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[弓槻が話すのを聞いて思い出したように顔を上げる]
六花は意見出し合って、皆で票を揃えるのに賛成なのね。
あと、もし耳の人が投票ではーいすることになったのに追い出されそうになったならその時はすぐにはーいしてほしいのね。
[言い終わると周囲を見渡して、未だ状況を捉えられてないのか落ち込んだ様子の下級生達を見ると、鞄を漁りチョコレートの袋を出した。個包装されている一つを手に取り、先ほど声を上げていた鷹野に差し出す]
あのね、甘いの食べたら落ち着くのね。はい、どうぞ。
コハルちゃんもナオちゃんも、ケンくんもはい。
[手近に居る人にも渡すが、一人一人に渡して回るよりはとボイスレコーダーの隣に置いた]
皆も、お腹すいたら食べてね。
[そして椎名が自己紹介をしているのを聞いて自分も同じように倣い、車両の見回りに付いて行くことにした**]
―回想・近藤と―
[褒められれば嬉しいもので、顔を綻ばせて頷いた]
うん、六花が描いたのね。
皆きらきらしてるのね。街もね、人もね。
[少し絵を見て考えると、近藤に差し出す]
これ、あげるのね。
[喉が辛そうな様子にあまり無理をさせてはいけないと思い、傍に絵を置いてすぐさま元居た場所へと戻った]
[いつの間にか寺崎が別の車両を回っており、戻って他の車両の様子を話のを聞いた後、寺崎に軽くチョップをした]
こんな所で一人で行っちゃ危ないのね。メッ、なのね。
[しかし、じっとしているのも落ち着かず、汽車の内部がどうなっているのか自分でも見て回りたい気持ちがあり、椎名に付いて行く。
弓槻には残るよう促されたが、首を横に振った]
須藤センセーも居るし、1年の子達も落ち着くまでは仲いい子と一緒にいるのがいいと思うのね。
[仲がいい子とはいえ、この中に鬼が潜んでいるかもしれない。しかしすぐに誰かを疑うというのは自分でもまだ躊躇いがある。自分の気持ちを落ち着けたいが為に動きたいという気持ちもあった]
[椎名を先頭に車両を次から次へと歩く。いずれも同じように座席があるだけの場所を右左と見回していると椎名が声をかけてきた]
怖くない…わけじゃないのね。
でも、ちょっとでもここのこと知っておきたいのね。
[気が沈まないように気を使ってくれてるのだろうか、笑いかけてくれるのに対して同じように返した。
しかし、元の車両に戻れば横たわる二宮の姿と、重苦しい雰囲気にまた表情は曇る]
お話、聞くのね。
[ボイスレコーダーを再生していいか確認をして、聞き始めた]
[一通りレコーダーを聞き終え、元に位置に戻す]
皆にも言われてるけど、ケンくんが言う投票を伏せるってのは、皆鬼さん探すの困っちゃうと思うのね。鬼さん、かくれんぼしてるなら引っ張り出さなきゃいけないと思うのね。
小鳥遊センセーの話、臆病なことはないのね。六花も自分の考えとどっちがいいのか悩んだのね。
でも、出てきてないままだと見える力がどんな風に使われて、誰を見るかの決め方とか、もし投票が多かった場合とか、鬼さんがもしかしたら投票多い時に嘘ついて名乗っちゃうんじゃないかとか、考えたら決めることとか混乱とかも多いと思ったのね。
[話すことが多くて、自分のスケッチブックに書きながら、皆に伝わるように考えながら喋った。一通り話し終えると空気が抜けたように背もたれに身を預けた]
[足をぶらぶらさせながら皆の話を聞いていたが、弓槻の言葉に顔を上げた]
シンヤくんが鬼さん見える人なのね?凄いのね。
六花はできないのね。
[言うと椅子から降り、マシュマロの袋に手を入れて{2}個取り出すと、元の席に着いた**]
[近藤の話を聞いてあっと声を上げる]
言っちゃってごめんなさいなのね。
六花、その案いいと思うのね。
あのね、どっちか片方出る案の、真ん中の案だと思ったのね。
[んーとと何度か言い、続けて言いたいことを纏める]
見たい人は見える…占い師さんに任せるってことでいいのね?
六花もそれでいいのね。
この案でやって、もしハッキリと決めちゃったら、その人の狙われやすいかもしれないのね。その人が耳の人とか、もし…もし、シンヤくんが偽者だったとして、本物だったりしたら大変なことになるのね。
だから六花は希望出すけど、占い師さんに任せたいのね。
[弓槻を偽者と仮定することを心苦しく感じ、もしを強調した]
まだ、誰を隣にバイバイするか決められないけど、オジさんとヨシアキくんは希望しないのね。
どっちも案の良い悪いの何を選んだのか分かりやすかったし、混乱しないよう対処も出してて鬼さんっぽくないと思ったのね。
今思ったのはこれくらいなのね。六花、ちょっと静かにしてるのね。
[喉を押さえて着席した**]
[コハルがクッキーを出したのを見て嬉しそうに声を上げて席を立った]
コハルちゃんのクッキー!いただきまーす!
[全部食べてしまわないように控えめにクッキーを頬張る]
纏めとかは皆が言ってるので賛成なのね。
後は考え纏めるからちょっと待ってなのね。
んっとね、隣の車両にバイバイ希望するのはバクくんなのね。
一番自分の考えがわかんないのね。提案もちょっとしてるけど、そこからどうしたいとかさっぱりなのよ。
協力してここから出よー!っていうのがわかんないの。
[一緒に車両を見て回った時の笑顔を思い出してしゅんとする]
見てほしい人はね、ナオちゃんなのね。次がクルミちゃん。
ナオちゃんね、話しの流れに乗ってるともどっちでも問題無いっていう風にも見えて悩むのね。でも、一応自分は見える人に出て欲しいけど、って希望は強調してるのね。もしかしたら切欠が無いと何を言ったらいいのか分からないのかもしれないのね。
こう考えてぐるぐるしてるのね。鬼さんじゃなかったらいいなぁ…。
クルミちゃんはね、おかしなとこ無いけど、一番話しに紛れてるように見えたのね。
あと、ケンくん皆気にしてるけど、六花は違和感というより無防備って思ったのね。
一言で言うと、オジさんやコハルちゃんと同じー!
[友人と意見があったのが嬉しいのか、両手を上げて表現した]
[咳き込みながら]
ほんとにバクくんでいいのかって考えてたけど、変えたら混乱させちゃうし、なんで変えたか説明できなさそうなのね。
ごめんね。
[椎名の様子にオロオロしている]
票、書いたのね…。
[バクを追うべきか悩んだが、彼を推した自分が追ってもどうしようもないだろうと思い、見送るしか出来なかった]
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