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[くす、くす。]
ああ、綺麗だわ。
もっと、もぉーっと、降れば良いのに、ね。
[今はまだはらりと舞う雪が、
いずれこの村を埋めるような吹雪となる事を
望んでいるのは、きっと誰も知らない]
[頭がアルコールで溶けている所為だろうか、
季節的には非常識な雪に、…は別段驚くことはない。]
これは、あれね。
神様からのプレゼント。
[ふわふわと笑顔を浮かべ、舞い散る雪を眺めながら、
…はコップに口をつけて残りのお酒を飲み干した*]
─少し前・ミハイルと─
あ、ええ、お店の入り口に、あります。
それだけはまとめてて………。
[そう、まとめて置いていたはずで。
結構目立つように置いてあった筈なのに
何故気づかなかったのだろう。
ううん?と首をかしげて、どうしたっけと
思い出そうとするが記憶は実におぼろげだ。
誰かに任せた気がしたが、夢だったような気もしてる。]
やん……世間は荒波の様に厳しいわ…。
[むくれて見せたが、ただ笑われるだけだ。
それに釣られて…もくすくすと笑う。]
きっぴーす!
[そして聞こえてきたクレストの乾杯に合わせて…も
何度目かの乾杯をした。*]
─現在・雪はらり─
[雪見酒、というには少し季節が外れているが
酔っている…には関係が無い。
はらりと舞い降りた雪は、少しずつ勢いを増している。
その所為か屋台組は降る雪で商品がやられないように
店を畳み始め、観光客はさっさと姿を消した]
……あら。
皆さんもうお帰りで?
[お酒の所為でぽかぽかと体は温かい。
雪の冷たさが丁度良いとすら感じるほどだ。]
[片付けをはじめようとすればユノラフの声>>13]
あら、ユノラフさん、こんばんは。
[今まさに片付けようとしている商品を
ここまで持ってきてくれたのはユノラフだが、
そんな事などまるきり覚えていない…は完全に
礼を欠いている事を自覚していない]
あ、はい、大丈夫です。
今から片付けようと思いまして。
ですのでお先に行っててくださいな、
えっと、ミハイルさんも。
[周りのほとんどは既に撤収済みで、
…の屋台だけが雪の下で突っ立っている。
無意識とは言え、存分にコキ使った2人に、
ここは1人で大丈夫だと告げて…は慌てて片づけを始めた]
/*
人狼となりましたイェンニです。
ミハイルさんよろしくお願いいたします。
ひとまずコアをお伝えしますね。
平日は夜9時以降から最大3時まで議事にいられます。
その時間以外は一撃でも難しいです。
休日であれば昼からいられます。
/*
やりたいことと言えば、色仕掛けで湖に誰か引き込みたいですね。(色仕掛けに乗ってくれるPCがいればですが)
そうなると私が人狼って事は早期に露見してしまう感じかなと。
とりあえずこんな感じですが、ミハイルさんも何かあれば私も合わせます。
赤窓の扱いはいかがいたしましょう。
テレパシーorひっそり内緒話的なものでしょうか。
/*
フルでオープンでしたらそれで行きましょうか。
ドロテアさんの事は何も考えていませんでしたわ…。
では、赤窓は基本テレパシーと言う事で。
その他細かいことは流れに身を任せていきますね。
……あら、あらら……。
なんだか皆様わざわざごめんなさいね…。
[マティアスを待たせ、さらにはミハイルにまで
手伝ってもらう事態に少々萎縮してしまう。
もう少し厳しくしてくれても良いのに、
こんな風に周りが優しいから…はいつまでたっても
成長しないのだ。]
屋台はこのままで良さそうですね。
[他を見渡せば、商品だけを持ち帰ってただけで、
屋台はそのままだった。
雪の中ではそこまで構っていられないと判断したのだろう。
それに倣って、…も商品の片付けに留め、
彼らと共にコテージへと向かった]
─湖畔→コテージ─
[ガラガラと台車を引く音が響く。
お酒で火照った体は、雪に当てられて徐々に冷えていく。]
冷たいわ……。
マティアスさん、足元お気をつけてくださいね。
[吹雪いた雪は短時間で道を白く染めた。
これでは少々彼には歩きづらいのではないだろうかと、
気を使って声をかけてみたが当のマティアスは
ユノラフの手伝いもあって悠然と歩いていただろうか。]
それにしても、あんなに大きいものを作ったのに
残念ね…。
[湖の上に目をやれば完成した巨大な櫓の姿が
吹雪いた雪の隙間から見ることが出来た。
これではあの櫓に火が着けられないだろうと、
声のトーンを落として…は呟いた]
[落胆の声とは裏腹に、…の顔は小さく微笑んでいる。
唯一見ることの出来たマティアスは、
しかし盲目の瞳ではそれと分からなかっただろう。
そう、これでいい。
あれに火など着かなくても、構わないのだ。]
不浄なものだなんて、失礼しちゃうわ。
[…がこの村にいつからいるかなんて、村の誰もが気に留めない。
するりと彼ら彼女らの日常にもぐりこみ、
まるで人間と同じように過ごしていただけ。]
私はこんなに善良なのに酷い人たちね。
[大人しくしているのに退治しようとするなんて酷い村人たちだ。
だからちょっと、懲らしめてやっても、良いでしょう?]
えっと、お礼になるもの……、気に入ってくだされば良いのですが…。
[そういって運んできた商品から礼になりそうなものを出す{3}
1、5.蜂を象った木彫りの置物
2、6.蜂のぬいぐるみ
3.蜂型の革の財布
4.蜂が中に入った琥珀の置物。
ダグは受け取ってくれるだろうか。]
[あまり人と話したくないようであれば…は
すっと身を引いてこの場を離れようとする]
季節はずれの雪も降っていますし、
ご自愛くださいね。
[彼はいつから寝ていたのだろうか。
外を見れば、季節はずれの大雪に驚いたかもしれない。]
この雪、いつになったら止むんでしょうね…。
[去り際にぽつりと呟いてみる。
暖かくなって蝶の姿も見られるようになったのに、
冬へと逆戻りしてしまっては、蝶を愛して止まない
ニルスには辛い状況かもしれない。]*
[ニルスがこの辺りの部屋から出てきたと言う事は、
ここ一帯の部屋は客室として使っても良いことだろう。
一番端にある部屋まで行き、ノックをする。
中から誰も出てこないとなれば空室なのだろう。
…は部屋の中に入って荷物を置いた]
あらあら、
外に出たら死んでしまいそうね。
[曇った窓ガラスをきゅっと拭いて外を見る。
吹き荒れる雪の様子から容易に外に出られない事が伺えた]
[ぼうっと外を眺めていれば、きゅぅ、と小さな音でお腹が空腹を訴える。]
やーん……そういえばお酒ばかりで
何も食べていなかったわ…。
食べられるものはあるかしら。
[…は食べ物がないかコテージの中を探すことにする。
台所に行けばおそらく食材があるだろうと、
とりあえず目的地は台所へ向かうことにした。**]
─炊事場─
[自室から炊事場へ向かう間に誰かとすれ違っていたなら軽く言葉を交わしただろうか。
炊事場に行けば、まずは食料の確認をする。]
干し肉とお芋さんが沢山あって、
あとはお野菜もそこそこあるわね。
それに調味料は一通り、と。
[直ぐに使えそうな食材としてはそれくらいだろうか。
夏と言うだけあって、日持ちしないものはあまり置いていないようだ。]
そういえばみんなはお夕飯はどうするのかしら。
[大広間に数人が集まっていたはずだ。
人数確認と意識調査の為、…は大広間へと向かった]
─大広間─
[大広間に向かえば数人の姿が確認できた。]
あの、どなたかここにいらっしゃる人の
人数を知っている方いらっしゃいますか?
[近くにいる誰かに聞いてみるが、
人数を把握している人はいただろうか。]
今からお夕飯を作ろうと思うのですが、
皆様の分もお作りしようと思ってまして…。
[みんなの反応はどうだろうか。
…は広間にいる人たちの顔を見渡しながら聞いた]
[まだ探していないところに、食料は備蓄されているかも知れない。
しかし数日をここで過ごすわけではないと考えるならば
心配することもないだろう]
あ、はい。
大丈夫です……。
いえ……そうですね…お願いいたします。
[ミハイルが手伝ってくれると言うが、一瞬だけ萎縮。
しかし大量の食事を用意するには人手がほしいことも確かだ。
…はミハイルの申し出を受ける事にした]
それに、ずっとこのままというわけじゃないと
思うのでまだ焦らなくても良いとは思いますの。
[物事を楽観的に捉える節のある…は、
この雪が数日間吹き荒れることなど知らない様に、
ミハイルにそう返した]
─部屋を出る前─
っ!
[囁いた言葉は、声には出してないはず。
それなのに、まるで声が聞こえたかのように
こちらを見られて…は息を止めた。
…の顔は一瞬だけ驚きで彩られた後、
直ぐに愛想笑いへと変っただろう]
[>>176厨房に向かいながら、
2階にいるという少女を思い浮かべる。]
……ドロテアちゃんはお料理が出来てから
呼んだ方が良さそうね。
[おっさんばかりの中に、1人でいるのは少し可哀相だ。
イルマがいれば良いのだが、
彼女もどこにいるのか分からない。
大勢の中に1人よりは、部屋に1人の方がマシだろう]
そういえば先ほど、この雪は続くと言ってましたが
どれくらい続くと思います。
[後ろを歩くミハイルをちらりと見ながら問う。
異常気象だといっても、今は夏だ。
直ぐに止むと考えるのが普通だと思ったが、
彼はそうとは思っていないようだ]
そう…。
ミハイルさんの言うとおり、暫くは止まないの。
[だってこの雪を降らせているのは他でもない私。
もっとも、1人の意思で出来る事ではないので、
他にも雪を降らせようとしている意思があるのだろうが。]
[階段を登るミハイルを見送り、…は厨房へと戻る。
鍋や包丁などの調理器具を確認する。
さすが大人数用のコテージというだけあって、
ここにある鍋は大きい]
さて、始めますか。
[まずは鍋に水を入れて火にかける
その間に人参、タマネギ、ジャガイモなどなど
野菜をひたすら切る。]
やーん、タマネギが目に沁みるわ…。
[常温放置のたまねぎは、切っているだけで
目に刺激を与え、思わず涙がちょちょぎれた。]
[鍋が沸騰したら野菜を入れて弱火で煮込む。
この辺りでミハイルは戻ってきただろうか。
そうなれば干し肉の調理をミハイルに頼んだだろう。]
あら、缶詰はここにあるのね。
[…はサラダを作るためにレタスやタマネギを切って大皿に盛る。
何気なく棚を空ければ缶詰がごろごろと詰まっており、
ミックスビーンズとサワークリームも発見したため、
それとオリーブオイル、調味料を混ぜてサラダに乗せて完成とした。]
やだ、コンソメ入れるの忘れていたわ…。
[野菜が柔らかくなった頃に、
鍋の側に置いてある大事なスープの素に気づく。
最初に入れるはずだったコンソメを途中で入れたが大丈夫だろう。
それから取り出したチーズを鍋に入れて、水を足して再び煮る。]
いいにおいがしてきたわ。
[コトコトと音を立て、鍋から良い匂いが厨房を満たす。
最後に調味料で味を調えてスープも完成した。
にんにくのたっぷり入ったチーズスープを飲めば、
すぐに体も温まることだろう。]
[問いかけへの返事は無かったので、気のせいだったのかとやり過ごしていれば調理中に聞こえるミハイルの聲。
どこから聞こえているのかは分からないが、
少なくとも見える範囲にはいないようだ]
……そうみたい。
私も全然気づかなかったわ…。
[今まで苦手意識を感じていたため、この状況は予想外だった。
もう少し懇意にしていれば早くに知ることが出来たのだろうか。]
私、こうして仲間に会うのはとても久しぶりだわ。
[人にまぎれていた間、仲間に会う機会などそうそう無かった。]
[仲間と知れば、自然とミハイルに抱いていた警戒は消えていく]
あなたもお久しぶりなのね。
私はずっとおばあちゃんと二人きりだったわ。
[その祖母はもういない。
かなり昔に、祖母は人間の手によって「退治」されてしまい
それからずっと…は1人きりだった。]
あら、お誘いを?
あの子ずっと1人だったから、喜んだでしょうね。
[可哀相なドロテアちゃん。
まるで一人ぼっちになった私みたいで気に入っていたのだけど。
ミハイルがこうして誘うほどだ、少し1人にさせすぎたようだった。]
でも……あの子がいなくなったら寂しくなるわね。
[それに、少し羨ましい。
私はもうおばあちゃんに会えないのに。
彼女はあそこに行く事によって失くした者達と会う事が出来るのだろう。]
私もおばあちゃんに会いたいわ…。
[…はミハイルとは違い、ナッキとして生れ落ちた。
祖母について人の世を彷徨い歩き、生きる術や、人間としての振る舞いを教えてくれた。
長い間、ずっと一緒に、そうして過ごしていたのに。]
私たちは、何も悪いことしてないかったのに。
[ただ、人ではないからと祖母は殺され、骨の場所もわからない。
その亡き祖母の姿を思い出せば、涙を流す。
表向きはタマネギを切っていたため、
事情を知らない者にはその所為に見えたはずだ。]
[ミハイルの料理も完成しただろうか。
人数分の皿を用意して、それぞれの料理を盛り付ける。
そこにあの旅の者はいただろうか>>170。
いるなら配膳の準備をしながら自己紹介と共に
世間話を一つ、二つと交わしただろう]
あとはテーブルに運ぶだけね。
そうだ、お酒、探さないと。
[ぽんと手を叩いて重要だといわんばかりに声をあげる。
冷蔵庫にはミネラルウォータや、
オレンジジュースはあったがアルコール類は無かった。
半分ほど配膳を終えたあたりで、…は炊事場をがさごそと漁り始めた。{3}
奇数:お酒各種を見つけた 偶数:ここには無いようだ]
あら、こんなところに。
お酒は揃ってるのね。
[足場に、取っ手のある床を見つけたので開けてみれば
沢山の酒瓶を発見することが出来た。
2,3本適当に手に取り、それもテーブルへと運ぶ。
お酒が飲めない人たちの為に、オレンジジュースも忘れない。]
ふふ、なんだか人も一杯いるし、
楽しい夕食になりそうだわ。
[外の様子もすっかり忘れ、どこかパーティ気分に…は微笑んだ。
テーブルにも配膳を終えて準備が出来れば、
ここにいない人たちを呼び、夕食を共にしただろう]**
ええ……そうね。
[私の代わりに、あの子が幸せになりに行くと考えれば
少しは気持ちが楽になるのかしら。
自分の不幸を重ねて見ていた少女なのだから、可能なはずだ。]
本当は、祖母を殺した人間が憎くて仕方ないの。
もっともっと、苦しめば良いのよ。
……でも………。
[長く人の世で過ごしすぎたのだろう。
情が移り、その感情は薄れている。]
そんな私が幸せを分けてあげるのも面白い話よね。
[この雪だって、ちょっとだけ困らせてやろうと
考えていただけだが、ミハイルの考えに…は乗った*]
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