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ほうやな。ほうやったら、いいな。
消えた皆も、無事見つけて……
皆で下校しよう、な。
[ヨシアキの言葉に、神妙に、強く頷き]
ん。少し、この辺で休むか。
ほら、ナオも、ちょっこし座ってたらどうや。
[ナオの手を握り、もう片手で背を支えて、理科室の前から見える程近い階段へと歩いていく。一番下の段にナオを座らせ、その隣に己も腰掛けて]
そやな、それが、一番ええ
[そうは、思うけれど
一番の願いかというと、違う気がする
でも、それを言うときっと
ダメになる気がするから
だから、ただ頷いた]
言葉にしたら、か…――――
[ナオを運ぶ様子に、後ろからついて行く
少し離れた所に、自分も腰かけた]
言葉。そういえば、言霊ってあるさかいな。
言葉には魂が、力が宿る。
ほやさけ、いい事言ったらいい事が起こるし、悪い事言ったら悪い事が起こる、って。
[ヨシアキが座る様子を見やりつつ言う。ふと思い出したように携帯を取り出してみたが、やはり使い物にはならないようだった。電波が入らないどころか、電源も入らなかった。ふう、と息を吐き]
[みんなが腰掛ける。
みんな、疲れてきている・・・
自分は何をしているんだろう・・・
みんなが諦めずにドアを叩いていた時
みんなが部長を助けようとしていた時
自分は何をしていたんだろう・・・
答えは明白だ
なにもしていない
ぼくは・・・
ヨシアキとの会話を思い出す。
怖がってるだけじゃ・・・何にもならない]
[次、また・・・なにか起きたら・・・その時は・・・]
[周りの話は耳に入ってなかったかも知れない。
ただ一人で、何かを決めたようにほっぺたを軽く叩いた]
そうか、良い事が起こるんか…―――
なら、言葉にしてみようかの
マシロ、お前だけは、俺が…―――
[ここで言葉にする勇気は、なかった
これだから、俺は誰も救えないのか]
[ヨシアキが喋るのに、其方を見やり。
ぱちりと瞬く。お前だけは、俺が。ヨシアキの言葉は半ばで途切れたが――その続きは、何を言わんとしたのかは、なんとなく察せられてしまって]
……何や、言いたい事があるならはっきり……
や、いいわ。言わんときまっし。
[懐中電灯の明かりを消しつつ、顔を正面に向け逸らした。少しの間、黙っていた後]
……だら。
[聞こえるか聞こえないかの声で、ぽつりと呟いた]
…――――
[聞こえるか聞こえないかの、小さな声
マシロが何かを言った事は、わかって
そして、聞きとれなかったとしても
なんとなく、何が言いたいのかはわかるから]
すまん…――――
[こちらも、小さく謝って
少し考えた後、深く息を吐いた
何かが起こっていて、それはとても危険な事で
そして、それは確実に、自分達に振りかかる
だからこそ、今の願いは、口に出すべきで]
マシロ、ちょっと付き合えや
[立ちあがって、声を出した]
[手の内の懐中電灯を見下ろし、くるくると軽く回しながら、ヨシアキの小さな声を聞いて。ややあって、はっきりとした声がかけられれば]
ん。いいうぇ。
[短く了承を返し、此方も立ち上がった]
[何処でもいい、近くの教室に入ろう
もう、教室に七不思議はないだろうし
たぶん、大丈夫だと思うから
それに、今から俺が口にする事は
きっと、正しい事ではないのだから
何処かに入ったら、振りむいて
マシロが来るのを待ってから]
出来るだけ離れん方がいいのは、わかる
やけど、やっぱし
ナオがおる所じゃ、よう言わん
[改めて、となると
やはり、言葉が出にくくなるもので
前振りが、もどかしく思えてくるけれど]
・・・?
[ぼくは・・・ここにいたほうがいいかな。結島先輩を一人に出来ないもんね
黙ってナオの近くに腰掛けて二人を見送った
でも・・・どうしたんだろ?]
言霊とか言うのが、力になるなら
自分の願いが、形になるなら
他がどうでもええとは、言わんけど
他の誰かより、マシロに無事でいて欲しい
だから、言葉にしてみよう思う
[恐怖が背中を押している事は、わかる
普通の状況なら、きっと言わないままで
なんとなく、今の状況を続けたかもしれない
勇気なんて物は、元々持っていないのだ
この状況を利用するような
そんな自分に、嫌悪感すら抱くけれど]
皆守る、とはもう言わん
何度も口にして、叶わんかった
だから、一番守りたいもんだけ
だから、一番大事にしたいもんだけ
手が短くて、いざと言う時届かないなら
届く所に、お前におって欲しい
[まどろっこしい
自分が何を言いたいのか、わからなくなる
そうじゃない、真っすぐ言えばいいんだ]
何がいいたいかっつーと、やな
[一度大きく息を吐いて、大きく吸って
三秒止めて、また吐く
吐き終わった所で、マシロの目を見た]
俺、お前の事好きや
いつからかわからんけど、だいぶ前から
こんな状況やからこそ
お前の事だけ、守らせてくれんやろか
[やっと、言えた
言葉にしてしまったら、一気に力が抜けて
へたり込みそうになったけれど、こらえた]
[場を離れる前に、階段の方を一瞥した。タカハルがナオの隣に座る様子を見れば頷き、ヨシアキの後について歩き始める。近くの教室に入り込み]
……
[暗がりの中、ヨシアキの姿を見る。それから、紡がれる言葉を黙って聞いていた。視線は逸らさずに。声が途切れた後、暫くの間――数分にも思えたが、十数秒、精々数十秒の事だっただろう――沈黙を置いて]
――だら。
[まず、その一言だけを、また口にした]
こんなん、アレやろ。
死亡フラグやろ。
読者やらプレイヤーやらが、笑うとこやないのにと思いつつちょっと笑って和んじゃうようなとこやぞ、これ。
[早口に冗談を並べ語る。手にした懐中電灯を消したせいもあって、慣れた目でも暗い室内。故に見えはしなかっただろうが――少女の頬は幾分赤くなっていた]
私は……
[長く感じた沈黙は、息苦しさすら産んだが
続いた言葉に、幾分か胸が軽くなった]
死亡フラグ、かの
俺は、死んでからじゃあかんと思ったんやが
[早口の冗談は、いつもと違う感覚がしたけど
懐中電灯が消えているからこそ
その顔が見えず、気持ちもわかりにくく
せめて目は逸らすまいと、マシロを見ていた]
……私も。
ヨシアキが好きなんやと、思う。
[そう、常とは違う、静かで引っ込みがちな声で言った。
少女は、ヨシアキの事を好きだと考えた事はなかった。あくまで大切な友人として、見ていた。好きだと思う相手は、他にいた。――担任である、ライデン。禁じられた、それを置いても一方的な思いだと知りながら、淡い恋心を抱いていた。
だが。
ヨシアキと共にいて、時折、常ならぬ感覚が生じる事があった。それが何かは、気が付かないでいたけれど。あるいは、気付かない振りで、誤魔化していたけれど。それは、間違いなく。
今こうして思いを伝えられて、少女は初めて正面から己の内に向き合い、自覚した。ヨシアキを好きだと思う気持ちを、認めた。――ライデンへの思いが、恋愛ごっことでもいうべき、淡く儚い青春の産物だった事も。
一呼吸置いてから、また口を開き]
守る、なんて言うなら……
遠慮なく守って貰うじ?
やけど……やからこそ。
ヨシアキも、気を付けまっし。
消えるなんて、許さんぞいよ。
[ヨシアキの選択を否定する事はしない。
切り捨てたのではなく選んだのだと、その上で当人も悩んだのだろうと、知っているから。己がそのような選択をしないとは言えなかったから。――その選択に、嬉しさを感じてしまったから。
代わりに言い聞かせるような言葉を、その姿をじっと見据えながら続けた]
っ…――――
[マシロの返事は、純粋に嬉しくて
こんな状況であるのに、心が躍ってしまい
そんな自分自身を、恥じる心があった
だから、出そうになった言葉を一度飲み込み
続く言葉を、黙って聞いていた]
消えやせん
最後の最後まで、傍におるよ
それが、あとどのくらいの時間か
俺には、わからんけど
少しでも長く、一瞬でも多く
マシロの傍に、おりたいんよ
不謹慎かも、しらんけど
[ヨシアキの言葉を聞けば、ふ、と笑って]
そうしまっしま。
私も、気を付けるさかい。
離れんようにするさかい。
……全く、堂々と恥ずかしい事言うやっちゃ。
今に始まった事やないけどな。
[その続きには少しく目を逸らしつつ]
一緒に、無事に学校出んとな。
[改めて願いを口し]
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