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─ 海水浴場 ─
[ざああ、ざあああ、と波の音が響く]
『ねぇ、そこ行くシオマネキ……って、なんでシオマネキいるし』
[響く波の音に紛れるように、甲高い声がした。
呼びかけられた蟹は、んなもんしらんよ、とでも言いたげにさかさかと歩いて行く]
『シカトしないでよー、話聞いてよー』
[甲高い声の主──手に懐中時計を持った直立二足歩行の兎は、我関せず、な蟹をてんてんと跳ねて追いかける。
ざああ、ざああああ。
波の音が、ひとのいない砂浜に大きく響いた]
『ねぇ、シオマネキ』
「……」
『実は、やばいんだ』
「……」
『時計が壊れそうなんだよ、パンクしそうなんだよ』
「……」
『どーしたらー、いーと思うー?』
「……」
[返事は終始、なかった。**]
☆舞台設定
どこにでもありそうな、海辺の街の駅前公園。
少し歩くと、夏は海水浴場として賑わう海辺に出る。
公園の真ん中には蓮の浮かぶ池。池の真ん中には一部が壊れた遊ぶ子供たちの像。
これ以外の施設に関しては、捏造OK。むしろ好きに作ったモン勝ち。
※10年前の街では、子供たちの像は壊れずに残っています。
※駅は、現在(プロ・エピ)は自動改札ですが、10年前は有人改札です。
☆PC設定
PCたちは全員、過去にあった『何か』を忘れている。
忘れた事自体を忘れているのだが、その『何か』は大事なものであり、心のどこかでもう一度向き合いたい、と願っている。
その思念が一箇所に集まり、固まった事で、前々から軋み始めていた『想い出を刻む時計』が壊れてしまい。
管理者である時計兎によって、修復のために忘れ物を探し出せ、と無茶ぶられる事になった。
☆役職設定
・鬼(人狼)
謎の時計兎から力を押し付けられた者。
『想い出を刻む時計』の修復を頼まれ、そのための力を集める事を依頼されるが、制御が効かないため力は明後日の方へと飛ぶばかり。
・占い師
過去空間に飛ばされた時の衝撃で、時計兎の力を察知できるようになったもの。
しかし、やはり力は明後日に飛んで行く。
・霊能者
過去空間に飛ばされた時の衝撃で、狭間の空間が見えるようになったもの。
・村人
過去空間に飛ばされたものの、おかしな力は持たずにすんだもの。
・狐
過去空間に飛ばされた際の衝撃で、時計兎の力を強く持ってしまったもの。
宿した力が強いため、当人の意思に関わりなく向けられた力を弾いたり、或いは、向けられた力から何が何でも逃げようとしてしまう。
☆重要事項
『投票・襲撃・占いは全てランダムにセットしてください!』
処刑・襲撃・呪殺の対象者は、霞のようなモノに包まれて消えてしまい、そのまま、幻の過去と現実の狭間の空間に囚われる。
狭間からは幻の過去も現実も見る事ができるが、干渉する事はできない。
※空間がどうなっているかは決まっていませんので、言った者がちで決めてください。
☆プロローグ
何事もない日常の、一幕。
が、時折視界の隅を時計を持った兎が駆け抜けたり、昔見た風景が見えたり、と異変の欠片めいたものが発生している。
※入村後、簡単なプロフィールをメモに貼っておいてください。
一応、現代日本の、ちょっと田舎の辺り、のイメージです。
☆1日目
突然、柱時計のものらしき鐘の音が響く。
それに続いて、何かが砕ける音が響き、全員、周囲が回転するような感覚を味わう。
それらが治まった時、見慣れた駅前は10年前の様相に。
時計を持った兎が各自の前に現れ、事情を簡単に説明。
忘れ物を見つけて、時計を修復して、と依頼してくる。
※時計兎は、開始後に天声で簡単に描写。時計兎は多重偏在するので、この話を聞くために一箇所に集まる必要はありません。
※初回呪殺避けのためのダミー占いはアリです。
☆2日目
引き込まれていた一人、アンが姿を消す。
時計兎曰く、「空間の狭間に落ちちゃった☆(てへ」との事。
それ以上の説明はなく、兎自体の存在も、少しずつ薄れて行っているらしい。
☆3日目以降
また数人が姿を消す。
それに伴い、時計は修復されてゆくらしい。
そんな中、忘れ物を見つけられるかどうかは──各自各様。
☆エピローグ
生存者の簡単な〆の後、キャストロール。
その後は、灰でフリートークに。その後ロールや補完は自由に展開してOK。
[自分たちを見ての少女の呟き>>0は、届いていたのかいないのか。
蟹と兎はマイペースで砂浜をてんてん、さかさかと進んだ後、ふい、と消え失せる。
ざああ、ざあああああ。
波の音は、いつものそれと、変わらない]
─ 駅前広場 ─
……遅い。
[その呟きは、これで何度目だったか。
最早自分でも、覚えていない]
……今、何時だと思ってんだよ、ったぁく……。
[イライラしながら呟いて、ポケットから携帯を引っ張り出し。
かけよう、と思うよりちょっとだけ早く、着信音が鳴り響いた]
お、ま、え。
人呼び出しといて、今、何時だと……!
ああ、寝坊したあ?
……てめ、これでキャンセルまた後日、とか言うなよ、絶対言うなよ?
こっちは休み、思うように取れねーんだからな!?
[低い声で言い放ち、ぷつり、電話を切る。
携帯はポケットに戻して、代わりに煙草を引っ張り出して火を点けた。**]
……っとにもう、あんにゃろは。
─ 自宅 ─
[けたたましく目覚まし時計のアラームが鳴る。掛け布団の中から手を伸ばし、ストップボタンを押しながら時計を掴みあげて傍へと引き寄せた]
───……や、べ。
[時計は予定の時間を大きく過ぎている。昨夜夜更かしをして、一度目のアラームを止めて二度寝した結果だった。
ゆっくりとした動作で布団から起き上がり、雨戸から零れ届く陽の光に視線を遣る]
……怒ってんだろうなぁ。
怒ってないはずがないよなぁ…。
[気まずげに言って、座卓の上に置いてあった携帯を手に取ると、アドレスを呼び出して通話ボタンを押した]
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