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ここでおまつりしてるのは何だったかしら。
[記憶を辿ってみるが曖昧なばかり。
強い陽射しの中、ついでとばかりに境内の砂利を踏み進み、拝殿に向かって手を合わせた。]
[それから木陰へ移り。
ポケットからメンソールの煙草の箱を取り出したところで、猫と戯れる男子学生が視界に入った。]
あら……?
久しぶり……かしら、こんにちは。暑いわね。
うふふ、ここのヌシ……猫様とお友達?
[そう声をかけ、
神社にいついている毛むくじゃらへ視線を向けた。*]
……いや、それじゃ意味ねえ。別に、おっちゃんに勝つことが目的じゃねえんだ。こいつじゃねえとな。
[脇に抱えた碁盤を軽く指し示す]
夏祭りか。もうじきだったな。あの人も祭りの関係者かね。
[髭の男性に聞こえるくらいの声を出した後、少女に向き直る]
ネギのおっちゃんも忙しそうだし、今日の所はお暇するか。
この辺見たいなら、案内するぜ?
[エビコから話掛けれらて]
ちわーっす。
・・・エビコのおば・・・・・・いやおねいさん。
[何度も教育的指導を受けていたので直ぐに言い直す]
このぬこ 主か?
そういえば このぶたにゃんこって 小さい頃からずっとこの神社にいるもんなぁ・・・。
[そういいながら・・・太った脇腹をむにゅむにゅ撫でる]
ああこいつとは とも達 友達、なんでも話せる大親友
[笑って*いった*]
[>>37 青年の言葉を、わかったようなわかってないような表情で聞いた後、]
男の意地、というやつなのね。
[したり顔で言って頷く。聞き覚えた言葉を使ってみたいお年頃。]
お祭りになるといろんな人がくるんだねー。
[髭の男性をちらちら気にしていたが、青年の申し出にはパッと顔を輝かせて]
ほんと!? 行く行く、連れてって!
おじちゃーん、おにいちゃんとお散歩行ってくるねー!
[家の方に大きな声で呼びかけて。
弾むような笑顔で青年を見上げた]
[>>38 ペケレがこんぺいとうを口にする様子を嬉しそうに見守り]
おじちゃんならお祭りや村の歴史にも詳しいから、
おはなし聞かせてもらえると思うよー。
[こくりと頷いた]
そんな所かな。
それに相手が強ければ強いほど、倒し甲斐があるってもんだ。
[空いた指が鼻の下をなぞる]
知らない人に声かけられてもついてっちゃだめだぞ。そんじゃ、行くか。
この子ちょっくら借りてくぜー!
[家に向かって大声をあげ、意気揚々とネギヤ邸を後にした]
あそこが田中さん家。でっけえ犬がいて、無闇に近づくといきなりがぶって咬まれる。歯型がつくと一週間は消えねえから覚悟しとけ。向こうの家が菊池さんだ。婆さんの話は長いが、機嫌のいい時にはお菓子をくれることもある。
[道の脇にひっそりと佇む地蔵の前に来ると、碁盤を道に置いて手を合わせた。また碁盤を拾い上げて]
この道を真っ直ぐ行くと、夏祭りの会場に着く。
そこを曲がると駄菓子屋がある。品揃えはまあまあなんだが、油断してると欲しい物はすぐ売り切れるという恐ろしい店だ。
[安いもんなら奢ってやると、ポケットの小銭を*鳴らした*]
[かき氷をつつきながら、ぼんやりと空を見上げる。
大きな雲がほんの少しでも影を作ればそれが嬉しくなる。
雨が降るのも嫌いじゃない。]
今日は夕立降るのかなぁ…??
[口を開けて空を見上げていると、溶けたいちごの氷の一部が地面に雪崩れた。]
………………うわぁ…。
[ショックと声のトーンは明らかに示していた。]
[地面に零れた氷はあっという間に黒い染みへと姿を変えた。]
やだやだ……へこむ。
[しょんぼりしながら残りの氷を慎重に減らしていく。
その氷が無くなる頃、地面に視線を落とせば落とした染みに蟻の姿が*見えたのだった。*]
[>>43 説明を聞きながら、興味を引かれるままにあちこち動き回っては、ハッと気がついて彼の傍に戻るを繰り返し。
歯型の話には、無言で彼の後ろに隠れ、小さく彼の裾を掴む。
見様見真似でお地蔵さまに手を合わせた後、彼の言葉に目を丸くさせる]
おかし、買ってくれるの?
[ぱちぱちと目を瞬かせた後、しばし考え込んで]
……ソーダアイス!
[片手を上げ、元気な声と笑顔でリクエストした]
[駄菓子屋に着くと、店の前には肩を落とした女子の姿]
お悩みごとかなぁ。
[きょとりと首を傾げて呟くも、何はともあれアイス求めておばあちゃんを探し]
[そして自分も同じくうなだれることになる**]
[本殿を見つけ、そちらに向かう。
歩きながら、ごそごそとズボンのポケットを弄って、小銭を探す]
5円玉か…ごえんがありますよーに、ってか。
[苦笑いをして、取り出した。本殿の前に立ち、5円玉を放り投げる。
ストン、という音を確認すると、背筋を伸ばし、拍手をぱんぱん、と打った]
[周りを振り向けば、木陰に、猫を抱えた少年と、煙草を持った女性の姿]
のんびりした光景だねぇ。
[ぽつりとつぶやいて、再び本殿の方を向く。
神社の来歴でも書かれた案内板でもねぇかな。
[暫く探した後、ようやく見つけた案内板を*読んでいる*]
おば……。もうっ、
何て呼びかけたのかぁ、だいたい想像つくわよぉ。
[子供っぽく頬を膨らませ、冗談めいて少年を睨んだ。
煙草をくわえ]
ぶたにゃんこさんが現れるようになって、随分と経つかしら。
詳しい素性だのは誰も知らないみたい。
それに、人からご飯をもらったりゴミ箱を漁ってる様子も特にみられないのに、こんなにふっくりなさってて。
うふふ、
この謎めいたところや、貫録がね、
ヌシ様に相応しいって御近所の奥様方の評判よぉ。
[何だか嬉しそうに話しだして]
親友なんだぁ……
何でも話せるっていいわね。
うわぁ……男の子のお喋りってどんなだろう。
恋の相談でもしちゃってるのかしらね。
[何だか妄想を働かせているらしい。]
―庭先→ネギヤ邸―
[去り行く人々の後ろ姿をカメラに収めてから、お偉いさんネギヤへ会おうとドアベルをピンポーン]
生け花、侍、忍者、うぃー。
[通された客間で探すがどれも見当たらない。
『この村へは観光?』と微笑むネギヤの頬に右手を伸ばして]
…触ってもよろしいですか?
[えへらと笑いかける。
*触れたい餅肌*]
[柏手が聞こえ、そちらへ注意が行く。]
あらぁ……しらないひと? 珍しー。
村の何方かを訪ねていらしたのかしら。
それとも観光客さん……?
けどここって名所ってわけでもないのに。
夏祭りをみにきたのかしら……。
[少しだけ訝しげな顔つきになった*]
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