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うう、さむっ。
[ポケットに手を突っ込んだまま白衣の前を閉じるようにして、
廊下を事務室に向かって小走りで進んでいく]
ちわーっす。なんかおやつないですか?
[事務室の扉から顔だけのぞかせて事務員に声をかける。
寒いから入って、と手招きをする事務員にえへらと笑みを見せて]
しっつれいしまーす。
[立ち上がって戸棚の方へ歩く事務員の背中に期待を抱きつつ、
事務室の暖房器具の前に立って*軽く足踏み*]
[キュゥイィィィーン―――という甲高い音が
部屋に響き、メーターの数値を覗き込む]
…ん、誤差は想定内の範囲ですね。
次は…と
[計器の裏から伸びるコードを見て]
うわ…絡まってる…これは酷いなぁ…
[そう呟きながら、面倒くさそうにコードを取りまとめ始めた]
ごほっごほっ
ちょっと待て、埃が…。
[まいったなぁ、という顔で機械をみつめる]
…先に掃除をした方がいいんじゃないか?
[パンッと手をはたくと立ち上がり、部屋の外へと掃除用具を探しに行った**]
いっといで。ゆうきさんや。
[老人の仕草で見送って、ゆず茶をいれて飲んでる]
一刻も早く地球温暖化しないとだめじゃね……。
[適当な椅子に腰掛けてよぼよぼ*]
え?まぁ…ぼちぼちっすかね。
なんとかやってますよ。
[戸棚から饅頭の箱と煎餅の袋を取り出した事務員は、
当たり前のようにこちらに茶を淹れて寄越す]
……頂きます。
[仕方なくそこらの椅子に腰掛けて茶をすすりながら、
口の開いた煎餅の袋から煎餅を取り出して銜えた。
いつもなら事務員が対面に座って世間話が始まるのだが、
今日は例外らしく帰る支度を始めていた]
珍しいですねー、もう帰るんすか?
デート?
[にやにや笑いながら軽口を叩けば、事務員は窓の外を差して
帰れなくなりそうだから早く帰るのだと言う]
泊まっちゃえばいいのに…え?
研究してる連中とは体のつくりが違う?
んー、まぁ僕らは研究中は泊まりこみなんて当たり前すけどねぇ。
[ずず、と茶をすすりながら帰り支度をする事務員を目で追う。
事務員は背中越しに必要ならお菓子は持って行っていいからと
戸棚を指差した]
仕事しなよ……
[茶飲み友達状態のジュンタとユウキに呆れ顔]
荷物、置いてくる。
ルリちゃんは部屋教えてもらった?
迷いそうだったら声かけなね。
[言い残して、鞄とヴァイオリンケースを手馴れた様子で抱えて宿泊部屋へと歩き出した]
―自室―
[蛇口を捻って、添えつけのタオルで口元を拭う。
洗面台に寄りかかり、室内を見渡し表情なく言葉を落とした]
相変わらず、病院みたい。
[薄暗い室内には、窓が風に揺れる音が*響いている*]
誰か、戻ったかしら? [廊下を抜け、今朝自分が起動した部屋へ戻る。]
バグは、見ていただけましたか?
[戻っていた技術員に、声をかけて訊ねた。]
[はーい、と返事をしながら立ち上がって戸棚を物色する]
こんなにいっぱいいつ必要になるんすか
カップラーメンとか缶詰とか…食うんです?
…はぁ、なるほどね。
[たまに研究員や助手達が泊まりになったときに
漁りに来るのだという]
うちの研究所とはえらい違いだー。
あ?はーい。お疲れっしたー。
[じゃぁね、と軽く手を振って帰っていく事務員に手を振り返す。
とりあえず饅頭の箱と煎餅を手に自分も事務室を*後にした*]
[しばらく浮かれていたが]
…あれれ?みんな、行っちゃうのー!?
ルリも行かなくっちゃ!
ハツネ、ありがとー。お部屋は大丈夫!
確か、前回のメンテの時と同じ部屋だから今度は迷わないよー。ルリもリュック置いてくる。また後でね!
[手を振ると、部屋へ向かって歩き出した。]
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