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─ 回想 ─
[明確に何処へ行こうと目的がある訳でも無く、エレベータ入り口横に配布されてあったフロアマップを手にいれれば、順番に上のフロアへと探索を続ける。
途中軽く食事を済ませたり、物珍しい物があればそれに目を奪われ、時折覗く日記を見れば6thの行動を知り。
幸か不幸かはわからないが、ゲームの参加者に誰一人会う事も無く屋上へ辿り着いた]
ここまで来て誰にも会わないとか運がいいのかな。
どうせならこのまま誰にも会わない方がラッキーだけど…無理だよねぇ。
[そう呟いた直後に屋上のライトが消え始め]
うわ
[慌てて下の階に降りる事にした]
[下の階に降りると辺りは薄暗く、微かな灯りを頼りに再び日記を捲れば、『6th:1st、4th、8th、9thと接触する』と表記されていて]
うっわ…大人数じゃん。
相手の行動がわかっても、大人数だとこれやばくない?
[接触している人物像をと、柱に居た時のビジョンを思い出してみる。
自身は5thと呼ばれ、隣のコハルのが6th。
なら反対側の着物姿の男性が4th。
それだけは即座に思い出せた。
さて、どうしたものかと少しの間頭を悩ましていれば、次に表記される『6thが皆と離れた』と言う文字に胸を撫で下ろし、自分も場所移動をと行動をとった]
─ 3F・スポーツ用品売り場 ─
[無意識に下に降りれば、何処か落ち着いて身を隠せる場所はないかと無意識に探してたのか。
3階をうろうろとしてキャンプ用品コーナーのテント前に差し掛かろうかとした時、背中から聞こえる声>>44に息をのむ。
ゆっくりと後ろを振り返り、その姿を確認すれば
そこには着物姿の男が居る]
そうだね。
はじめまして、なんだろうね。
[改めて姿勢を彼の方に向け、警戒しながらも彼の言葉を聞く。気遣われる様な問いには少し不服そうに]
僕だってそれなりに色々探索してたけど…けど。
[成果は微塵も無かったかも、と肩を落とし言い訳気味に]
だけど一人以外誰とも会う事なかっただけで。
[するとゼンジが何かに気が付き>>55、自身も階段から聞こえる音は確認できた。初めて彼から呼ばれる自身の名前に]
あ、やっぱり僕の名前は知ってるんだ。
[聞こえるかどうかで呟いた瞬間、新たに見える人影。
その人影と会話するゼンジを見つめ>>61・>>66、漏れる会話から死人が出た事実を理解する。
ゼンジの問いには戸惑いながらも素直に頷き、一緒にその場を後にする。
不安になる気持ちを抑えきれないまま、彼の名前を聞けないままだったなと移動の際にゼンジから自身と、もう一人の奇妙な声の人物の名前を教えてもらっただろうか]
[ゼンジと向かう際、数時間前に見た10thが現れた。
去る10thを見つめ、名前はグリタと理解しその名を頭に刻み込む。]
─ 4F書店コーナー ─
[セイジと彼から聞くもう一人の人物の名はセイジ。
二人の会話を黙って聞いていた。
自身の事の重要さを思い出す。
先程3階で諭された>>145自身の考えの甘さ。
それも含めて自身に嫌気がさしそうになる。
かと言えど誰と手を組めばよいものかと悩みだけが増える中、階段の方を振り返るセイジに気が付けば自身も同じく階段に目をやった。
見ればそこには新たな少女の姿があり、ゼンジの問いかけと彼女の口から2thである事を理解した。]
え?いや僕はその悪巧みとかそんな。
[慌ててマシロと名乗る少女に返事をする]
[ストレートに言われる言葉に見透かされてるなーと落胆し]
き、君はもう誰かと手を組んでるのかい?
[相変わらず応える言葉は呑気と言うか間抜けと言うか。自身すらやってしまってるなと自覚し頭を掻けば、そう言えばと自身が持つ日記には何かあるだろうかとページを捲る。
『6th、4階に向かう』と書かれていた。]
[再びストレートなマシロからの返事に]
うん
恥ずかしながら、さっきそこのお兄さんに諭されて…ね。
[苦笑いしながら、目線はゼンジの方を指した]
だけど、誰を信じて手を組めばいいのかって葛藤もあったりで。
僕こんなんだからさ、この人だって思う人が手を組んでくれるかどうかもだし。
自分の世界を守るとか荷が重過ぎるけど、僕の居た世界はそりゃ苦しい事もあるけど、居心地は良くて…大事な人だって居る。
[半ば独り言のように彼女に告げる。
その姿は真剣に悩んでるように目に映るか]
……!?
ほんと?あ、ありがとう
そりゃ自分の命は守るつもりだよ。うん。
[慌てながらも、真面目に考え返事をくれたマシロに礼を返す。
彼女に交渉したのが正解なのかはわからない。マシロが考えると同様に互いに裏切りの可能性もある訳で。不安な部分もあるが今は一人よりはと言う気持ちが大きくて。
素直に接する彼女に賭けてみた。それが正解であって欲しいと願いながら。]
だとしたら、君の現在手を組んでる人達の事も知っておかないとかな。
[マシロの目線の先の二人。
4階まで行動を一緒にして互いの会話を聞くだけだった。
ゼンジの言葉には非常に感謝はすれど、先程の会話口調でこの二人は手を組んでるのかも知れない、先程のゼンジの対応であるなら自身とは組むと言う案も出そうになさそうかなぁとよぎった。
と、ふいにコハルの声が階段方面から聞こえ振り返る]
移動中だったんだけどね。
[軽く手をあげて返事を返した]
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