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[喫茶店のドアを開けると、ベルの音がする。
店内にはビートルズの曲が流れていた]
ふう。暑いわねえ。マスター、アンちゃん、お久しぶり。
とりあえずアイスコーヒー1つお願いね。
[店内にはいつもの常連客の姿たち。
自由帳を見ている高校生たちの姿を眺めれば、自分たちが高校生の頃のことを思い出して]
[自由帳に浮かび上がった名前には気がつかず。
奥の方を見渡せば、見覚えのある顔に気がついた]
あっれ?ポルテじゃない。お久しぶり。
[声をかければ、傍らにいた男性の姿に気がつく]
あ、もしかしてデートの最中?お邪魔虫しちゃったかしら。ごめんね。
[あわてて手を振って、すこし離れた*席についた*]
[気のせいかと思って再び前を向いたとたん、意識に靄がかかって行く感覚に襲われた。
ぽちゃり。ぽちゃり。
頭の奥で、水音が響く。
目の前に置かれたアイスコーヒーの氷が溶けて、からりと*音を立てた*]
名前?
[小首をかしげて、ひょこりと自由帳を覗いてみる。
自分の名前に、ポルテの名前。そして謎のイラストに、一緒になって首をかしげて]
なんだろう、これ?私の名前も、ポルテもルリちゃんの名前も書いてあるんだよね?
[アンも含めて10人の名前。あたりを見渡せば、ちょうど10人の姿。]
もしかして…ここにいる全員の名前、書いてあったりしてねー。
[冗談めかして、*小さくつぶやいた*]
[ポルテと一緒にいた男性が、全力で手を首を振っているのをみて、思わずくすりと笑う]
あらら。ごめんなさい。
[自己紹介を聞いて、こちらも会釈し]
はじめまして。私、森下紅葉といいます。そこのポルテ…じゃなくて、南里さんとは高校時代からの友人なんです。
[席に戻る様子を見送った]
[自由帳に書かれたイラストが、動いたように見えた。
ぽちゃり。ぽちゃり。水の音が頭の中で響く]
ぽちゃり…ぽちゃり…サミシイ…ぽちゃり…サミシイ…ぽちゃり…サミシイ…サミシイ…ぽちゃり…サミシイ…ぽちゃり…ぽちゃり…サミシイ…ぽちゃり…サミシイ…ぽちゃり…サミシイ…サミシイ…ぽちゃり…サミシイ…
[頭の中で音が響く]
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