情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] 絞り込み / 発言欄へ
[境内の砂利を踏み、フユキ達に歩み寄る]
…シンヤさんが消えて…あの人が鬼だったのなら、もう、神隠しは起こらないと思っていました。
今朝、占いで見えたのは、誰かに連れられて行く、リウさんの姿。
[もう隠す必要のない手紙を、広げてみせる。『誰が鬼だか、当ててごらん』**]
まだ…鬼は、います。
ユウキ先生と、フユキ先生と、ソラさんの…三択。
[名を挙げる目の前で、舞い散る白]
私…フユキ先生は、違うって、思っています。
だって、最初から、見つけてやるって息巻いて…
ああ、でも、鬼は、
…当てて、欲しいの?
[眉根を寄せて首を振る]
手紙は、ない…?ユウキ先生。何を、おっしゃるんですか?
[左腕をさする仕草を、遠い景色のように眺め]
それはたった今、ご自分で破いて…
[風の先を追う視線に、白は捉えられず。ただ、ひっそりと咲く夕化粧の紅]
それに、生贄って、まさか。
ユウキ先生…貴方が?
「シロ」も「クロ」も…ご自分が「鬼」だから、見えたもの、ですか?
…ああ、
[胸に手を当てて息をつく]
驚いた…さっきまで持ってらした手紙のことを、忘れてしまったのかと。
私宛の手紙も、郵便受けに。
フユキ先生の手紙は、知らない間に机の上に…
まさか、
ご自分で書いておられたりは…
[首を振る]
ユウキ先生が鬼なら、シンヤさんをシロだと言えば良かった。
私を嘘つきの鬼にしてしまえば良かった。
なら、ソラさんは?…わからない。
去年、私の占いのこと、鬼のことを聞いて、とても驚いてらした。
ああ、でも、フユキ先生は、誘拐犯を見つけて、問い詰めたがって…
鬼が見つけてほしいもの
鬼は、見つけたいものがあった人。
『誰が鬼だか、当ててごらん』
かくれんぼの鬼さんが、探しにきて欲しかったのは、きっと。
[1] 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了