113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/19(水) 23:59:15
[部屋の中から、返事は無い。
しかし何故か、酷い胸騒ぎがして]
…イェンニ?
いるのか?
[ここにいるような気がして、呼びかける]
(49) 2013/06/20(木) 00:00:55[廊下]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/20 00:07)
[>>49呼ばれる名前、それは確かに自分のもので。
よく聞きなれた、私の名前]
………あ、 ──、
[思わず答えようとして、小さく声を出してしまった。
ユノラフの耳に届いても、それは聞いたことのないような、しわがれた声。
ああ、もうおしまいだ。]
う、ぅ………、こ ない で
[諦めて、拒絶の姿勢。]
(50) 2013/06/20(木) 00:07:44[クレストの部屋で篭城]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/20(木) 00:11:46
[部屋の中から聞こえる、しわがれた拒絶の声>>50]
イェンニ?
どうした、何かあったのか?
[ただ事ではない。
ドンドンと強く扉を叩き、ノブを回すが、錠がかかっているのかガチャガチャと鳴るばかり]
(51) 2013/06/20(木) 00:59:21[廊下]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/20 01:03)
[あのしわがれた声は、イェンニのものとは似ても似つかないのに、ここにイェンニがいると感じるのは何故なのか。
鍵の掛かった扉に何度か体当たりをすれば、敢えなく開いて、
雨風の吹き荒ぶ部屋の中に転がり込んだ]
(52) 2013/06/20(木) 01:08:14[廊下]
なんでも ない から
[こないで。
あけないで。
>>51鍵の掛かるドアが軋んで音を立てる。
ドンドンと、それは断罪の時を告げるようで。
ガチャガチャと、それはリミットを告げる時計のようで。
部屋の隅で、がたがたと震えながらドアが
開かない様にとそればかりを考える]
どこかへ、行って、お願い……
[あのドアが開いた時。
ユノラフはこの姿を見て、どんな反応を示すだろう。
考えなくても分かるそれが、ただただ怖かった]
(53) 2013/06/20(木) 01:09:43[クレストの部屋で篭城]
[>>52祈りむなしく開くドア。
転がりこむ躯体。]
あぁ、あ あ
やだ、いや いや……!
[ベッドから雨に濡れたシーツを引っ張って体を隠そうとしても、全てが隠しきれるわけでもない。]
みないで、出て行って、こんな──っ
[じりじりと、後退してももう後ろは壁で。
こちらを見るであろうユノラフの反応を、
何も見ないように、何も聞かないように。
小さく体を丸め、目を閉じて、耳を塞いだ。]
(54) 2013/06/20(木) 01:16:29[クレストの部屋で篭城]
イェン、ニ…?
[部屋の隅で震えるそれ>>53を見て、男は一瞬目を見開き、すぐに眉尻を下げる。
――黒い鱗に覆われた、ひとのものではない、そのからだ。
シーツを引っ張り、体を隠して後ろに下がろうとする“彼女”>>54のところに。
少しづつ少しづつ。
怯えさせないように、近づいていき]
…どうした?
[いつもと変わらぬ口調で、その頭をぽふりと撫でる]
(55) 2013/06/20(木) 01:25:13[廊下]
[>>55名前を呼ばれた。見られた。見られてしまった。
きっと絶望と拒絶、恐怖の感情を抱いただろうか。
無理も無い、村の誰もが知るイェンニは
今ここにはいない。
居るのはただの化け物、悪魔。
そっと近づく気配。
やめて、こないで、わたしを殺すのでしょう、嫌よ、嫌、お願い殺さないで、殺さないで、殺さないで、殺さ──]
ひっ、………
(56) 2013/06/20(木) 01:34:53[クレストの部屋で篭城]
……── ?
[降って来た声は罵倒や怒号ではなく、優しい声。
凶器を持たないその手は、首を絞めるでもなく、
殴りつけるでもなく。
優しく、頭に触れて。]
どうして 、
[あなたは、わたしをころさないの?
ユノラフの問いに、問い返す形になっただろうか。
シーツに隠した顔は、赤い目をぎょろりと瞠り、
ただ驚きに固まった]
(57) 2013/06/20(木) 01:36:31[クレストの部屋で篭城]
[どうしてこれがイェンニだと思ったのか、男にも分からない。
イェンニとは似ても似つかない鱗の化け物にしか見えないのに、何故だか酷く愛おしい存在に思えて。
――同時に、イェンニだと確信していた]
[どうして?
そう問いかける、彼女の赤い目が自分を見つめる>>57]
…そりゃあ
イェンニが怯えて震えていたら、心配にもなるさ。
[大丈夫。怯えないで。
驚きで固まっているその体を、抱きしめる]
(58) 2013/06/20(木) 01:53:25[クレストの部屋]
ごめんな。
もっと早くに気づいていれば、こんな思いをさせずに済んだのに。
…独りで、辛かったよなあ。
[イェンニの背に回る腕に、自然と力が籠もった**]
(59) 2013/06/20(木) 02:10:07[クレストの部屋]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/20 02:11)
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/20(木) 02:14:30
[どうしてこの人は、今のわたしを見て、
そんな風に居られるの]
わたし、は ナッキ、なのよ
[みんなが殺したがってるはずなのに。
それとも、これから殺すのかしら。
逃げなきゃ、早く、ここから。]
……はなして、 はな……し……
ふ、ぅ う……
[でも、この醜い体を優しく包む腕を
引き剥がす事ができず、咽び泣く]
(60) 2013/06/20(木) 02:17:52[クレストの部屋で篭城]
[>>59
もっと早くに気づかれていたら
こんな姿になる前に
殺してくれたのかしら]**
(61) 2013/06/20(木) 02:20:52[クレストの部屋で篭城]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/20(木) 02:27:55
―大部屋―
[ユノラフが出て行くと、荒れた部屋でニルスは何かを探し出す。
時折、割れた壺の破片を靴で踏んでは不快な音が鳴り響いた。
そして目当ての物を見つければ、それを拾い上げジャケットの胸ポケットにしまい込む]
誰かを信じ、愛し、馴れ合うだけのゲームはもうお終いだ…。
[積み上げられた積み木は崩すためにある。これが最後の、玩具遊び。最後にユノラフが呟き残した言葉>>23を思い返しながら、床に落ちた破片を踏みゆっくりとドアへと向かう]
…分からないんじゃない。
僕は“それ”を捨てたんだよ、ユノラフ。
[もう部屋には居ない、彼にそう返してニルスは部屋を出た]
(62) 2013/06/20(木) 09:05:44[大広間]
─クレストの部屋─
それでも。
[自分はナッキだと告げる>>60悲痛な声。離してともがく体。
彼女の耳元で、諭すように語りかける]
…それでも、
どれだけ姿が変わっても、
正体が何であっても、
イェンニは、イェンニだ。
君の寂しさを埋めるには、俺じゃ足りないかもしれないが
俺は――
君の傍にいたい。
(63) 2013/06/20(木) 09:12:57[クレストの部屋]
[抱きしめる腕の力を緩め、イェンニの頬を流れる涙を拭う。
変わり果てた姿に、もう永くはないのかもしれないと思いながらも、それでも彼女の命が在る限りは共にいたいと――
そしてもし。
彼女が死を望むのであれば、その命を受け止め、背負いたいと――
鱗に覆われた額に、唇を落とす]
[扉の向こうに人影が見えたのは、その頃だっただろうか]
(64) 2013/06/20(木) 09:13:19[クレストの部屋]
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/20(木) 09:15:54
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/20(木) 09:18:07
―回想・過去の記憶―
[それはまだニルスが一桁ほどの年の頃。彼は小さな手を母にひかれながら夏至祭へと来ていた。
彼の母はこの国の出身ではない異国の民だったが、この夏至祭がとても大好きでよくニルスを連れては共に祭りを楽しんでいた。
彼もそんな母が大好きで、まるで同い年の子供のように花冠を被りはしゃぐ母の姿を笑ったり、大きなコッコを二人で眺めるこの瞬間がとても幸せだった。
その幸せな時も束の間。
祭りから帰る時、母の顔はどこか暗かった。
その理由はニルスも今なら理解出来るが、母は父――彼女の夫――から度重なる暴力を受けていたのだ]
(65) 2013/06/20(木) 09:27:17[大広間→クレストの部屋]
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