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…うん、あたし、かみさまが居るのがわかってたから。
かみさまに呼ばれたと、そう思ってたの。
[拗ねた表情には、軽く小首をかしげつつ。
さらに促す声に、軽く目を瞑って、ゆっくり開く]
…ごめんね、ありがとう、ムカイ君。
うん。帰ろう。帰らないとね。
…って、手怪我してる!大丈夫?
帰ってその手、治療しないとね。あたしも、あまり上手じゃないけれど、包帯くらいは巻けるもん。
[そう言って、ゆっくりと歩き出した**]
― 現代 ―
[どこからともなく、下駄の音がする]
下駄の音かー。なんかお祭りっぽくていいね。
そういえばうちのばーちゃん、ずっと下駄を大事にしてたなあ。かみさまからのプレゼントだって。
どうやってかみさまから貰ったんだろ?
[ふと浮かんだ疑問を口にだして、祭りの中を歩いていく]
― いつかどこかで ―
[カラコロ
下駄の音が鳴る]
[それは50年よりちょっと前の話
一緒に遊んだ女の子
下ろしたてみたいな、
赤い鼻緒の下駄ひとつ]
『ミーナツちゃん
あそびましょ』
[其の声がいつのものなのか。
覚えているのはその人だけ。
誰かとその時聞かれたら、
人差し指を口元に当て、]
― 夏祭り会場 ―
相変わらずソラさんはゴージャスかき氷派なんだな。
おじさんにサービスしてもらえばよかったのに。そしたら3点コンボどころか5点にも10点にも……う、食べる前に溶けそうだ。
[笑い袋を抱えて屋台の間をそぞろ歩く]
お祭りが終わったら宿題やる準備しないと。どうせみんなくるんだし、座敷片づけて。
感想文はやっとかないとだめか。フユキ先生の新作でいいかな。なんだかどこかで読んだことがある気がするし。
[ぶつぶつぶつ。独り言]
― 40余年前・フユキ宅 ―
肩書きって便利だね。
[『若先生』が適当言うと、大家は簡単に鍵を開けてくれたのだった。
開いた扉から冷気が出てきた気がしたが、すぐに暑い、うるさい、夏に覆われる]
どこに消えたんだろうね。
[一人ごちる。
おばけも、チラつく景色も、もう見えなくなっていた。
フユキの机上に残っている、鬼気迫る文字は判読が難しい]
『ん〜……? ここどこぉ?』
[と、少女の声がした。
背後の布団がもぞもぞと動いて、その中から顔を出したのは]
アン、ちゃん……!?
[失踪時と変わらぬ見た目の女学生を見て、腰を抜かしかけた。*あばばばば*]
[ふと、射的屋の前で立ち止まる。
「今年も来たな小僧」と言われて、苦笑して頭を掻いた]
なんだろう、ここを通ると「やらないと」って気になっちゃうんですよね。
勝負してるっていうか、なんだろう。
[うまく言葉にできなくて、毎年同じような事を言っている気がするなと言い訳。
お代を払い、替わりにに受け取るおもちゃの銃とコルクの弾。
ねらいをつけるのはキャラメルの箱]
― 現代・救護テント下 ―
家に帰ればやれ嫁はまだか孫はまだかって、時代錯誤なこと言われ、外に出れば、病人もいないのにタダ働きかよ……!
みんな元気なのはいいことだけどなー。
[本部テントから、迎え火の匂いが届く。
机に置かれていた小説は、フユキの新刊。ぺらぺらとめくり苦笑した]
医者でユウキとかやめろよ、まったく。
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