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[その頃栗田は、新聞の角に絵を描いてパラパラ漫画を作っていました]
あんまり動かねぇな……
[そしてハタとひらめきました]
デンゴもクルミもいない
↓
骨要員!?
[開かない窓をがたがた]
だ、だれかー。
フローレンスー!
フユキ先生ー!
[たすけにきてくれるよね! とうるうる]
ダメだ、声はとどかなそうだ……
[栗田はいっしょうけんめい考えました]
エル・オー・ヴイ・イー!
らぶりーハンバーグっ!
[踊り出しましたが、すぐに居たたまれなくなってしゃがみこんだとさ]
[落ち着きを取り戻した栗田はゲル状のあれに牛乳を入れてスプーンでかき混ぜています]
何でか、急に食べたくなった。
[ふと見下ろした畳には小さな焦げ。
ちゃぶ台の真ん中には、吸殻が零れ落ちそうな灰皿。
流しにある食器は所々が欠けている]
誰か住んでるよなここ。
[今更である]
[殺風景な部屋だ。
煙草と、新聞と、最低限の食事の影しかない]
これ見よがしって、こういうのを言うんだろうな。
[手を伸ばしたのは、段ボール箱一杯に詰まったアルバム。
プリントをした写真屋で貰えるあのアルバムだ**]
あー、つかぬことをお聞きしますが、このドアってどうなってんですか?
[ノブから一度手を離し、振り返って室内を見渡す。
先ほど見ていたアルバムには、何処かの、いつかの、星の写真が入っていた]
[物々しい雰囲気を後に扉は開き、入ってきた消防隊員の一人が押入れの襖を開いた]
勝手に開けていいんですか?
[そんなこと言いながら、自分は今さっき冷蔵庫を開けたけれども。
押入れの中には一組の布団と、小さな機械があった]
ホームプラネタリウム。
[遠目にもわかった。
少年だった頃、アレが欲しかった時期があったから]
さて、と。
フユキ先生、次回掲載分のあらすじさっさと下さい。
俺の隣の席のイラストレーターに頼まないと間に合わなくなってしまいます。
[そう言って、何事もなかったかのようにその場を離れようとした――ら、話を聞かせてくれと呼び止められてその日は潰れたのだった]
―― 弁当屋 ――
[足をX字にしてターンしたりしながら、弁当屋へ近づいた]
ここここ、この前の何でしたっけハンバーグ。
チョップスティック? チュッパチャップス?
あれ一つ下さい。
[と、顔を上げると弁当屋店主]
……ノリ弁当一つお願いします。
―― 空き地の片隅 ――
[ノリ弁当を持って立ち寄った空き地。
『きんぎょのばか』になっている板の前でしゃがみこんでいる]
誰だいたずら書きしやがったのは……
[ボールペンで一本書き足して『きんぎょのぼか』にした]
―― 30日 編集部→寫眞館――
電話出ないんで、フユキ先生のところ行って来ます。
[そう言って編集部を出ると、先に寫眞館へ足を向けた]
ご購読ありがとうございます。
こちらはお礼のアイス券です。
今なら半年間購読申し込みで、更にもう一枚差し上げますがいかがですか?
[受付に座っているツキハナ母の曖昧な笑顔。
それにつられるように、栗田もにへら、と笑った**]
―― 駐在所 ――
すみませーん。
これ、そこの空き地で拾ったんですけど。
[[詰め替え用インク]を手に扉を開く。
中に居たのはいつもの巡査]
あ、聞きましたよ。
娘さんでしたっけ? おめでとうございます。
[万年筆の詰め替え用インクを乗せた手のひらを見ている]
そうだ、俺原稿取りに行かないと。
[フユキ先生の次回作にご期待下さい]
―― ある日の編集部 ――
フユキ先生、次回作はこういうのどうでしょう?
猫耳メガネの美人が、壷の中から6人出てくるんです。
それぞれに得手不得手があって、あ、ちょっと待って下さい、電話切らないでー!
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