[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
なぁ、私ら、二人で呼び出されたよな……?
[あの日の記憶が、ちらちらと脳裏に蘇ってくる。
何を話したのかを思い出そうとすると、頭の奥が痛んだ]
もしかしたら、医者っつーよりアレで来たのかもしれない。
宇宙実験したいって論文出したことあるんだよ。冗談半分で。
おまえさ、もしかして怖がってる?
[ヨシアキの口調はどことなく重く感じられた。
からかいの笑いを浮かべようとした所で、“アン”と呼ぶ声が聞こえて]
なんでまた、アンが。
偶然にしては――。
[見回り係ばかりがここにいることに気付き、顔をこわばらせた]
[学んできた分、今の状況が酷いことは分かっている。だからこそ、]
怖がって…?ンなはずねェだろ。
[軽く笑い飛ばす。単に、笑われまいとする意地の問題かもしれないが]
あァ、そうか…。ここにいる3人とも…。
確かに出来すぎだァな…。
捜せば、まだ他の奴らもいンのか?
…なァ、アン。オマエは誰かに会ってねェのか?
[問いかけにも、微かにアンは首を横に振るのみで]
そォか。てっきり、クルミや森山もいンだと、思ってたが。
まだ、会えてねェだけか…?
…あァでも、少なからずアイツはいねェか。
自分から窮地に飛び込むはず、ねェもンなァ。
[名前を口に出そうとすれば、また頭痛に襲われた]
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ