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クリスマスやイースターと並ぶ北欧のお祭り、夏至祭 (ユハンヌス)――。
夏至の夜は、超自然的な様々なものとの結び付きが強くなると言われており、その前の晩には、白夜の中大きな篝火(コッコ)を 焚いて魔女や悪霊を祓うという習慣があります。
人々にとって、賑やかに酔っぱらうことも夏至祭の内。賑やかにする事で幸せがやって来て、邪悪な気が逃げて行くと言われています。
キッピス!(乾杯)
湖畔にある、この小さな村も例外ではありません。
村から少し離れた湖畔には櫓が組み上げられ、夏至祭の準備が進み、一足先にとあちこちで聞こえる乾杯の音頭……。
このあたりはクリスマスやイースターの時期には雪が深く、夏至祭は、悪魔払いの他に陽の暮れない短い夏を楽しむという意味を持つ、盛大なお祭りでもあるのでした。
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【舞台設定について】
夏至祭の会場となる湖畔は、村から少し離れた所にあります。
湖の近くには、村所有のコテージが休憩用に解放されており、15程の個室と浴室、炊事場、サウナなどの設備も整っています。
電気や水道も通っていますが、通信設備はありません。
水道水は飲めます。
食料の備蓄は、日持ちのするもの(瓶詰め、缶詰め程度)が少々。
夏なので防寒具はほとんどありませんが、サウナがあるので、薪はあるかもしれません。
その他、細かい諸々は出した者勝ちでご自由にどうぞ。
*/
― 小さな図書館にて ―
[小さな村にある小さな図書館の司書は、
手の上に開かれていた本を閉じた。]
[書曰く、人は死んだらトゥオネラに行くという。
全ての者が永遠に眠る暗き場所、
そこに生命など無い。]
[司書は小さくため息を吐く。
死んだら何処へ行くのかなんて、
その時にならねば分からないだろうに。]
[図書館というには、蔵書は少ない。
最早趣味の域であるとも言えよう。
しかしこの村の中では一番書物は多く、名の通り、
本を借りに来る村人も少なくはなかった。
司書は図書館に鍵をかけると、
外へと一歩を踏み出す。]
[沈まぬ陽光が煩わしい。
この季節には似つかわしくない長袖のパーカー、
フードを目深に被り、祭りの準備へと向かう。]
祭りは楽しくて良いんだけどよ…。
[一日中顔を見せている太陽はどうにかならないものか。日の光が当たっている手は、薄らと赤い。
ポケットから取り出した手袋を両手につけて、
熱の篭った息を漏らした。]
― 湖畔への道すがら ―
俺よりもっと使える奴が居るんじゃねぇの。
[日光アレルギーである司書に、この季節は厳しい。
そんな男に祭りの手伝いを頼むのだから、
よほど人手が足りていないのだろう。]
[白地のパーカーを身に着けた、
傍から見れば怪しい男は、
文句を口にしながらも歩みを止める事は無い**]
ー学者の家・自室ー
[村の隅にある小さな一軒家。その中は埃っぽく、とある一室にその男は居た。部屋から聴こえてくる小さな鼻歌。その調子から彼が上機嫌だということは分かる]
フン、フフフ……ふふっ。
[鼻歌が途中から小さな笑みとして零れ落ちる。そんな彼の手元には数々の美しい蝶の標本。最後の蝶にぷすりと虫ピンを刺せば恍惚の表情で愛する彼女らを見つめた]
………美しい。
[静かな部屋に、そっと響く声。彼は蝶の標本を完成させると鼻歌を再開させ、部屋から出て行った**]
─湖畔─
[湖畔では夏至祭の準備に奔走する人たちが騒がしくしている。
酒を飲みながらなので作業は遅いが、それでも皆楽しそう]
うー…気持ち痛いわ……。
調子に乗って飲みすぎたかしら。
[そんな準備が行われてる場所から少し離れた所に…は寝そべっていた。
アルコールには強くないのに、昨夜から飲みすぎたらしく二日酔いのようだ]
[湖畔からの柔らかい風は心地が良いが、酔いを醒ますには至らない。]
まだ準備あるけど、もう少し…。
[雑貨を売るための屋台はまだ完成していない事を思い出す。
しかし急ぐ事でもないので、まあいいかと…はその場で体を休めた]**
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