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―村外れの屋敷→―
[自家所有の避暑用の屋敷へ、使用人のたちの手で荷物を運びこませる。
その間に、屋敷の管理人に例年の挨拶を向けた]
やあ、牡丹さん。かわりないか?
今年も夏の間、世話になる。よろしく頼む。
ちょっと出掛けてくるよ。夕食までには戻る。
荷物は解いて、片づけておいてくれ。
[村の上にそそぐ陽射しが、強い。
日光に弱い己の肌を守る為に、厚着も帽子も必要だ。
しっかりと服や帽子で全身を覆うと、村道へ出た。
祭囃子の練習と思しき音色が、風に乗って漂っている]
歌、あんまり上手じゃないね
[子供の辛辣さで言って、
ふと見えたものに目を瞬かせ指差した]
……あれ?それ。ボクのと一緒……
[思わず、といった風に口にする。
向日葵を抱えて立ち上がる。遠くで祭囃子の音。]
ううん、水遊びは好き。
でも……。
―道端―
[3年ほど前から夏の間はこの村の屋敷を使っているが、村の住人たちと接触した経験はない。
面識の無い村人たちとすれ違えば、いささか面倒臭そうに会釈を送り。
やがて取り出した封筒と手紙を、陽に透かすように持ちあげ、呟く。]
この 意味不明な字
数字、と…
取り消し線… この、名前…?
こないと、次は――…
ここなら身体も丈夫になるだろうと、父が。
夕霧先生、ですね。よろしくお願いします。
[深々と頭を下げてから、笑みを浮かべる。
右手でそっと、狛狼の刺繍されたお守りを*握り締めた*]
なるほどネェ。
調子が悪くなったら、いつでもおいで。可愛い女の子なら夜中でも大歓迎だから。
[頭を下げる様子に、悪戯っぽい笑みを浮かべてそんな事を言う]
さて、今日は折角の祭りだ。
発作を起こさない程度に、楽しんで行くといいよ。
[チカノがその場を離れたなら、一度揉み消したタバコを再び咥えて火をつけるだろう**]
こないと次はあなた。
[祭囃子が近づいてくる。
歩きながら、休み明けに演じることになった舞台の台本を捲る。間には栞代わりの封筒がひとつ]
呼ぶのはあなたか、狼の神よ。
[口に出してみてくすりと笑う。
練習を抜け出して、こんな所まで来てしまったが]
狼だと言い張ってはいたが、犬だろうこれは。
[昨日購入した狛狼のお守りを思い出し、
ポケットから取り出すと、一緒に挟み込んだ]
[鳥居をくぐって、階段を上る。
昨日より祭りの準備はだいぶ進んでいるようだ]
あれは…。
おい、あれは若先生のユウキ、さんか?
[白衣姿の男が目にとまり、屋台の準備をしていた少年に声をかける]
え、あ。おい。
呼ばなくて、いい。
[とめるにはすでに遅く、少年は大声で若先生と叫んでいた]
いや、すまん。
ありがとーな。
[笑顔の少年に礼を言うと、振り返った村人たちに会釈をした]
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