情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] 絞り込み / 発言欄へ
おじさんこそ、…いや
[その後に続くはずだった言葉はふと途切れ、
少年の手が苔生した古レンガを辿々しく探る。]
…そのまま
俺のこと 見てて
[ ――ノイズ音―― ]
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
[視界から見慣れた砂嵐めくノイズが引いていく]
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
[――井戸を見下ろしている]
[苔生した内壁のレンガに、半ば両手の爪を
立てる態でへばりついている少年がひとり
浸からぬ足の下には、ゆらゆら 赤い水面
ひび割れたレンガの隙間からチロチロと細く
内壁を流れ落ちる水だけが…清涼に澄んで、]
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
…
水じゃないよ
俺を見て
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
[借りた視界の焦点が、少年に―自分に―戻る]
[動揺めいたノイズが収まるのを僅かに待てば、
湿った壁を登る手がかりを探るのは*容易い*]
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
何、これ。
[未舗装の道路を歩いていると、ローファーの底に異物感]
T……?
[拾い上げた社章の汚れを、指先でごしごしこする。
胸ポケットの縁につけてみた]
―― 駐在所 ――
ノギさん、今日のお届けモノ。
これって何のお手紙?
[封緘された茶封筒を差し出してから、回転椅子に腰掛けた。
時計回りにくるくると空を切るのは、いつもの*ひまつぶし*]
[まず気づいたのは、薄暗い室内に放置された机の上の]
ご用の方はこちら→
駐在所へどう……ぞ
[簡単な地図。それから。
物取りでもあったような室内。
何かを引きずったような跡――]
お。
[戸口、鍵がかかっていたのは運が良かった**]
おまわりさーん!
[ズイハラとは交番の前で別れ、
ひとり記憶のままに村内へと進む。]
赤い、水。
[そう、木々に囲まれた場所に、赤色の*小川は有る*]
ああ。……隠れてた?
[問いに返される言葉を聞けば、かくれんぼでもしていたのだろうか、と考えて。続けられた要求に]
ん? ……
[読めない意図に、戸惑いを覚えはしたが、かといってあえて逆らうような気にはならず。暗い井戸の中を見つめる。苔むす内壁。へばりつく少年。底に溜まる赤い水。細い清流。
俺を見て。再びの指示に、はっと少年へ視線を戻し]
……君は、この村の人だよね?
此処の水は、どうしてこんなに赤いんだい?
[やがて地上に出てきた少年に、*尋ねかけた*]
―― 3時間に渡りお送りしてきました「ヴァーミリオンタイム」。楽しんで頂けましたでしょうか。今日という日にお送りするにふさわしい「赤」をテーマにした曲ばかりでしたね。最後はおなじみのこの曲でお別れです。「夕暮れ色に沈む村」。しーゆーねくすとたいむ。バイバイ。花咲ボタンでした ――
ラジオ放送局。
オンエアの赤いランプ以外、明かりらしいものはない。暗闇の中で男はじっと、司会の女を見つめている。ほかには人気はない、音響も、タイムキーパーも誰もいない。
「…………、もぎゅ」
エンディング曲の音が小さくなり、番組が終わる。
時報に切り替わる瞬間、男の丸い指先はスイッチを押した。
―― ピッ ピッ ピッ ポーン ―
―― 15時ちょうどを ザザ ――
―― 18時まで3時間をお伝えします ――
男の目は、じっと司会をとらえたまま。
じり、と後じさると、放送局を後にする。
建物を出て、日の光を浴びたところで、男はそうっと息を吐いた。
男はポケットからキャラメルを取り出し、口に放り込む。
自転車にまたがると、思い出したようにラジオのスイッチを入れた。
―― ちゃらっちゃー ちゃらららー ――
―― ハーイみんな、お元気してるうゥ? この時間はワ・タ・シ、ボタンがお送りしちゃうわよォ 最近ボタンねェ 悩んでることがあるのよォ っていうのもうちのかわいいボーヤがおいたを ――**
■皆さま、お集まりくださいましてありがとうございます。
このアナウンスを持って、開始24時間前、【前日】の開始となります。役職の判明しない1日目の感じで、ミッションをこなしながら、まったり開始をお待ちください。
村内時間は15時からの18時までの3時間です。
・これより一度だけ、pt補充のための出入りOKです。
・村開始まで、引き続き入村していただけます。
■ミッションの説明
村が開始してからの方がわかりやすいとは思いますが、役職説明欄の下(発言欄のもっと下)に「ダイイングメッセージ」という欄があります。こちらに、生存者に向けてのミッションを25文字以内で残してください。
自分が墓下に行く日の冒頭に、「○○記す。うんたら〜」の様な形で公開されます。うんたら〜の部分ががミッションになります。
・ミッションの内容は、どんなものでもかまいません。無茶ぶってみましょう。
・生存者はミッションに是非チャレンジしてください。ただし、ミッションの把握はPL視点であり、PCは失敗してもかまいません。
・複数のミッションが公開されますが、すべてにチャレンジしなくてもかまいません。
以上です。
「瞳を貸して?」
[赤い水。
懐かしい声に頷くと、視界は五十年前の音楽室]
かごめ かごめ
[古いピアノをこじ開け、歌うは二つの影*]
[見知らぬ人間たちを視界におさめた後、窓辺を離れ、部屋の壁にたてかけてあった飴色のアコースティックギターとギターピックを手に取った。]
―――〜〜♪
〜〜〜♪〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♪
[ギターの弦をかき鳴らし。
ラジオから流れている曲『夕暮れ色に沈む村』を、鼻歌交じりに奏ではじめる。
音痴女のこと、ギターの調律の程もお察しである。
不協和音の体裁すらなさない、ただただ狂った音ばかりが響き渡る。]
[ 「お姉、それ、うるさい」
「静かにしなさい!!」
家族たちのブーイングの声が、階下より飛んできた。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了