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ん…―――
わかった
[長いようで、短い口づけが終わった後
ドアを抑えるよう、頼まれたから
ドアに背を預けて、様子を見ていた]
言葉は契約、と言う事
教えた方が、いいのかな?
そうだな、ヒントくらい、あげよかな
ねぇ、仁
どんなヒントの出し方が、いいと思う?
どんなヒントの出し方か…
最期の最期に、俺がこいつに乗り移って話すこともできるが…
[それでは功を奏さないだろうという思いがあった]
んー…――――
私には、肉体がないしな
憑依するのも、良いけれど
それだと、この器がなぁ…―――
[色々、考えてはいるけれど]
血文字でも、かこうかしら
言葉は契約、願いは呪力
祈りは糧にして、恐怖は甘味
理を知らぬ者に、亡者の手を
こんなの、どうだろう?
[少し考えて、怖そうな文章を考えた]
こいつを向こうに送ると同時に、
この扉は開かれる。
その時に…
血文字を確認させればいい。
[セイジを冷たく見据え、仁は言い放つ]
紅…
お前と出会えて…よかったぞ。
人としての…“幸せ”を垣間見れた。
[紅の方を見て]
ありがとう…な。
[すぐに目を逸らした]
そっか、良かった
幸せだったなら、それで、きっと
大丈夫、また会えるよ
[すぐ目を逸らしてしまうから
目を見ては、言ってあげられないけれど]
私も、楽しかったよ 仁
寂しいことなど…あるものか。
[仁は薄く嗤う]
また…すぐに紅に会えるであろう?
時は永劫続くのだ。
まだまだ、教えを請わねばならぬ。
それに…
離れる時は束の間……だ。
[先ほどの感触が忘れられず、少々赤面して呟いた]
/*
照れ隠しです。
分かってもらえなくてもいい。
仁君はそんな気持ちで紅に礼を言ってます。
いじらしいやつですね。
こういうキャラ大好きです。中の人は。
いや〜いいですねぇ…ホント。
カワユイです。仁。
こうなったのは紅ちゃんのおかげです。感謝!
誘い受けうますぎです紅ちゃんw
俺も…楽しかった…ぞ。
[なるべく目を逸らさないように、紅を見つめて]
後は…頼む。
向こうから…見守っているぞ。
[紅が好きだと言ってくれた笑顔で]
そうだね、無限に続く輪廻の輪から
離れてしまった、私達は
束の間の闇を潜った後に、また出会う
また出会ったら、色々教えてあげるね
先輩、みたいだし、私
[くすくす、笑っているけれど
扉が開くまで、もうあまり時間がなくて]
仁、束の間の別れだ
こっち、来ない?
[手招き、してみた]
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