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[セイジの口からアンはトイレに行ったと聞き、安心する]
あ、そうですか。そうですよね・・・うん。
[この状況で一人でトイレに行くか?などの疑問は頭が受け付けないようで
自分を納得させつつ、怯えながら教室の中に足を踏み入れ、しばらく教室の様子を伺っているとセイジがなにか呟いたのが聞こえて]
・・・先輩?どうかしましたか・・・?
[何気なくたずねた]
んー、ぼくには聞こえませんでしたけど・・・末次先輩なら分かるんじゃないですか?耳いいらしいですし。
[猫の誤解をまだ引きずってセイジに返答する。
その後あちこちに視線を移すセイジに釣られてキョロキョロと教室を見回している。なぜか窓のほうは見ようとしないが]
[セイジの相槌に]
みたいですよ。ぼくに聞こえない猫の鳴き声とかはっきり聞き取れてるみたいですし・・・
[みんなが窓にドンドン近づいていく中、一人入り口に近い所で様子を見ている]
[みんなすごいなー。と思いながら窓から出来るだけ離れた位置に立っている。
窓を覗いている部長の様子が少しおかしくなった気がして首をかしげた。
怖くて近づけはしないのだけど]
[先輩たちの様子に何かが起きていることだけを理解する。
嫌な予感、大変な事が起きている・・・自分も行かなければ・・・窓の近くに・・・助けなければ・・・そう思うのだが・・・]
ぁ・・・
[思いに反して半歩ほど後ずさり壁にぶつかる。
怖い・・・怖い・・・怖い―――]
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