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(―――ロッカ、
[声が聞こえました
わたしがずっと聞きたくて仕方のない声です
かみさまの、あの、声です
ひろくんたちの後ろに、かみさまがいるように見えました
伸ばされた手が、わたしの頭を撫でてくれたような気がしました]
(―――ロッカ、)
[声が聞こえました
わたしがずっと聞きたくて仕方のない声です
かみさまの、あの、声です
ひろくんたちの後ろに、かみさまがいるように見えました
伸ばされた手が、わたしの頭を撫でてくれたような気がしました]
―とある見舞客の話―
六花っ!!
[病室に入るなり、俺は叫んで彼女へ駆け寄った。
見覚えのある椅子、装置、そこに薬もセットされている。
彼女は眠っているように見えた。
抱きしめたら、暖かい。まだ生きてる。彼女の左腕に刺さっている注射器を乱暴に引き抜いた。]
死ぬな……、死ぬなよ。勝手に死ぬなよ。
俺の事、忘れてもいいから。全部忘れちゃってもいいから、死ぬなっ……傍にいてくれよっ……!
[謝る声も聞かず、ただ抱きしめる。脈が弱くなってるのを感じた。
予想外の人からの連絡に嫌な予感がして、急いで来たのに。
あの人の時と同じで、俺は何も出来なかった。
悲しくて、情けなくて、悔しくて、涙が出る。
その時、六花の目が薄く開いた。]
六花……!
[間に合ったんだ、そう思ったけど。
彼女の唇が紡いだのは、あの人の名前だった。
それに少しの落胆と、嫉妬を覚えた事は否定しない。
それから、彼女は嬉しそうに、
幸せそうに笑って、そして、
俺の腕の中で、眠りについた。*]
/*
中の人の視点では、色々な裏話とかそういうあれこれがあるけれど、言葉で語るには無粋かなと思いました。
言葉にしたい気持ちはあるんですけどね。
/*
裏話ってほどの話でもないな。
それと、どっかで書いたかもわからないけど、イメージソングはなんとなくバンプの「花の名」でした。
名前も六の花だったしね。
http://www.youtube.com/watch?v=jDzPh3xlDiA
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