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可愛いって言っとけばいいってもんでもないでしょー!!
……って何するのーっ!!
私には見えないったらみーえーなーいー!!
[意地でも認めない気だ。首を無理矢理ギルとは違う方に逸らして]
……別に辛くないよ。
私の勝手だしー。
……。
ギルバート君。
いくらなんでも身体的子供は酷いんじゃないかな?
[ふるふると拳を震わせつつ]
可愛いって云われんの嫌?
[態とらしく首を傾げた]
この頑固者め。
へいへい。いーよいーよ、べっつにー。
[ぱ、と手を離して不貞腐れたように肩竦め]
そ?…ならいいんだけどさ。
ああ、だってニーナちんまいから。
身体的に、子供だろ?
[不貞腐れた顔を一転。にこり、邪気無く。]
……。
だってギルの可愛いは、背がちっこくて小さいから可愛いってことでしょ。
それで喜べるわけないじゃん!
[ぶーぶーと不満たらたらに。]
ふーんだ。
女の子を丁重に扱わないからそうなるんですー。
……私だって好きでこじんまりしてるわけじゃないもん!
ばかにするなーっ!!
[笑顔のその腹にパンチ]
可愛いの定義にそもそも「小さい」が入ってくるんだからしょーがねぇじゃん。
へいへい、機嫌直してくださいませ。お姫様。
花みたいに繊細な子なら俺だって丁寧に扱うけど?
ニーナはそういうタイプじゃないっしょ。
[けらり]
だから、別に小さいのをバカにしてるわけz――ぐぁッ!
ちょ、今のパンチ…効いた…
[お腹を押さえて呻いた]
やだ。
絶対直さない。
……私が繊細じゃないって誰もいってないじゃん!
どうするの?蘭より繊細かもしれないよ?!
[小首を傾げて問いかけ]
……絶対莫迦にしてる。
でなきゃちいさいちいさい連呼するかっ!
自業自得だよ?
[呻くギルバートに、笑顔]
あーもー。我侭っ子だな。
…言ってないけど言動からそう窺える。
…ふーん?
蘭は水のやり過ぎで根腐れ起こすのが多いんだよな。
水イコール優しい言葉として、あげるのは適度な量じゃねぇとダメだろ?
[真顔で無茶苦茶な理論を言った]
けど本当に莫迦にしてるつもりはねぇんだけど。
…からかってはいたけどさ。
うはー…厳しいお言葉。
[腹押さえたまま、苦笑した]
我侭でいいもーん。
……。
言動と人の心って別物でしょ?!
……。
私ギルから優しい言葉一つも貰ってないよ?!
根腐れどころか枯れちゃうよ?!
[真顔で首を傾げた]
……。
莫迦にしてるもからかってるも私が嫌な時点で一緒じゃん。
っていうかそんなに強く殴ってないのに。
痛がりすぎー。
はは、我侭なお姫様って形容が似合いそうだ。
あー…まぁ、其れに関してはそーだな。
…そうだっけ?
じゃ、ニーナが欲しい言葉をあげるけど。
可愛い、美人、それも綺麗になったね?…何がいい?
[にこり笑って]
はー…俺なりの愛情表現なのに…
分かった、俺が悪かったです。
そんなに嫌だったなら、ごめんな。
俺は弱いの、繊細なの。痛かったもんは痛かった。
[云いつつも、けろりとしているが]
ほら、お姫様だ私は!
カッコイイ王子様が迎えにくるに違いない!
[我侭な、は聞かないフリをした。]
……別に上っ面ばっかりでそんなこと言われても嬉しくないからいい。
人に選ばせる時点でギルはそうとは思ってないんだし。
[そんな安っぽい女じゃないわ、とかいいつつ]
……別に、滅茶苦茶嫌ってわけじゃないけど。
でもちまっこいっていうのが愛情表現ってどうかと思うなぁ。
……。
まぁ、ええと。ごめん。
今度からはもう少し力抜いて殴る。
[殴らないとは言わない。]
眼前の男たちには目ぇ向けねぇの?
待つだけがお姫様じゃねぇと思うけどなー。
[知ったかぶった]
へいへい、冗談だって。今度こそね。
けど俺、可愛いってちゃんと云ってるのに。
[後の台詞には、そりゃそうだと笑って]
えーダメ?ちまっこい。
ころころしてて響き可愛いと思うんだけどな。
…ま、そーいうなら止めとく。
其処は殴らないって云って欲しい。是非。
[笑顔]
眼前の?
……だから王子様って感じのは一人もいないじゃん。
[真顔。]
だからー。
ちっこくて可愛いはもういいってばー。
私の背があと10cm高かったら可愛くないってことだし!
……。
ほら、殴らないだなんて約束してもすぐ殴りたくなるようなこと言いそうだし。
だから言わない。
さっき理想ねぇって云ってたけど、
ニーナの理想は高そーだ…。
やだなー。
小さいばっかで俺が可愛い可愛い云うワケねぇだろ。
やっぱ話してみて面白いとか、そーいうさ。
……酷ぇ…。
…あ、ちょっと待てよ。
お前俺が優しい言葉掛けてないとか云ってたけど、
俺だって全然掛けられてねぇじゃん!
[物凄く今更だ]
そうでもないよ?
優しくてちまっこいとか言わない人ならOK!
ギルなら言いそうな気がしたもん!
……面白いと可愛いは直結しない気が。
[いいながら首を傾げて]
……そうだっけ?
ええと、ギルってかっこよくてたよりになるなぁ!
[凄くいい笑顔]
はいはい、俺以外の人ですね。
りょーかいしました。
[不貞腐れ]
…まー可愛ければ可愛いっていうのは否定しねぇけど。
あ、俺の基準は俺にすら分からねぇから。気にせずに。
なんとなく俺が可愛いと思ったら、可愛いの。
[真顔。]
…心篭ってねぇ…
[じとーと相手を見た。自分の事など棚上げだ]
ギルも言わなきゃいいじゃん!
そしたら王子様候補にしてあげるよ!一応。
……。
よくわかんない理屈だなー。
しかも何となく!
その根拠のない褒め言葉は心の篭もっていない証拠!
……こめたよ?
爪の先くらいは。
[きょと、と小首を傾げた]
…ふーん?
[納得したのかしてないのか。]
そ?単純だと思うけどな。
俺が可愛いと思ったら大きくても小さくても可愛いものは可愛い、と。
[OK?などと首傾げ]
爪の先…!
お前、それ少なすぎだろ!
ふーんって!
もっとこう、感激するとかないのか!
……まぁ、別にいいけどさ。
でも絶対私が大きかったら可愛いとは言わなかったと思う。
[まぁOKかな、と頷いて]
……じゃあ親指の先。
[OK?などと首傾げ]
爪の先…!
お前、それ少なすぎだろ!
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