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そうさね……
人とともに居ても。
目覚めてしまえば食らいたくなるのだから。
そういうことかも、しれないねえ……
[年老いたコエが、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
大切なものは、血肉になった。
ずっと、この身とともにある。
けれど、それを目覚めたばかりの若い狼に理解しろとは、言わないまま]
なぁに、手を掛けたくないのなら。
わしが、しよう。
[そう、ささやいた]
[ニルスの考えを静かに聞き]
まあ、考えることはいくらでもできるだろうさ。
……何事も、おこらないのが一番だろうがねぇ。
[ゆっくりと呟き。
ウルスラの表情が和らいだのを見て、ゆるりと笑んだ。
またやってきたクレストが黒板に文字を書いたとしても、ここからは見えず。
簡単な単語ならば読めるが、早いやりとりには不向きなため、クレストとのやりとりは黒板よりもボディーランゲージのほうがおおい。
日が昇ってから大分時間がたった。
揺り椅子にはやしていた根っこを引っこ抜くように、ゆっくりと立ち上がり]
――ま、なんか食べれば、気分もましになるだろうて。
[煮込みぐらいならまだまだ作れる。
すでに昼近い空を見上げて、ゆっくりと台所に向かった]
[誰かが手伝ってくれるのなら、それを断る事はなく。
台所で、簡単なオニオンスープと、パン、ハムといったものを用意するつもりで。
手伝ってくれる人がほかにも何か作るのなら、それも。
遊牧の合間、食事の支度は女の仕事とはいえ、できることはある程度こなすものだった。
村に一人で行商に向かうこともあるのだからできなければ、旅の間簡易食料だけとか悲惨な食事になる。
居間で交わされていたあれこれを思い返しながら、至極ゆっくりとした動作で食事をつくっていた]
[固形スープのもとがあったから、それほどスープに手間はかけていない。
じじいの料理なぞそんなものだ。
手伝ってくれる人が居なければ、口に抹ることができるレベルの料理でしかない]
……閉じ込められたうえに空腹……
なんてぇのは、危険だからなぁ……
[いくら良く知った相手ばかりとはいえ。
否、知っているからこそ、気の緩み故の暴力などが発生しないように。
満たす事ができるものは、満たしておかなければと思う]
[手伝いを申し出てくれたウルスラにはもちろん感謝をした。
彼女の手の届く範囲、テーブルのうえに材料を置いたりもして]
……そうさな。
ま、事が起こるとしたら今夜だろう。
今夜、なにもなければ、それでしまい、ってなるはずだ……
[供儀の娘もいるのだから。
真っ先に犠牲になるべくこの屋敷へと押し込められた娘を思い。
ウルスラの手をかりながら食事を作った]
[イェンニも手伝ってくれるから、食事はおもったよりも豪華になりそうだ。
若い男もおおいから、きっと満足できるだろう。
楽しい話、という言葉に、あごひげを撫でて]
……まあ、退屈しのぎに話をするのはかまわんが。
食事のあとにでも。
[そんなのんびりしてられるかどうかは妖しいが。
心にゆとりがないのもこわいものだと知っている。
だからか、できるかどうかあやしい口約束をしつつ。
食事の用意が整えば居間へと持っていくつもりで]
考えすぎんことだ。
[口を閉ざすウルスラの肩を軽くたたいた**]
[擦れて消えた言葉の先を思う。
若き狼のコエに小さく笑う]
なら、食べると良い……
あの子は、きっとイェンニを満たしてくれるだろう。
[嗾すような、コエが響く**]
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