96 法廷の魔女
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お見合い会場にしては、浪漫がないね。
"魔女"裁判っていうくらいだからさ。
女の人の方が嫌疑が向きやすいって聞いてたけど。
此処はそうでもないなって。
…うちの? エリッキさん、誰か、――…
[身近な人が、と問いかけて。続いて脳裏をよぎったことは、おそらくミハイル>>3と同じだろう]
(4) 2012/10/14(日) 00:16:50[法廷]
本屋 クレストが接続メモを更新しました。(10/14 05:55)
―法廷―
感情を殺さないといけないということは、
心の底には迷いがあるからなのかもね。
[女裁判官の話題に、小さく頷き]
ユノラフさんの口説きに僕達の命運がかかるのか。
[軽口には大真面目に答える。
静かな会話の時間は長くは続かず、やがて廊下の奥からやかましい足音が響いてきた]
(8) 2012/10/14(日) 07:03:42[法廷]
誰? 新しい容疑者さん?
[惚けた調子で呟いていたが、現れたのは厳つい男の裁判官だった。曰く、ドロテアと連絡がつかないがどうしたのかと、責め立てる口調で怒鳴る]
そんなこと言われても。皆、ここで話してたよ。
[それから暫し、裁判所内を見て回る。
…人気のない場所で静かに永遠の眠りについた件の女裁判官が、発見された]
(9) 2012/10/14(日) 07:04:32[法廷]
[その厳つい男は、今朝ドロテアと言い争っていた裁判官だった。
捜索の折、ひっそりと彼の様子を伺う。じっと、じっと、その顔を見つめる]
――――――……。
[感情のない本屋の瞳は、何処か女裁判官にも似た]
あなた。
…あなた、が。
[呟きが届いたのだろう。刹那、裁判官の男が蒼白になるのを、確かに見た]
(*0) 2012/10/14(日) 07:04:53
イルマ、見ない方がいい。
[少しだけ声を固くして、彼女の眼を手で覆うようにした。
裁判官の男が軽く検分し、死体に外傷がないことを確認する。そして、声高に叫んだ]
『これは、この中にいる魔女の所為だ!』
[明日の朝までに一人、この中から"魔女"を見つけて突き出す様に、と。冷たく宣言して、彼は去っていく]
(10) 2012/10/14(日) 07:05:21[法廷]
男相手じゃ、口説けないね?
[途方もない様子で、ぽつりと]
一人で、許してくれるのだろうか。
…美味しいご飯にはありつけそうもない。
[やはりこの中に魔女がいるとは思えなかった。エリッキの話が本当なら、此処にいる全員が、きっと。
いつも通り淡々としているようで、流石に困惑の混じった声が零れた**]
(11) 2012/10/14(日) 07:13:48[法廷]
[場を辞した裁判官と、再度対峙したのはいつのことだったか]
あなた、ですよね。
もしも此れが魔女の仕業なら。
あなたが、魔女だ。
[責めるでもなく淡々と、告げる]
(*1) 2012/10/14(日) 08:22:36
出頭しましょうか。
僕の言葉は、
あなたほど信用はされないかもしれないけれど。
疑わしきは罰する、それがこの裁判の原則だ。
[くるりと向きを変えて、歩き出そうとする。腕を掴まれて止められた。無礼の罪として、魔女としての因縁を付けられて、処刑されるのかと思った。
…だが、違った]
(*2) 2012/10/14(日) 08:22:49
『生きて帰りたくはないか』
[裁判官の男は囁く]
え…。
[意外な言葉に目を見開く。意図を伺うように見つめ返した。
彼は言う。他の"魔女"を告発すれば、上手く時間を稼げば助けてやると。此処に"魔女"なんていないとわかりきっていながら、彼はそういうのだ]
(*3) 2012/10/14(日) 08:23:16
嘘吐けってこと?仲間に抱きこむ心算?
[無表情だった瞳が、緩く、緩く、揺らぐ。
裁判官の男は、その一瞬を見逃さなかった]
(*4) 2012/10/14(日) 08:23:34
(*5) 2012/10/14(日) 08:23:48
本屋 クレストが接続メモを更新しました。(10/14 21:39)
…突き出したところで、最後は全員"同罪"かも。
だって今までは、そうだったんでしょう。
[これまでの裁判による処刑が、どのような順番で行われたかは知らないが]
(21) 2012/10/14(日) 21:44:11[法廷]
――…でも。
もしかしたら助かるかもしれない?
[裁判官の言葉を無邪気な子供のように信じたりはしない。しない、が、――…]
(*6) 2012/10/14(日) 21:45:36
全員で結託して、無理矢理でも外に―――…。
出れそうもないしね。困ったね。
[裁判所を囲う高い壁を思い出す様に、窓を仰ぐ。既に日は落ちている。残された時間は少ない]
…やってみる?
[エリッキ>>27へ顔を向ける]
(28) 2012/10/14(日) 22:10:21[法廷]
[ミハイルの言葉が脳裏を巡る。家族、友人。変わり者と言われる男だが、生まれ育った村だ。その身一つというわけでは、ない]
――…魔女じゃなくても。急病、とか。毒、とか。
後者の場合は、別の容疑者が生まれるけど。
魔女なんていないよ。いないと、僕は思うな。
[ユノラフの言葉>>33に同意するように頷き、苦笑交じりに頼もしい言葉を紡ぐエリッキ>>31を見た]
(35) 2012/10/14(日) 22:40:24[法廷]
―――…あの裁判官を伸して、外へ。
出られるなら、みんな助かるなら、
それが一番いいだろうけど。
(*7) 2012/10/14(日) 22:43:27
仮に突き出すとして、誰を、―――…。
[いつも飄々としている男の顔が、珍しくはっきりと困惑に歪む。言葉の続きは、言えなかった]
…自分が魔女だって? なんで、そんな。
(42) 2012/10/14(日) 23:07:56[法廷]
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