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3.プロローグから視界ジャック、してもいい?
→できそうな設定を(こっそり)つけてください。
予定を少し書くと、1日目開始したら、アナウンスで【サイレンを鳴らします】 そしたら全PCに視界ジャックにチャレンジしてもらう予定です。それ以前にできても、もちろん良いでしょう。
いろいろ書きましたが、あまり窮屈にならず、みんなで笑いあえるをモットーに楽しんで頂ければうれしいです。
―四辻村 駐在所 **:**(時刻不明)―
[駐在所には、酒瓶とグラスが置かれているが、手は付けられていない。村民の一人が置いていった物だろうか。否、ノギが知らぬだけで、酒瓶自体は、前の駐在警官の持ち物だったのかもしれない。
どちらにせよ、ノギ――乃木梧郎――のものではなかった。]
……ここにアンテナが、いるのか。
[村の入り口。
携帯電話の表示は圏外。
しばしにらみつけてから、音をさせて閉じる]
確かに電波は来てないけどよ。人、いんのかよ。だいたい、ケータイ持ってる奴、いんのか。
[立ちつくして、ぐるりと見回す。
うがーとうめいてネクタイをゆるめた]
俺の故郷も大概だが、ここにゃ負けるわ。
―村外 T携帯電話会社 某日12:55―
いつでもどこでも誰とでも(はあと)!?
んなキャッチコピー考えたの誰だよ!?
[がつがつとチャーハンを平らげつつ、食堂で声を荒げる……咀嚼音混じりで]
だいたい四辻村ってどこだよ!
俺週末温泉行くつもりだったのに!
[文句を言っても会社員、上司の命令はゼッタイである。瑞原剛は出張を免れず、こうして通信用アンテナを建てるため、四辻村にいる**]
― 四辻村・民家二階の一室 ―
―― ら ―― らぁ ――
―― ァ ザザッザザッ
―― ら らぁ
[机の上のラジオから流れ出す、ぶつ切りの歌謡曲。]
― 山中 ―
[四辻村へと続く「道」のある山の中を、一人の男が歩いていた。三十代前半と見える男は、背が高く、ジャンパーをボタンは掛けずに着ていて]
……はあ。
[シャツの襟元を扇ぐようにしながら、溜息を吐いた]
そろそろ着いてもいい頃だよなあ。
[前方に、また周囲の木々に視線を向け、呟く。左肩に掛けたけして大きくはない鞄を重たげに揺らし]
[男は記者だった。月刊トワイライトという、その手の雑誌の中では有名な方であるオカルト雑誌で記事を書いていた。今こうして四辻村を目指している理由も、他ならない、取材のためだった。
四辻村。某県某所の山奥にあるその村には、奇妙な信仰と伝承が存在する。その閉ざされた村に向かい、行方不明になった者や、気が触れた者がいる――
そういった噂について検証するために、取材し記事を書くために、男は村へ行く事になったのだった]
……やれやれ。
[雑誌の扱う題材上、辺鄙な場所への来訪は慣れているが、それでも疲れるものは疲れる。一たび立ち止まって深呼吸し、男は再び*歩き出した*]
「逢魔時って知ってるかい?」
[悪路に足を取られつつ進む山道で、記憶の中の声が問いかける。
目指す小さな村への道のりは、初めてでは、ない。
過去に一度だけ通った事が有ると、幽かな記憶を手繰り寄せて確を得る。
ただし、それは親の手に曳かれ、転がり落ちるように降り去った記憶のみだ。]
きっと婆様が知ったらさぞかし怒るだろうね。
[綺麗に畳んだハンカチで額を拭い、呼吸を整える。
洩れた吐息は苦笑交じりに変わった。]
[廃校間際の校舎に、わざわざ取りに来るほどの早急必須なものなど無い。
ただ単に歳に似合わず持ち合わせた好奇心が、押さえられなかっただけだ。]
逢魔時が交わる辻が四つ。だから四辻村って捻ったものだね。
[祖母から枕許で聞いた言伝。
道の両脇に四つ、積み上げた小石が村の目印だという。]
ひい、ふう、みい…一つ減ってるじゃないか。
[油の切れ掛かった自転車の音と、掠れたラジオノイズ。
そして立ち去る村の青年を見送る。
彼の記憶では、この小石の数はどうやら正しいように伺えた。]
― 四辻村・民家二階の一室 ―
とぅららん♪
とぅら らぁ〜♪
[閉め切られた室内。
そこでなおも、鼻歌が続いている。]
[やがて。
閉じた窓のカーテンに細い細い隙間が開き、
片目玉がおもてを覗いた。**]
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