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―神社の境内―
ンガムラさん…。
[消えた人の名を呼ぶ唇には、自分でのせた薄い紅。見下ろす先に、夕化粧の花]
私、誰にも言わなかったのに…。
[ポケットの中の手紙を握りしめ、祭りの会場へ向かう*]
[声をかけられ、びくり立ち止まる]
あ…フユキ先生。
[小さく首を振り]
…私の力は、弱いものです。
年に一度、お祭りの日の明け方に、たった一人を…見ることができます。
[それからフユキをまっすぐに見て]
シンヤさんが…人ではない何かに、重なって見えました。
わからないけれど、怖い、何か。
去年、ンガムラさんを見た時とは、違っていました…。
ただ、見るんです。神隠しが起こるという、祭りの明け方…きっと、何かが「繋がる」のでしょう。
[方法を問うフユキに答え]
犯人、という言い方が正しいのかどうか。
でも、シンヤさんはおそらく、神隠しを起こす側に関わっています。
…なぜ、そんなことを?
どうすれば、止められるのでしょう?
シンヤさんは…今、どこに?
リウさん。
私にもまだ、信じられません。
でも、私の見た、あれは…。
あれは、人ではないもの。
…待って。私も、聞きたいんです。シンヤさんに。
[本殿の方角へ向かうリウの、後を追う]
―神社―
[ユウキの姿に、そしてリウの視線に、少し躊躇したけれど]
…シンヤ、さん。
貴方が…それとも、あなたの側にいたあれが、皆を隠したのですか?
去年、ご自分を調べろとおっしゃったのは、どうしてですか…?
そう…ですか。
では、私が見たのは、貴方を「おに」にしているものなのですね。
私は…嘘なんて、ついていません。
真実を見るために、ンガムラさんが、私を護って下さった。
皆を隠した鬼は…シンヤさん、貴方です。
[触れるのは、唇の紅。昨年の記憶**]
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