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[血塗れの服から借りた服に着替え、村長から話があるというので集会所へ]
……。
[飛び交う言葉に俯き一人唇を噛みしめる]
[事実と推測が入り交じり時にあからさまに疑いの目が向けられながらも、見知った顔を見つけると駆け寄って]
私が発見したみたいなんです。
森に行ったんです。そこで。
でも、私、覚えてなくて…。
まさか、アンが…殺されるなんて…。
[思い出されるのは、笑顔ばかり**]
[つぶやくように]
そうですね、ちゃんと食べてあげないと。
……でも、よかった。
[腐る前に発見できて、と口に出すことはしなかった]
[髪を撫でられて、少しだけ目元が柔らかくなる。頭を下げて]
ありがとうございます、ホズミさん。
お願いします。
[出て行くホズミを見送りながら、外の日差しを見て]
この気温では、あまり持ちそうにない…。
急がないと。
[独りごちた]
[ンガムラの言葉を耳に挟み]
アンは若いから殺された…?
じゃ、栂村さんよりずっと年取ってるばーちゃんは無事かな…。
ねえ、栂村さんは村で人が殺される話は知ってる?
こういうときって、犯人って誰なのかな。
[昔、いくつも話をせがんだ時のように、軽い調子で声を掛けた]
[帰ってきたホズミに微笑むと]
ありがとうございます。
本当に、助かります。
[零れた言葉が一部耳に届き、首をかしげた]
………。
[座り込んで顔を覆って]
…わたし、もうだめだと思ってた。
だから腐る前に探し出して食べなきゃって。早くしなきゃって。
ずっと、そんなことばかり考えてた。
…そっか、そうだよね。無事かもしれない…。
[顔をあげて、ンガムラとダンケの目を見て微笑んだ]
栂村さん…ダンケさんも、ありがとう。
[ンガムラの話を真剣に聞いていたが、ホズミが帰ってきて話が途切れると]
じゃ、また続きを聞かせてくださいね。
…私、ちょっと探しに行ってみます。
[集会所を出て行った**]
[探し人を呼びながら歩いている]
どこ、行ったのかな。
[一人でいると、どんどん思考が考えたくない方へ向かってしまう。
小さい頃から見栄っ張りで、人前では強気だが誰もいないと何もできないんだねぇと困った顔をしていた探し人を思い出す]
おいていかないで…。
帰ってきて…。
[うつろな目で、民家の軒下にある漬け物壺を覗き込んでばーちゃーんと呟いている]
……?
[はたと村人たちから向けられる奇異なものを見る視線に気付き]
あ、ああ、そうか。アンを殺した犯人を捜してるんだった。
……ばーちゃーん、犯人さーん。
[考え込んだ末に、呼びかけが一つ加わった]
[歩いていたら斎場まで辿り着いたらしい。掛けられた声に振り返り、誰か確認すると駆け寄り]
ホズミさん…!
……?
[そっと目元に手を伸ばし触れようとして躊躇い、問いかけるだけにとどめた]
…何かあったんですか。
[打ち明けられた涙の理由に気まずい顔をするが、すぐに浮かんだ疑問を口にするまいか悩んでいるうちに手を取られる]
犯人、ですか。
この村にいるんですよね…。
[みんなの顔を思い浮かべてみる]
…ホズミさんは?
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