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[集会場内の不穏な気配に、少しでも守ろうと、寄り添うアンとイマリのそばに立つ]
…なにかしらね。
[ひらりと舞う*白い紙が見えた気がした*]
[静かに一連の騒動を見ていたことに、気が付いた。
ネギヤが忽然と消え、残されたのは金平糖と怪しげな手紙。
ペケレの動揺。
あらたに現れる人々。
おびえる生徒に、何か安心させるような気休めを言うでもなく、ぼんやりとしていた]
──ああ。駐在さんはいらっしゃらないんですね。
[まるで用務員さんは来ないですね、と言うときのような冷静な口調で、ぽつりと呟いて、ため息を一つ]
[集会場の片づけの手伝いなどがあれば、淡々とこなして一段落した頃]
永嶋さんも落ち着かれたようですね。
私もそろそろおいとまいたします。
萩原さんも、金田さんも、おうちに帰りましょう。
何もせず、すいません。
[エビコや集会場に残る人々に暇を告げ、残っている生徒がいれば声を掛け送ろうとする]
あ──。
先ほどの木刀を持った方、確か吉野さんでしたか──あの方のお住まいはどちらでしょうか?
これを落とされたようです。帰りに、お届けをしようかと。
[集会場から出る前に、ポケットから、飾り気のない白いハンカチを取り出し、その場にいる人に質問した]
─村道─
変な雲行き。
[自転車を手で押しながら歩く。
神隠しのことは自分からは話題にしない。
麦わら帽子は、大きな鞄と一緒にかごの中。
空を見上げてぽつり]
雨もやんだけれど、いつ降ってくるか分からないわね。
[取り乱すことはないけれど、どこか思い悩むような]
なるべく、家に居た方が──
[言い掛けて首を横に振る。
いつもの教師の口調で続ける]
今日から夏休みだものね。楽しんでちょうだい。
でも、宿題はやること。
あーあー。
先生は明日も学校です。林間学校の写真、決めないとね。
[片手で自分の頬を*気合いを入れるように叩いた*]
じゃあ。先生はこっちだから、またね。
[1人になれば自転車に乗り思案顔]
─駐在所─
ごめんくださーい。
[駐在所の入り口から声を掛ける]
あの…集会場で──
[出てきた初老の駐在に、苦笑いをしながら、ネギヤに届いた手紙、そして神隠しの顛末を説明する]
ネギヤさんも無事だとは思いますが、最近こんな調子ですし、駐在さんが顔を出していただければ、安心すると思うんです。
おねがいします。
[ちりんちりんとベルを鳴らしながら、集会場に向かう駐在を見送り、今度は自転車を押しながら歩いている]
神隠し…。
本当に反対派のやったことだとしたら、種も仕掛けも無いし、すごいわね。
現実的に考えると、賛成派が反対派の評判を下げようと偽装?
ネギヤさん本人が協力するなら、出来ないことはないのかしら。
[どう考えても無茶な気がしたが]
吉野さんは本当に賛成派なのかしら…?
ニュータウン賛成は、理を持って説明できそうなものなのに…。かえって逆効果なのではないかしら。それに…子供達の前であんなことするなんて、信じられないわね。
[思考をまとめるように*呟いている*]
利権争いなら荒事は珍しくないけど…この村だと賛成派の方が優勢みたいだけど。
それに、賛成派が神隠しなんて騒ぎ立てて、何か利益があるのかしら。
やめましょ。考えても答えは出ないわ。
駐在さんも集会場に行ってくれたし、ネギヤさんの冗談なら、大事になる前に出てくるでしょう。
[頭を振って思考を終えると、その日は自宅に戻った]
─翌朝・自宅─
[夢も見ずよく眠り、快適な目覚めを迎える。
いつもの習慣で窓際に水を置き、挨拶をした。
身繕いの後、押入の天袋から大きな行李をおろして思案]
大きなつづらと小さなつづら。どちらがいいかしら。
[中から袱紗にくるまれた細長いものをとり出し、黒い鞄に仕舞い。そうして学校へ向かう]
─校庭─
7月22日 8時42分 気温24度 湿度0%
今日も暑くなりそうね。
[百葉箱を開き、気温と湿度を書き込み、昨日の記録に目を止めた]
7月21日 15時28分 気温28.5度。湿度──0%
雨が降ったのは16時頃だったわよね。
でも、集会場はここから10分も掛からないのに。
[思い出してみれば、昨日集会場に行く前に覗いたときも、湿度は0を指していた]
おはようございます。
[気を取り直し、職員室に入ったザクロの耳に入ったのは、まだネギヤは戻らず、神隠しの噂は村中に広まっているという事だった]
祟り、神隠し…─。昔から、いわれがあるんですか。
[職員室の静かなざわめきの中*机の上のノートを開く*]
これじゃ補習になってない。
[赤点を取った生徒の提出物のノートをぱたりととじて、ため息]
そうだ、林間学校の写真。
[上に載っていた1つの封筒を取り上げる]
ペケレさんのところに行ってきますね。
[麦わら帽子を被り、自転車にのり、写真屋ペケレへ向かう]
─写真屋ペケレ─
……居ないようです。
[電気が消えた店内を見て、肩を落とす]
どうしようかしら。
[封筒を団扇代わりにしながら思案。
腕や足にじりじりと太陽の熱を感じる]
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