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そ。幸せが重なると書いて、重幸ね。
[ジュウサチと呼ばれたのは多分はじめてだろう。]
まぁ…どっちかというと、ちっちゃな不幸が重なりまくりだけどなぁ。
[たはは、と情けない笑みを浮かべて、胸ポケットをチョン。]
大きいのがひとつドカンと来るよりマシさ。
[笑う姿に多少不満げに。]
人間万事塞翁が馬、って奴かね。
…良いこと、そろそろあってもいいもんだけどなぁ。
[頭の後ろに手を組み、のんびりと歩き出す。]
じゃ。
…たまにはちゃんと家へ帰れよ?
[ひらりと手を振って、帰路へ。*]
─屋台─
[歳の近い同僚と二人、赤提灯の屋台で肩を並べている。]
…だーかーら、笑うなってぇの!
お前なぁ…ひとごとだと思って…。
[ケラケラ笑う同僚が指差すのは、小熊のキャラクターがデカデカとプリントされた、ピンク色の可愛い携帯電話。]
…代換機、コレしかないんだってよ。
だからって、コレぁ無いよなぁ…。
[笑いながら肩を叩く同僚に憮然とした顔を返し、チューハイをぐびり。]
…ん?
[サッカーボールと戯れる子供の姿に気が付く。]
へぇ…なかなかやるもんだなぁ。
[学生時代にやってたのを思い出したりとか。]
[転がってきたボールをひょいと蹴り上げる。
スーツに革靴。
しかもほろ酔い…とそんな状態の割りに、ボールはすんなりと動作に従う。]
…よっと。
[とんとん、と膝で蹴り上げたり。]
いやー、つい懐かしくなってな。
コレでも昔はインターハイまで行ったんだ。
[や、と片手を軽く挙げて挨拶。]
…試合前の練習中にコケて捻挫して、結局出れなかったけどな…。
[残念属性は若い頃からだったらしいですよ。]
…笑い事じゃないっての。
[ちょっぴり憮然としつつ。]
それにしても…最近良く出くわすなぁイマリちゃん。
偶然にしても出来すぎだ。
[今まで気づいてなかっただけの事かもしれないけれど、それにしたって会いすぎだ。]
…いや、ないない、全然無い。
女子高生とか、射程外。
[ストーカー疑惑は真顔でさくっと否定。]
うん、俺と良い仲になろうとか10年早いから。
[お菓子を渡しあう様を怪訝そうに見つめていたら、後輩らしき少女に飴を差し出されて、やんわり断る。]
…あー…甘いのはあんまり。
ごめんね。
キミも…イマリちゃんのお友達?
[随分友達が多いんだなぁとしみじみ。]
…おぉ、さんきゅ。
[少年が差し出すスナック菓子に手を伸ばして、ちょっぴりつまむ。]
じゃぁ、そうだな…大人の味をほんのちょっと分けてやろっか。
[銀色のケースに入ったミントタブレットを、少年の手のひらにぱらりと二粒。
清涼感のある良い香りと共にかなりの刺激が来るタイプ。]
子供、なぁ…。
[パックの飲料を一口。
去る少女に手を振り。]
あのくらいの子供、居てもおかしく無いのか。
マミんとこの子はもう小二だっけ…。
[寒空を見上げて、帰路へ*]
─オフィス─
…ぁ゙〜!!!
[がっくりとデスクに突っ伏す。]
ちっくしょ…フリズった。
…後もう少しで完了だったのに…。
なんでこんなときに限って中間で保存してないかなぁ…。
[やり直す気力も無く、ぐったり。]
…ジュンタお前ぃ、こんなトコで何やってんさ…。
こないだは折角テンパってた緑一色を…
[えぇ、堅実に打つけどリーチ後になかなかツモれずフリコむタイプ…。]
…ったく、ツイてる奴ぁツイてるよなぁ。
金と時間に加えて、カワイ子ちゃんまで手にいれてやがる。
[くしゃくしゃと髪を掻きつつ溜息。]
こっちぁ当分忙しいし、星周り悪いっぽいんでな。
借りぃ返してもらうのは当分先んなるさね。
…あぁ、どうも。
[ものすごく複雑そうな顔で少女に会釈。]
キミは…あぁ、先日のイマリちゃんの後輩だっけ。
悪い事ぁ言わない、ケーキだけにしとけ?
おにゃのこは色々安売りしちゃあかんよ。
男は狼だ。特に若い男ぁナ?
[一応やんわりと釘さしてみたり。]
少年ってぇのは得てして餓えてるもんさ。
[あんたも10代の頃はそうだったのか?そうなのか?]
[突然唐突に、「でんわでちゅよー★」とか能天気ファンシーな着ボイス。]
…はい、ズイハラですが…。
[大真面目に出ても、ピンクの小熊ケータイ。]
…ツイてないのは、普段から。
[うんざりと通話を切ってもピンクマ携帯。]
卓囲むのはアレだ。脳みそを使ったスポーツって奴さね。
…たまにゃぁ勝ちたいけどな。
[ピンクマじぃ…]
[溜息ひとつ。]
あぁ、お前らあんまり遅くなるんじゃないぞ?
[それじゃ、と片手を挙げて*足早に立ち去った。*]
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