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[そのままぼんやりと岸に佇んでいたが、
いつしか太鼓の音が消えたのに気がつく。
水上を見れば本土へ戻る手漕ぎ舟がいくつか。]
あれ、もう本土にもどんのかい。
いいのかね、あっちにいる連中は残ってて…
なくなっちまうぞ。舟。
先生とか絶対わかってねえだろうなあ。
エビコさんとか、ばあさん大丈夫なんかな。
うちの殺したって死なねえのとは、違かろうし。
一応聞いてくっかな。
[一艘の舟に確保する意味で上着をかけようとするが、
先ほどの全裸少年に投げたのを思い出し]
あぁ、ねえや。涼しいわけだ。
…これで全部持ってかれたらあたしゃしらねえよ。
[めんどくせえなあ、とかぼやきながら宿舎へ向かう。
途中でギンスイを見かけると、
軽く手を挙げて挨拶をする]
[宿舎に着くと]
おおい、舟どんどんでてっぞ。
今年はなんかみんな戻るのがはええ。
先生とか、全裸少年とかはこっちいてていいのかい。
わけえのとか、エビコさんとかも戻るつもりなら
早くしねえとあいつら容赦ねえから舟なくなっぞ。
…ああ、ありゃ、もうねえかな…
[窓から日の沈む岸の方をまぶしそうに見、
新たに島を出る舟を*見て*]
…ん?そういやあ湿ってねえな…。
てえか最初からあいつ濡れてもなかったような…。
…どんだけ天日に干されてたんだよ。
今日が祭でよかったなぁ、おい。
[猫のような浴衣の少年の行動を見ながら、話しかけるでもなく]
[神社に行くかというマシロの問いに
本人がいなくなってから]
ま、いかなきゃ何のために
島に残ったんだかわかんねえわな。
[カルメ焼きを取り、茶と一緒にもそもそ食べる]
神男ねぎやん様の前で食って見せてやろうかねえ。
[あまり本気そうではない]
[すぐに後を追いかける、という風でもない]
[プレーチェとイマリが外に出そうなのを見ると]
ほれ、いくならとっとと出ろ。
全員出たら電気消しちまうぞ。
松明やら花火やらお月様を見る
邪魔になっちゃあいけねえからな。
まあ、帰るのに玄関口くれえは
つけといたほうがいいだろうかね。
[そう言って口だけで二人を追いたてて、
自分ものろのろと外に出る]
[外に出ると、首をぐうっと上げ丸めていた背を伸ばし、
半ば伸びをするように空を見る]
[と、三つの月が目に入る]
今日はまたいっそうお美しうございますなぁ。
[口調は冗談めかして]
[一足遅れて境内に現れる]
はいよ、さっきぶり。
ねぎやん様はお疲れさんだなぁ。
お。
[ネギヤをまともに見て感想を言う前に
花火の音に振り返り、花火と月を見る]
[細めた目は少し不機嫌そうにみえるかもしれないし、
単によく見ようと細めただけに見えるかもしれない]
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