情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
―学園・教室内―
やっと…終わったぁ…。
あーもう嫌。補習なんかこの世から消えちゃえばかぁ…!
[補習をミッチリ受け、ぐったりとうな垂れていたところに成瀬のクレープ食べたいとの叫びを耳にし]
おぉ〜!リウいいこと言う〜!
いいねいいねっ!
やっぱ疲れた脳には甘いモノだよねっ。
あたしもっ…………もにょもにょーん。
[一緒に食べに行きたい、と。
そう言いたかったのだが、全てを言い終わる前に成瀬が須藤に窘められているのを見て、咄嗟に発言の方向転換を試みた結果がもにょもにょーん。だった]
[須藤が教室から出て行ったのを確認してから、成瀬の方を見やると申し訳なさそうな笑みを浮かべつつ、軽く両手を合わせてみせた。
ほんのりと罪悪感のようなモノを感じていたのだろう]
……って、あ。
例の駅って、もしかして松柏駅の事?
はいはーい!あたし行くよ!
幽霊電車とか超おもしろそー。
ヨシアキも興味あるんだったら一緒に行こうよ。
[視線を成瀬から長澤へと移すと元気に挙手をしながら参加表明をし、誘いの言葉をかけてみる。
そのまま成瀬の方に再び視線を戻して]
リウは偽汽車って知ってる?幽霊電車。
暇だったらリウも一緒に行こーよ。**
―回想・教室―
あー。いいなー!
あたしもクレープ食べたい!
……えへっ。
[クレープ奢る宣言を耳にすれば、自分も是非ともその恩恵に預かりたいとばかりに、期待に
満ちた眼差しで長澤を見やり、出来うる限りの笑顔を浮かべてみたりする]
んー…面白そうとは思ってるけど、都市伝説って感じでそこまで本気にはしてないからなぁ。
あんま怖くはないかもっ。
もし、汽笛の音が聞こえたとしてもその場から逃げればいいんでしょ?
私部活で鍛えてるから足の速さにはちょっと自信ありなのですです。えっへん!
[成瀬に手を取られれば、子供っぽい笑みを浮かべながら繋がれたその手をゆらゆら揺らしてみたりした]
そうだね、ヨシアキがいるから大丈夫!
ご本人さんも守ってくれるっていってるしね。
泥舟に乗った気でっ、て違った。大船に乗った気で行こー!
[なんて冗談めかして言いながら、教室から出ようとドアに手をかけた瞬間、ドアが自動で開く。
目の前には須藤。あまりにタイミング良過ぎる出没に、驚いて一瞬声が出なかったが気を取り直して]
……わっ!
もーっ、丁度ドア開けようと思ったところにまさかのユウキ先生登場で吃驚したっ!
はーい。今から大人しく帰るところでーす。
ねー?
[悪戯っぽい笑みを浮かべながら長澤と成瀬にこっそりとアイコンタクトを送り]
―回想終了―
―廊下→玄関に向かい中―
[玄関に向かってる途中で、長澤が後ろにいた二人組みに声をかけだしたので、自分もつられて振り返ってみた。
そこにいたのは、大人しそうな女生徒と、私服の男子だった。
さりげなく上履きの色チェックをし、二人の学年を確認する。2年生のようだ。
私服で学園内にいたから卒業生なのかと思ったが、上履きを履いているし、在校生なのだろう。多分。
軽く会釈をしてから挨拶をする]
こんにちはー!
あたし達も今日偽汽車見に行くんですよー。
…って、先輩なんで私服なんです?
一瞬卒業生の人かと思いました。**
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了