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[さくらが散り――]
あ…、風が気持ちいい。
[躑躅が満開になる季節。]
少しだけ…お昼寝、
――しても……いぃ…?
[わたしはいつものように公園にあるベンチで。
ねむりに*攫われる*]
[歩き慣れた道、というのは、時に厄介なものだ]
…………。
[物思いをしながら、半ば上の空で歩いていても、危険な場所には身体が反応して止まったりとか、良くあって]
…………。
[故に、周囲に上の空、と気づかれない事も、多々ある。
……まあ、彼に関しては、そんな上の空も日常茶飯事、と見なされているのだが]
……んー。
[交差点で足を止める。
無意識じゃなくて、意識しての作用]
どーおしようか、なぁ……。
[呟いて、交差する二つの道を見比べる]
どっちにするかで、どっちに行くかがきまるんだよなぁ。
[そんな呟き一つ、落として。**]
[ばたばたばた]
[慌てたような足音が家へと段々近付いて来る。
扉が開く音。玄関に上がる音。廊下を駆ける音。
様々な音の中にゴンッとぶつかる音を混ぜた後、家の中にとある人物を見つけてそれらの音は一旦止まった]
アンっ! 杏奈!!
それ持ってくな、親父のだ!
[封筒を手に首を傾げる妹>>0に制止をかけ、寄越せと手を伸べる。
逆の手は後頭部を擦っていて、先程のぶつかる音はそこから発されたと言うのが良く分かった。
妹に、「またぶつけたの?」と言われながら友幸は封筒を受け取る]
今日は棚…。
っと、話してる場合じゃない、行って来る!
[ぶつけた場所を口にしたところで時間が差し迫っていることに気付き、封筒を鞄へと仕舞って再び慌しく外へ]
ヤバイ、後10分。
間に合うか…っ!
[移動手段は徒歩。
免許は持っているが、乗り物は生憎出払っていた。
いくつかの荷物を肩に掛け、友幸は全力で走り出す**]
[どれくらい眠っていたのでしょう。]
――…むら…さき?
[浮上する視界を覆ういろを追いかけようとして。
――ばさり。
手にしていたスケッチブックが逃げ出す。]
[表紙に名前が記されたスケッチブックを拾い上げる。
『藤代 六花』
持ち物に名前を書くなんて。
小学生みたいと笑われるけど――]
どれ位、眠っていたのかな…
[記名癖は、抜けない。]
[スマートフォンの時計で時間を確認すると。
{1}0分ほど眠っていたようで。]
――…もうちょっと眠っていたい、かも。
[春は寝ても寝ても足りなくて。
スケッチも眠そうな絵、ばかり。]
[ぼんやりと見やる窓の外]
あ…。次、体育。
100mの計測、だっけ。
[他のクラスの授業風景に目をやりながら、
小さな溜息。
短距離走は苦手。
長距離走は大の苦手。
球技は…ボールが回って来ないと、いいな。くらい。]
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