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[死んだ体にすがりつく人の姿。
そのまま足を進めて、クレストの肩に手を伸ばす。
ぽん、と触れるように]
クレストさん、
……悲しいですか。
[問いは静かに、呟くように]
人狼が、憎い?
[二つ目の問いは、尋ねると、少し口元が、笑った]
[ぽん、と肩を叩かれ、彼は振り返った]
[そこにいたのは、レイヨ。血まみれの自分の姿に驚くでもなく――尋ねた言葉(>>36)に]
………。
[少し考え、小さく、首を振った]
[そして、音もなく呟く]
――わからない。
――いまはただ、かなしいだけ。
[……と]**
[昨日も今日も、彼は冷静だった。
騒ぐ事もなく、人に注意するだけだ。
クレストの口が動いた。なと動いているのかは、人とさほど対話しない彼には、難しい。
簡単な首肯ではなかった返事に、興味をなくしたような視線が、クレストを抜けてマティアスへと移った]
ドロテアさんみたいに、何かかけてあげなくちゃね。
クレストさんにも、においがついちゃいますよ。
――人狼を殺す気がないんなら、そのまま抱きしめて、「自分がやった」って嘘をついても良いとは思うけど。
[マティアスからクレストへ、再び視線が戻った後、笑う口が言うのはそんな事。
ウルスラに言葉を聴かれていても、気にする事はなかった]
[大声で叫んだ後は、鼻息荒くニルスからの返事を待つ。返事が返って来ない様子にもう一声と息を吸い込んだ瞬間、扉が開いて彼は出てきた。
心配だったのか?と問われて]
べ…別に心配なんざしてねぇよ。
だっていつまでたっても降りてこねぇし…。
んあー!もう!降りるぞ!
[図星だったものだから言い返す事も出来ずに、目を逸らし口を尖らせれば駄々っ子のような表情を見せ、我先にと階段方面に向かう。
ヴァルテリにも、ここは寒いから一緒に降りようと声をかけ。連れ立って居間に帰れば、先程の投票の話は続いていて心を痛めた。]
[何度も投票したくないと言ってはみたもの、
それがここに集められた者の定めと諭されれば、
納得は出来ない口ぶりでわかったと言い。
少し離れて投票先を考える。
心を鬼にして。
記入するは顔は知れど知り合いでは無かった人物。
表が集まって欲しく無いと思いながら投票箱に入れた。]
[書き終えて肩を落としていれば、ニルスに肩を叩かれ慰められるだろうか。
部屋へ誘われると無言で小さく頷き、その場に居る者へ挨拶をすれば彼の部屋に向かった。
ベッドを譲ると言われて最初は断ったのだが、先程の駄々っ子見たいな行動を指摘されて大人しくベッドに潜る事にしたが、その前に着替えだけ済ませて来ると一旦部屋を出る。]
[その時廊下で見かける幼い二人。
その片割れに向けては心が痛み、ふと目を背けてしまう。
二人と擦れ違えば、くるりと振り返り。
声もかける事もせず、無意識に首飾りを外して。
自分が心痛める片割れを覗こうとしたのだが、手元が振るえ覗いたのはもう片方の子で。]
………やっぱみえね。
[もう一度覗こうにもその気になれず、足早に自室に戻れば簡単に着替えを済ませ、ニルスの部屋に戻った。]
[血のついたナイフを調理場へと持っていき、血を流す。
そうこうするうちに、扉の音や足音が聞こえ。
ゆるりと瞬き]
――
[小さなため息をおとして、女の嘆きが聞こえるほうへと足を向けた]
……ふむ。
[レイヨに、クレスト。
泣き声はウルスラか。
血の匂いの主へと視線を向け、緩く瞳を伏せる]
[帰ってからはベッドの上で横になり、だらだらとニルスと眠くなるまで他愛も無い会話を続けていた。
普段より砕けた口調で語りかけてくる彼に、こんな一部分もあったんだなと驚く反面嬉しく思い。垂れ流される言葉に相槌をうちながら、自分も言葉を返す。
最後に添えられた言葉には申し訳無さそうに」
なんとかしたいって気持はある。
でもなあ、俺の直感はさっぱりだわ。
さっきも…擦れ違い際レイヨを見たんだけどな。
…これが壊れてるって訳じゃなさそうだし、俺に本当に大それた能力があんのかね…。
[半ば愚痴に近い呟きを彼に投げかければ]
…死ぬつもりなんざ微塵もねえよ。
つーか、お前さんにも死んで貰ったら困る。
[自分の意思を告げ、そのまま毛布に包ればいつしか朝まで眠りについていた。]
[それから茶でも淹れようかと台所へ向かいかけ
ヴァルテリの姿を見つけて歩み寄る]
あの、また、誰か…?
[はっきりとした声で問いながら]
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