むのは、背の高い二枚目だ]
えへへ、よかった。
[びくっとしてネギヤの後ろに隠れかけるが、なんとなく香る甘い香りにつられて笑う。
幼稚園の先生が歌を歌う]
あ、ヒナそれ知ってるよ。
かーごめかごめー
ね、おじちゃんも遊ぼう。ねこさんも。みんなで。
[小柄な庭師の手を引いた**]
[ なつかしいもののピースがはまってゆく。
男はふらふらと、その足は庭園の隅にあるところ―― 蔵へと向かった]
そうなってくると不思議なのですよね。
私は、ネギヤ先生と幼いころの記憶を共有しているわけではない。
では、私にとっての「なつかしいもの」とはいったい何なのか……。
[ それが原稿でないことも確かだ。
原稿を手に入れたのは、昨日のうちなのだから。
では一体――]
[小さな女の子に優しく微笑みかける。
こうやって幼い子供と遊ぶのも久しぶりの
ことで]
えらいなあ、ようく知ってるね。
じゃあ、一緒に歌おうか?
[懐かしい遊びと、唄と。遊び疲れて日が傾いたら皆に手を振りながら帰るのだろう。
夕焼けこやけでまた明日、と。**]
似ている、じゃなかったのね。
[本から落ちた写真。自分と、ヒナが映っていた。
であれば、ネギヤが自分たちのことを調べたのだろうと、想像するのは難しくなかった。
そうしてあの本と同じような顛末をたどって今に至る]
けど、本当にみんな、どこに行ったのかしら。
[屋敷内、いつの間にか警察もいない。
一人捜して歩き回り、廊下で立ちつくした]
[探し疲れて応接間でうたた寝をしてしまったようだ。
かしゃ、とナイフが落ちる音で目が覚める。
小さな頃の夢を見た気がした。
小さなネギヤと、ヒナと、それから彼らの友達と、大人と、みんなで遊ぶ夢。自分の記憶に無いはずのそれは、妙にリアルで混乱する]
そんなまさか、ね。
[無いはずの記憶。
なのに思い浮かべると懐かしい、暖かい記憶。なんだか消えたみんなに似ていたような気がする、だなんて]
― 蔵 ―
[ ネギヤ先生と、蔵の話をしたのはいつだったか。
古い蔵で、編集者になる前にやっていた活動を。]
……よっこいしょ、と。
[ 蔵を開く。
そこには、「おつかれさま」と声をかける人がいた。
無残な姿になっていた人である]
[少女が笑顔を向けてくれた事で、その笑みが深くなる。
そして少女は、老婆の声に合わせて歌い、庭師の手を引いて回りだし
『かごのなかのとりは
いついつでやる』
その光景を微笑ましく見守るうちに、知らず知らずのうちに小さく口ずさんでいた。
幼い頃に無くしてしまったはずの憧憬が、そこにあった**]
─ 猫 ─
[にゃあ。
首に赤いリボンをつけた子猫が鳴く。
大人しい猫はその体を撫でる手には従順で
ゴロゴロと喉を鳴らす。
その内、子猫は遊びに夢中になる輪からひょいと抜け出した。
躑躅の木の傍にもぐりこみ、引っ張り出したのはカメラだった。
うにゃうにゃとそれにじゃれ付いていると、
シャッターに爪が引っかかる。
一瞬、フラッシュが庭を照らした。*]
思い出しました。貴方、だったんですね。
[ 大学時代から、劇団を立ち上げてきたその仲間。
だが自分は、袂を分かち出版社に勤めた。一方夢を追いかけた彼らとは疎遠にはなっていたが――]
出演、お疲れ様でした。
[ 劇ではなく、裏方としてマネージャーをやっていた時と同じように、彼の横に腰掛けて]
見事だまされましたよ。
貴方だとは見抜けませんでしたから。
ですが、そのナリでネギヤ先生の代打はおかしいでしょう。綿も脂肪も足りていません。
[ 蔵の中で、二人分の笑い声が響いた]
― 現 ―
[ 気がつけば、男はひとりだった。
庭園へと顔を出せば、警察はいない。
まるで、騒ぎが起こる前のように静かだった。
何故ここにいるのか、記憶はあいまいだが。
鬼籍に足を踏み入れた旧友と出会った気がする]
……ここはネギヤ先生の……
[ そう。今日は。
噂の新作原稿を拝見する日だ**]
[庭園の光景を、女の子とネギヤを見守っていた。
以前、ネギヤが語っていた一つの話を思い出す。]
忘れられない女の子がいる…て、あの話は、
[その忘れられない子と元妻が似ていたらしく、
それが原因でか、ネギヤとは疎遠になってしまったけれど。
苦笑して一つゆるく頭を振り、庭の土を踏んだ瞬間。辺りを照らすフラッシュ。]
――あ、
[驚いた間抜け顔が写真に映りこんでしまったに違いない。
落ちこんだものまた束の間だけで。
かごめかごめの歌につられ、遊びの輪に加わった。**]
あ!いややわぁ、ネギちゃん!
もう、みんな心配したん……
[遠くにガモンやネギヤの姿を見つけて、そう声を上げかけるが
傍にいる少女に、小首を傾げる。]
ヒナ、ちゃん……?
さて、と。探さなきゃ。
グリタさんと、みんなに謝るって約束したし。
[それにはネギヤの死体を探さないと。
気合いをいれて椅子から立ち上がる。
あの本と同じならば、きっとみんな姿を現すだろう。ネギヤの書いたものだから、ひどい結末はあり得ないと信じる
かしゃりと音のするナイフを拾い上げる。
仕込みナイフであると気づくのは、もう少し先の話**]
変わらへんよ。
…ウチにとっては。
たとえヒナちゃんが何人おっても、
ウチにとってのヒナちゃんは、ヒナちゃんだけやもん。
――ヒナちゃん。
ウチは、この素敵なお屋敷で、ヒナちゃんにも、会いたいなぁ。
[かごめかごめ――唄の響く庭、
見上げた空は、繋がっているだろうか、彼女の元へ。
もう一度、再会を願って。
唄の輪に加わった。]
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