なあピエトロ、おまえ俺の借金断るとき、分相応の生活しろって言ったよな?
自分ちも苦しいからって言ったよな?それが何だい、別荘に大型テレビ……
[歩きながら口にするのは、そこにはいないネギヤの父の名]
いや、それだけならまだ仕方ねえ。
許せねえのは、こっそりお宝の扉を開けようとしたことだ。
俺らを殺そうとしたってのは、そういうことだろ。
ネギヤの独断か?おまえの差し金か?どっちにしろ、あれだけには手をつけないって、みんなで約束したのに……
だったら、俺が同じことをして何が悪い?
[ぶつぶつと恨みがましく呟くおっさんは、背後の少女に気付かない**]