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うぅん…みぇない…ちがぅ…だめ
たすけて…じぃちゃ…
[浴衣の上にかけられたカーディガンに、震えは少し収まったか。]
らぃど!
[入ってきたライデンをすがるような目で見た。]
ときどき見えるよ。
[ホズミの問いが自分へのものかはわからず、小さく言った]
ライデン君おかえり。
[少年がライデンの名を強く呼ぶ様子にやや目を丸くした]
おっきい?
さむくて、冷たい…
[猫少年の言葉を反芻する。
それはさっき自分が勢いで振り払った嫌な感覚によく似ていた。
ふと何もいえなくなって口をつぐむ]
……ふっ
[口をつぐんだのも束の間、現れたライデンの掌を見たならば
不意に笑いがこみ上げた]
やっぱ、薬屋、なんだねぇ。
[おびえたように震える少年の様子に]
…薬がいるだろうかね。
[風邪の薬か、気の薬か。]
糖衣のなんか、もってきてたっけねえ。
[半分冗談で言うが、心配そうに]
ライドウさん……。
佐々木君の様子がおかしいんです。
震えて……。
[薬屋にほっとした顔で少年を指し示す。
その少年が何事か呟くのを聞き取ろうと、口元に耳を寄せた。]
おじいちゃん……?
[少年に呼ばれると、とった豚汁をテーブルに置いて]
そんな目で見んじゃねえ。
[少年の頭を撫ぜる]
あと、あたしゃライデンだ。ラ・イ・デ・ン。
[一瞬、エビコの方を見、
すぐにセイジの方に視線を戻す]
[グンジが見える、といったのを聞くと]
…ふうん、先生も何か見えるの?
あたしには……見えないや。
[事実とは違うことをとっさに口にする。
それを認めてしまうと、いけない気がしていたから]
[ライデンに頭を撫でられると、一度鼻を動かし、軟膏の塗られた手を見やった後、顔を見上げる。まだ小刻みに震えているが、]
らぃど、けが?
[訂正された名前はスルー。か細い声を出して心配そうに見上げた。]
糖衣がなけりゃオブラートに包め。
[軽口になり切っていない調子で言う。
ホズミに対しては]
見えないのが通常だな。
[じわり、頭の中が熱を帯びるような感覚に首を小さく振る]
[くしゃくしゃと軟膏を塗ったのと
逆の手で少年の頭を撫ぜながら]
火傷はまず冷やしてから手当てすんだよ。
[ホズミに言われるとそう返した]
[そ、見えないのが、フツウなんだ。
[グンジの言葉を反芻した。
まるで自分に言い聞かせるように]
先生は何が見えたの?
[でも、自分が見えたものは皆にも見えているのかとも思って
つい口にしてしまう]
へぇ。
冷やしただけじゃぁだめなんだね。
あたしはいつも氷当ててそれっきりだったよ
[ライデンの方を少し感心したように見る]
[エビコの問い>>39に、じっと彼女の顔を見返している。あちらとこちらが曖昧なこの空間が、やがて引き裂かれる予感がした。その時、自分はどちらに居る事を望むのだろう。あるいは、既に、戻るか行くか、決まっているのか]
私は……。
[口を開こうとした瞬間、ホズミの明るい声が聞こえて]
[震える少年にたずねられれば]
ちょっと馬鹿やっちまってね。
[「まあ馬鹿といってもあの馬鹿にはかなわんが…」
などと既に消えたゼンジの事を言いそうになり、
一瞬口を閉じる]
まあアタシはどってこたあねえ。すぐ治る。
あと、らーいーでーん。
[再度名前を訂正する。無駄そう、とか思いながら]
…らーい、ふじみ?
[撫でられながらも、どこかしら不安そう。かたかたと震えは大きくなり、]
やぁ…じぃちゃ、じぃちゃ…
[きょろきょろと誰かの姿を探すが、見つからない。]
何が見えたか?
[改めて訊かれると、すぐには答えることが出来ずに、言葉を選んで言う]
恐らくは、死者。
[俯き加減に立ち上がり、食器を流しに運ぶ。
残っていた林檎飴を見つけると、手に取ってくるりと回した]
甘いのは苦手だ。
[苦笑し、皿に戻した]
[エビコがやわらかく笑って指差す方を見る。炊事場からは温かくて良い匂いがしていた。席を立つエビコをぼんやり見送りながら、彼女が触れてくれていた手首を撫でる]
どくどく、いってる。
[しばらくそうやっていたけれど、やがて長く息をついて。ゆっくりと立ち上がり、炊事場へと足を向けた]
[まじまじとこちらを見るエビコには]
うん。
確か、あたしゃあエビコさんには
前にも2回くらいいった気がする。
"くらいどうぞう"じゃなくて、"くらいでんぞう"だから。
暗い銅像とかね。学校の怪談かと。
次間違えたら直さないからね。
ライデンの名前も3度まで。
[意味のわからないことを言った]
おじいちゃん? おじい…
[言ってはっと息を呑んだ]
ウミ、じいちゃん…
[ぽそり、呟いた。
結局祭りの前から一度も姿を見せなかったあの老人は
どうしたのだろうかと考えていたその耳に聞こえたのは
グンジの言葉]
死者…それって。
[ネギヤが消えてからばたばたと消えていった
みんなのことか?と目は語る]
あらあ……すいません。
暗い銅像のほうが覚えやすくて。
[失礼なことをさらりと言って、それでも悪いと思っているのか身を小さくした。]
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