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死者……。
[帆澄と同じ言葉を繰り返す。]
私たちが、今、セイジ君たちの姿が見えないのと、先生が今も見えることに意味はあるんでしょうか……?
壷屋さんですか……?
先生が持って歩くにはちょっと重そうですよ。
[冗談を真顔で受け止めて、首を傾げた。]
私は先生が死者を見ることが出来るのは、皆を導く為なのかなと思ってました。
私達みんな死んでいて、先生だけが私達が見えるんじゃないかって。
なんとなく。
まだ皆が見えるんですよね。
皆、彼岸へ行かずここにいるのはなぜなんでしょう……?
私たちを、待ってるんでしょうか?
[困ったように、どこか不安げに揺らいだ瞳が、最後の言葉に見開かれる。]
天……罰?
遺体は見つからないけど……皆が、死んでいると言うのは何となく、判ります。
死の理由も思い出せないんですけど、涙を流した記憶がある。
[白い百合と、鯨幕の記憶も。]
で、死んだはずの人が戻って来た理由の一端も、思い当たることがあって……。
[俯くプレーチェをちらりと見、陰り始めた窓の外を見る。
そろそろ月が昇る頃だろうか。]
先生は、非現実的だって笑うかもしれないけど。
誰かが、願ったからじゃないかなって。
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