情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[ゆるやかな坂を登れば、村の灯がそれなりに目に入るか。
今しがた後にしたテントのあたりから、また一つ人の影が姿を現した。何人か、固まっているようだ。そちらには一瞥をくれるに留めて――オーロラの下に広がるタイガの影を視界の端に留めながら、ゆっくりと村の中を歩いている]
対するまじないを持つものは、三人。
何も持たざる少女は、供儀か。
[何か言葉を置いてくるべきだったのだろうか。
わずかながらちくりと、後悔の感触が胸を刺した]
[ウルスラの声にゆるりと振り返り、視線を向ける]
良い情報でもないかと想って、な。
[曖昧な口調は成果らしいものが得られた風でなく。
さりとて何もなかったとも言わない。]
のんびりもしていられないが、
ハキとした指針もまだ見つからない。
――迷子だな。
[静かに目を伏せ声という名の音をききます
狼の遠吠えと彼等の声、何が違うのかと過ぎる自問]
…お話は…理解いたしました。宜しく事が運びますよう。 何かことあれば、また。
[静かに下げる頭と静かに鳴る髪飾り。伏し目が見開かれることはなく。常から想う事も拓かれず]
[獣医の声が聞こえればちらりと視線をそちらにも向ける。
杖の音について言われればゆるく首をかしげ。]
ふむ……まあ、――わかりやすくてよいだろうて。
[からりと笑いながら、どういう意図であろうと杖を手放す気はないよう。
じゃらり、と杖を持ち替えて、ウルスラとカウコを見やる。]
はっきりと言える様になったら――教えてもよいじゃろて……
まぁだ、不用意に口にはできんからのぅ……
[ドロテアについては一度口をつぐみ。]
あの子には可哀想じゃが……
――助けるには、まにあわんなぁ……
[重い口を開いた言葉は、白い息とともに*重く響く*]
[カウコの返事にはなるほどね、と頷いて]
いい情報……ね。
確かに「探せ」とは言われたけど
手掛かりなんて結局どこにもないし、
一人ひとりに尋ねてみたところで
無意味なのも分かりきってるしねえ。
こっちとしちゃまじない師に頼りたいところだけど
それさえ誰かも分からないんじゃ
どうしようもないさね。
―― 橇置き場 ――
[――坂の上には、木の橇が並んでいる。
ゆるやかな傾斜は、初速をつけるに適したそれ。
人探しの態で戻り来た蛇遣いは、帽子の男を見る。]
…また、外へ出たのか。
[長くテントの前へ佇んでいた、かの時を思う。
ほうとしろく漏れる吐息は、早や鬢の毛を凍らせて]
唄とでも聴くかね。幻燈とでも見遣るか。
[遠吠えと、極光。――今は嫌でも注意引くもの。]
[ビャルネの曖昧な物言いにも
気にする様子は見せず]
ああ、確かにホイホイと喋るのも
よくないんだろうね…今の状況じゃ。
[眼の前にいるのは味方かもしれないが
敵かもしれない。
慎重に動かねば、村は狼を操る者に
乗っ取られてしまうだろう]
言えるようになったら、
そのときはお願いしたいところだね。
― 小屋 ―
…僕は………
疑わしき者を排斥するより、少しでも…
信じる者の助けになりたいです。
[日差しの下で育った茶を飲んでから零す、同じ群れに属するか判じる事のない言葉は、トゥーリッキを疑う音を含めない。白蛇の名に対する言及には眼鏡をかけず滲んだ眼差しがお連れさんを暫く見て、機会があればと和らいだ声が添え置いた]
………
違うのに似ているのは面白いですね。
[からりと笑うに肩竦め、けれど手放せなどとは言わない。]
不用意に口にされたら、信憑性も半減。
情報は、そのモノだけじゃないし。
[誰を信じるとも誰を疑うとも定めず。
ドロテアに関して返る言葉には怒りも焦燥もなく]
[ウルスラにはそうだな、と一言返してから]
尋ねてすんなり答えられるようでは困る。
が、黙って"いなく"なられても困る。
……まじない師が誰にどう素性を明かすのかは自由だが
明かす先を間違えられては光はない。
尤も、生者を見る者ならば結果から信を決めるだろうが。
[残り2つは事前に相手を信用する術はない。]
[助言について述べるトゥーリッキの言葉に耳を傾け、言葉の途切れるのを待ってから温められた呼気と共に零した感想。面持ちは少しだけ和らいで眼鏡をかけ直すけれど、揶揄する素振りがある訳もなくて]
僕は貴方が出来る方と仰れば同じ事を言います。
誰にも告げず在ればいいと想う。
僕の場合は助言ではなく懇願に近いでしょうか。
[自重せぬ声音が語る告白、手を伸ばし飲み干す茶は溜息と共に。問わぬ事を語られぬトゥーリッキの口元ではなく、鮮明な視界が見ていたのは―――…]
変わりませんよ、僕は。
[吐いた息はやはり白くて、赤いオーロラは禍々しく。]
まじない師は信じる者を見極める必要がある。
力を持たない者は、まじない師を信用させる必要がある。
[それは狼使いとて同じことではあるけれど。]
話をするだけでも何かのきっかけにはなるだろ。
……簡単に信じることも簡単に疑うことも
出来ない状況だし、な。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了