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ん…――――
私も、今日はいいと思うよ
あんまり減らしても、つまらないもの
七不思議巡りは、続けてもらうけれど
[趣味ではない、と語る仁]
なんで、趣味じゃないの?
それは、生きている頃の俺か?
それともこっちに来てからか?
[楽しそうに笑う紅に、変なことを聞くと言わんばかりに不審な顔を向ける]
勿論、生きている頃の話
[がたがたと、揺れる背中
面白くて、にっこり笑っている]
そっか、仁は神隠しにあった方なんだ
[消え入りそうな声に、小さく反応して]
3つ目だったか…理科室の模型というやつだな。
あの連れ去られる時の気持ち悪さは忘れられぬ。
だからこいつには…その思いをさせたくない。
[器にはせめてあの気持ち悪さを体験させたくない…そんな思いで乗っ取ったのだった。]
へぇ…――――
仁、どうしてその器にしたの?
そんなに、その器の彼、気にいった?
[他の子達だって、同じようなものだろうに
私は、単純にミスしたのだけれど]
私の器・・・?
さぁ、どうだろう
真っすぐな子、だから
俺も2年で連れ去られた。
最初はお前の器にしようと思ったがの、、
お前が入り込むのを見て、こやつにしたまでよ。
[ニヤリと笑う]
なんだ、自分の歳で選んだんだ
そっかそっか
私は、連れ去られ組ではないから
そういうの、わかんないけど
[息を切らす器の上で、上下しながら
仁の方を見ながら、笑っている]
さて、窓が開かないとな?
[がっしり抑えて笑う霊が見える]
どこか別の七不思議スポットに誘導するほうがいいのかもしれぬが?
ん…―――
窓があいちゃうと、逃げられるもの
何処のスポットに、誘導しようか?
[くるくる、指をまわして
朧な髪を、弄んでいる]
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