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― 自室 ―
背高さんは襲われちゃったけど、アンちゃん吊れたー!?
[メールを見てガッツポーズ。
その後、何度か画面を確認したが]
天ぷら粉にまみれた写真来てない。
― 廊下 ―
バク君かイマリちゃんどちらかがアンちゃんの仲間なんだよねー?
[部屋から出て、大きめの声で歩いていく。
違和感を覚えたのは大広間の近く。
漂う異臭に立ちすくんだ*]
一人で残るなんて言うの止めた方がいいよ?
二人でここ居て。
遺体や遺留品には触れない。お互いも近づかない。何かあったら大きな音出して呼んで。
いい?
[そう言ったのは1時間ほど前。
別荘中を探したが、外に出るルートが全く見つからなかった。
窓もない自室には戻らない]
―― 広間 ――
ネギ坊と、今日会ってないよね……
[ここに呼んだ張本人のことを思い返してみると、呼ばれたそのときに電話をしたきりだ。
ドラマでよくある隠し扉の類を探してみたが、本棚が動く気配すらなかった*]
……夜が来たら、どうする?
見立て殺人の一種かな……
背高さんみたいな成人男性まで殺した人とどう戦うの。
[スカシカシパンにつけたのと同じメモ用紙に、パターンを書いていく]
バク君がここに残って突然死を選ぶなら、あたしは部屋であなたに投票する。
[声にかぶさるように、夜を知らせるアラーム音が響く。
イマリを一瞥してから出て行った**]
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