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[こちらへ視線を移したデンゴがしょんぼりするのを見て、頭を撫で]
うん。見えないんだ。
私も見えれば2人でデンゴ君が見えてる物がなんなのか一緒に悩めたのにね。
ぼんやりとかー。
デンゴ君のお母さんが心配して見に来たのかな?
それともジュンタがまだ近くにいてくれるのかな?
[にこり微笑んでもどかしそうにしている少年の気を紛らわそうと]
ほら。また雪が空に戻っていくよ。
[外を指さし、彼が消えてから1日が過ぎたんだ…。そう思いながら窓の外へと視線を送る。]
[ふいに声を上げたデンゴを見れば何かを目で追っていて、目線が自分の顔でとまる。
首を傾げれば、頬に何かが触れた気がする。
自分の気のせいなのかなんなのか。
頬に手を当て不思議そうな顔をして]
見えないけど…何かが触れた気がした…。
[ぽつり呟いた。]
そうかも、な…
[母親が側にいるのか、それとも消えたジュンタが…
ミナツにうん、と頷いて、言われるままに外を見た。
降り積もる雪。
また、同じ今日の始まり。
でも、昨日とは違う今日。
時は同じ時間を繰り返すも、そこから先は別の時間]
…かーちゃんじゃ、ない。
[きっと、あれは。
心の中では答えは出ていたが、どう言っていいかわからずに
うん、と頷いた]
…ぁ。
[指摘に、たはは…と情けない笑み]
流石に、女の子が喜ぶようなおしゃれなカフェとかはあまり…
[くしゃくしゃと髪をかきながら。]
うん、君の好きな店でいいよ。
[ぽつり呟くミナツの言葉に
鼻の下を人差し指でこすりながら。
うん、と小さく頷くも…]
…!?!?
[ふわりとまたミナツにさらに近づいたモヤモヤに
パッチリ目を丸くした。
何度か瞬きをして、何となく何かを想像して]
オレ、イマリんとこ、行ってみる。
おっさんも、調子悪そうだったし。
[ミナツを見て言うと、外に出ようと玄関へ体を向けた]
[隣にいるデンゴがぽつり呟く言葉が耳に入るもただ聞くだけで、頷くのを見てなんとなくデンゴが思っている事がわかったような気がして]
デンゴ君のお母さんにもジュンタにも早く帰ってきてもらわないとね。
[デンゴの母は元の世界に戻ればきっとそこにいるのだろう。でも、この世界で消えてしまったジュンタは元の世界でまた会うことができるのだろうか。]
そこまではアンちゃん、教えてくれなかったなぁ…。
[ぽつり呟き、ぎゅっと手に力を込める。]
[彼の情けない笑みに、あわせて笑う]
別に、オシャレ、とかじゃないんです。
ええと、駅前…というより、
ちょっとこっち寄りなんですけど。
"snow"っていう、喫茶店知りません?
[首を傾げ]
小奇麗だったりはしないんですけど、
落ち着く、良いお店なんです。
[口の前で、両手を組んだ]
[こくりと頷いた少年が何かに驚いた顔をしたのに首を傾げる。
ふいに立ち上がったデンゴが行くというのを聞いて、イマリとの電話を思い出し、なんとなく行くのは躊躇われたけれど]
じゃあ。私もいこうかな。
デンゴ君待って!
[玄関へと向かい始めた少年の後を慌てて追う。]
ぁ。
あー、あの店?
場所は分かるけど入った事ないなぁ。
普段は向かいの牛丼屋とかで済ますしさ。
[コンビニを出て、雪舞う道を歩きはじめ…]
そんな良い店なら、いっときゃよかったなぁ。
[玄関で靴を履いて、追ってくるミナツを少し待った。
玄関の扉を開けば冷たい空気が流れ込んできて]
さみー…っ
[肩をすくめてミナツを振り返った]
イマリもおっさんも、コンビニにいたんだ。
[まだ、いるかどうかはわからないけど。
とりあえずそこへ向かおうと口を開いた]
[向かいの牛丼屋、と聞けばくすくす笑う]
そうそう、其処です、其処。
牛丼って……。
ちゃあんとバランス取れた食事、してます?
[コンビニを出る彼に続き、自分も外へ]
いいじゃないですか、
これから一緒に行くんですから
[彼の隣へ、寄り添う様に歩き。
空へと還り始める雪を見上げた。]
[玄関まで行くもはたりと思いだし、部屋へ戻ってジュンタの携帯もポケットへ入れる。]
ごめんごめん。
[慌てて靴を履き、扉を開ければ寒いと呟くデンゴ。]
ほんと寒いね…。
[ぶるっと身震いをして、少年の前に屈み、自分のマフラーを巻いてやり]
ほら。これで少しは暖かいでしょ?
[にこりと微笑む。]
コンビニかぁ。じゃあ、行ってみようか?
[こくりと頷くデンゴの手を取りコンビニへと向かう。]
…あ、あんがと。
[マフラーを巻いてもらって、恥ずかしげに礼を。
ミナツと手をつないでコンビニへむかう足どりは
すこーしだけ急いている気持ちの表れか、早め。
とまれ子どもの足なのでミナツはそう早いと
思わなかったかもしれない]
あったけー。
[マフラーに顔をうずめるようにして。
けれど、それよりも温かかったのは…つないだ掌]
[前方に見慣れたコンビニの明かりが見えてきて]
…あそこだ!
[それを指さして早足で、ミナツを引っ張った]
いいんだよ、ちゃんとゴボウサラダも喰ってる。
[妹のようなことを言う…と苦笑い。]
そうだな、これから。
…ん?あいつら……
[道の向こうのデンゴに片手を上げた。]
どういたしまして。
[照れたように礼を言うデンゴにくすりと笑う。]
デンゴ君がいて良かった…。
[デンゴがいなければきっと1人で今も泣いていただろう自分。
きっと何をすべきかも忘れてただただ泣いていただろう。
握った手の大きさや温もりはジュンタとは違うものだったけれど、それでもほっとする。
明かりが見えれば、指を差し急いた気持ちからか駆け足で手を引く少年の背中にくすりと笑い]
あ…!あんまり走ったら転んじゃうよ!
[そう言って自分も少年と共にコンビニへと駆ける。]
そんな事言って、思い出した時だけですよね?
[苦笑いの相手に、
何処か咎める様な言葉を紡ぐも]
今度、何か作ってあげましょうか?
[にこにこ笑いながら、"今度"と、
自分にも言い聞かせる様に。]
あ…
[彼の挙動を追う様に見遣れば
其処にデンゴやミナツを見るだろうか]
あっ!おっさん!
[向こうで手を上げるズイハラが見えて
手を振ろうとしたときに、ずる、っと足が滑って。
ぼふっ。
積もり始めた雪に中途半端な人型を描いた]
ってぇー。
[転んじゃうよ!とミナツの忠告も今更のもので。
つないだ手に縋るようにしてむくり起き上がった]
へ、へへっ
[鼻をすすって苦笑いをして。
そのままズイハラの元へミナツを*引っ張っていく*]
[云いづらそうにしながらも。
これから例の喫茶店へと行く旨を説明し。
行くという人は一緒に連れて行っただろう。
以下ないと云う人は、無理には連れてはいかない。]
…それじゃあ
[最後、ズイハラに視線を送り]
いきましょうか
[恐らくは先頭に立って、*歩き出した*]
[通りの向こうにいるズイハラに気がついたデンゴが声をあげた後に視界から消える。
デンゴの様子を見てぷっと噴き出し]
あはは。大丈夫?
怪我してない?
[それでも繋いだままの手に縋るデンゴを引っ張り起こし、デンゴの服についた雪をはらう。
苦笑いをしながら、2人の元へと手を引くデンゴの後を追えば、少し離れたところにある人影。]
あ…。マシロさん…?
[当の本人には聞こえたかどうかわからないけれど手を引くデンゴに]
ちょっと先に行ってて?
すぐ戻るから。
[そう言ってマシロの方へと駆けて行った。**]
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