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<<お尋ね者 クインジー>>は<<流れ者 ギルバート>>に気がある。
実は<<流れ者 ギルバート>>は<<文学少女 セシリア>>と付き合っていた。
<<見習い看護婦 ニーナ>>は<<見習い看護婦 ニーナ>>と両想いかもしれない。
……。
クインジーさんったら、こちらでも失恋したのね!(笑)
そしてギルバートさんはセシリアさんから乗り換え。えろい!
ニーナさんはナルシー?
―メモ―
目覚めると、目元が突っ張っていた。自室の天井が目の前に広がる。
ウェンディはそのことに違和感を覚え、ゆっくり起き上がる。西日がベッドまで差し込んで、影を作っていた。
枕元に揃えて置かれているタロットカードの枚数を確認し、シーツの上でシャッフルした。
何が夢で、何が現実なのかわからないまま。
父親を喰われた友達、赤子を喰われた姉、恋人を喰われた先生。次々浮かぶ顔を振り払い、数日前に見たばかりの男の顔を思い出す。
初めて占ったときのように覚束ない手つきでカードを並べていった。
―メモ―
ウェンディは生まれて初めて、占い結果に涙を流した。
「なぜ、いつまでも逃げずにいたの」
とめどなくあふれ続ける涙は、あたたかかった。
「皆殺しにしてでも逃げれば……」
泣きじゃくりながら何度も繰り返すが、カードの向こうにあの男の未来が見えることはなかった。
しゃくりあげる声をおさえようと、ウェンディは枕に顔を埋めた。
窓の外から、人狼退治の顛末を得意げに語るリックの声が微かに届く。子どもの歓声、犬の遠吠え、どこかで群れるカラスの鳴き声。
そのどれもが、ウェンディをたまらなく空虚にさせた。
[食堂を出て向かった先。其処で見る二度目の光景にはもう戸惑うことはなかった。花壇の前で対峙する人影に向かって、歩を進める]
あの頃は、お前の言葉が痛くて仕方なかったけど、
…今なら俺なりの答を返せるよ。
[呟きながら距離を詰め、幼い日の己の場所に立った。
丁度其の時、厳しい目をした眼の前の人の唇が「自己満足だよね」と言葉をなぞる。]
……ああ、独りよがりでも自己満足でもいいんだ。別に。
始まりがなんであれ、花を育てるのが楽しいってのは変わらねぇし。
好きか嫌いかって、簡単に考えればいいんじゃねぇかなって。
お前もよく知ってるヤツとさ、話してて思ったんだよな。
[笑うと同時、相手が身を翻した。立ち竦んだままの昔の自分は、真っ直ぐに後ろ姿を見送る今の自分と重なっている。]
あの時、お前が何を思って俺にああ云ったのかは分からねぇけど。
ま……乗り越えさせてくれて、ありがとな。
お前の六年後の姿も見てみたかったよ。
[振り返らない旧友の揺らぐ後ろ姿に手を振り、柔らかく目を細めた。]
[後ろ姿が揺らいで消え行くのを見送った後。
さーて、と一つ呟いて袖を捲る。]
…見つかるといいんだけど。
さっさと探さねぇと、時間がない。
[視線の先にはクローバーの群。目的のものは勿論、四葉のアレだ。]
/*
Do not stand at my grave and weep
I am not there, I do not sleep
I am in a thousand winds that blow
I am the softly falling snow
I am the gentle showers of rain
I am the fields of ripening grain
I am in the morning hush
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight
I am the starshine of the night
I am in the flowers that bloom
I am in a quiet room
I am in the birds that sing
I am in the each lovely thing
Do not stand at my grave and cry
I am not there I do not die
*/
/*
韻がすごい!!
校歌は本当はこういうのがやりたかったんだよな。
日本語でラップっぽくて韻踏みまくりで時々英語とかけてるようなの。
*/
[無事目的のものを発見し、食堂に入り合宿所へと戻った後。
用務員室から取ってきてあった新聞紙を折り、其の上にテッシュを引いた。四葉のクローバーと共に、一回り小さ目の三葉も添えて置いて。その上に更にティッシュを重ね]
あー…板と重石でやった方がいいんだろうけど、
贅沢は云えねぇわな。
[惜しそうに呟きながら荷物を漁って、暇つぶしに持ち歩いている文庫本を取り出すと、其処にそれらを挟み込む。最後に、ビニール袋に其れを丁寧に仕舞い込んだ。]
此れでよし、と。
綺麗な押し花んなってるといいんだけど。
……つーか、マシンが本当に掘り出せるのかどうかが先か。
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