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[今日も『イヴの時間』の扉を開く。
いつもと変わらない朝。変わらない風景]
・・・・・・
[カウンターの中で下準備をしているけど、いつも決まってこの時間にくるお客さんが、今日に限って来ない。
ふう、とため息をつく]
[そんな他愛のない話をして昨日は店を出た。そして今日も昨日と同じくらいの時間に喫茶店に顔を出す]
こんにちはぁ
今日も遊びに来ちゃった
[そしていつの間にか定位置になりそうなカウンターの席へストンと座りあたりをくるりと見渡し顔見知りを探す]
あれ、今日はナオが一番乗りかなぁ
[にこりと笑うと、カウンターの中のポルテにホットミルクとホットサンドをオーダー]
― 翌朝・自宅 ―
[メールの音で目が覚める。内容を確認し、呟く。]
ふーん・・・ネギヤとかいうアンドロイド連れてったか・・・
(どうなるんだろうな・・・、これから。
アンドロイドを調べたところで解るんだろうか?「何であの店に行くんだ?」・・・そんなプログラムはされていない筈なんだ。)
今日は貴方が初めてのお客様よ。ゆっくりしていってね。
[そう言うと、ホットミルクを淹れてナオの前に出し、次にホットサンドをつくりはじめる]
・・・・・・何か変わった事、無かった?
[昨日送った報告書をもう1度読んでみて苦笑する]
― 報告書 一部 ―
ポルテ 謎につつまれた女性。恐らく人間と思われる。
バク 表情に乏しいが言う事は面白い。
ユーモアのある人物にプログラミングされたアンドロイドか。
グリタ 記者のような風貌。話を聞いていると、何故あの店に来るのか違和感を感じる。
ナオ 何の変哲もない女子高生。ドリ系予備軍か。
オトハ 熱狂的なドリ系と思われる。来店を制限した方が良いのではないだろうか。
レン 顔を隠しているのは、何か後ろめたい事情があるのではないだろうか。早急に調査を依頼。
モミジ 翻訳家のようだ。印象は、子供っぽい大人。ドリ系予備軍か。
ペケレ 普通人を装っているが、好奇心旺盛なマスコミかもしれない。
(我ながら酷い報告書だ・・・謎が多すぎる)
─ 2dのお話 ─
[セーラー服に眼鏡の女の子に話し掛けられて、はっと顔をあげた。]
は、は、ハ、ハ い。
昨日、はじめて きて、
今日が 二 回 目 で……。
[ナオの言葉に、マフラーに首を埋めるようにして、こくこくこくと頷く。頷く回数が多過ぎるかもしれない。]
[ガキンガーロボのポーズを、一番人気だった必殺技を放つときのそれに変えて、そっとナオに差し出した。]
よ、よかったら、
どど、ど、う ぞ。
あ、あちらの方が
貸してくださって──そ、その
ち、小さい頃、は、
ガキンガー ロ ボ になるのが、ゆ、ゆめでした、僕も。
[そんな話をポロリと零した後、オロオロとして会計を済ませて、昨日は二回目、店を出たのだった*。]
はーい、マスターありがとう
[ゆっくり…という言葉に破顔する]
あれ?いつも一番最初からいてジュースを飲んでいた叔父さん…えーっとネギヤさんだったかな?
また明日ねって言って帰ったのに今日は来ていないね
いつもあの大福みたいな笑顔に癒されてるのにな
[ちょっとさびしそうにマスターに話しかけて]
変わったこと?
別に何も気づかなかったけど
[あっけらかんとした顔で答える]
[喫茶店に着くと、自分の席―
心置きなく仕事ができるテーブル席を確保すると
まずトイレに行って携帯をかける。
人目が分かるよう、個室には入らず
誰もいないことを確認して]
もしもし、見つかった?
……え、まだ?
そりゃ確かに昨日の今日だけどさ。
んなロボットの玩具欲しがるような子供が
委員会のメンバーな訳ないって?
いや分かんないじゃない、そんなの。
意外性って話も脳内会議で出たし。
……とにかく、次もあるからお願いね。今度奢るから。
・・・・・・そう。ありがと。
[そう言ってナオにいつもどおり微笑む。
そうして、少し遅れてホットサンドがナオのテーブルに置かれ、まだ終っていない今日の下ごしらえを続ける**]
[何食わぬ顔でトイレから出てくると
ネギヤが来てないという話を聞いて]
来てないの?あの人。
あの桜餅みたいな人でしょ?
気が付いたらいるっていうか
ずっといたような気がするから
座敷わらしかもって思ってたんだけど。
[昨日とは違う参考書、小さなヘッドフォンで音楽を聴きながら入ってきた。カウンターに座るナオとマスターに笑顔で挨拶する。]
ちわす!
[ポルテがホットサンドを作っているのを見てナオに]
お前・・・すっかりここのホットサンドの虜だな。
・・・今日はちょっと暇そうだね。マスター、客に釘バット振り回してるとこでも見られたの??
[悪戯っぽく笑った]
今日は……。
春のフルーツサンドと……イヴレンドを。
[注文を済ませると、バッグから新聞を取り出して読み始める。
「倫理委員会」の活動と、それへの賛否両論が掲載されている。
市販の新聞。誰かが覗き込んでも、特に隠したりはしない**]
オトハさんいらっしゃーい!
そうなの遅れてるだけかもしれないけど
…別に約束しているわけじゃないけどいつもいる人がいつもの場所にいないとなんだかすごく寂しい…よ ね
[オトハに浮かんだ微妙な表情には気づかない様子で話を進める]
[ヘッドフォンを外して皆の会話を聞く>>6>>9>>10]
あー・・・なるほど。今日はあのふっくらした人来てないんだ。道理で店が広く感じると・・・げふんげふん。
[ポルテに睨まれて言いなおす。]
寂しいと思った。
それにしても、来たときからいたから
いないと違和感があるかな……。
ただでも目立つ人だからね。
[ナオ>>13に同意して]
何もなければいいんだけどね。
マスターも何か聞いてたみたいだったし。
まったく、調子いいんだから。
[ギンスイ>>14の態度が変わるのに笑って]
でも広い気はするな、いつもと比べて。
物理的な意味はともかくとしてね。
[>>15ナオの返事に少しあきれたように笑って]
何言ってるかわかんねー。食べながら話すなよな。
まぁここのホットサンドは美味い・・・それは解る。解るが!今日の俺は一味違うぜ。
[カウンターのポルテに向かって、ちょっとカッコつけつつ思いきって言った]
・・・マスター・・・今日はこの、菜の花と筍の春パスタってのを頼む。食後にイブレンドね。
ゆっくり食べないと勿体ないよ。
[ホットサンドを飲み込むナオに笑って]
さて、今日は一気に行きますか。
そろそろ本気出さないと締めきりに間に合わないし。
[小さな2人用のテーブルは瞬く間に
仕事場へと変化する。
金属製のにわとりマスコットを置くと、
ぱたぱたと羽ばたく仕草をする。
それが編集部からの電話の合図と知っている彼女は
ゴメンと言ってその場で声を抑えて*電話に出た*]
そういえば…
[ホットミルクを一口飲んだ後ぽつりぽつりと話しだす]
最近よくマスコミで騒がれているせいかもしれないけど学校でもアンドロイドに必要以上にのめりこまない様にってお達しが来たよ。
それよりもっと人間同士で健全な友愛の感情をはぐくみなさいとか何とか…だって
>>19
そーなのか。最近じゃ学校の事務員や用務員にアンドロイドって話も聞くのにな。
健全な友愛ねぇ・・・人間同士ならなんでもいいのかな・・・。
― 入り口 ―
これ、落ちていたんですけど……
郵便受けの端っこのところに。
どなたか……?
[手にしているのはビニール製のショップバッグ。
気まずさに目を泳がせて、店内を見渡す]
[>>20ナオに見上げられて目があってビックリする。]
えっ!!か、カッコなんかつけてないわい。・・・いつもと違うモン頼む為の気合だよこれはぁー。
>>24 ちょ、おまえ「ごとき」って!ったく、絶対美味いと思うけどわけてやんねーって、聞いてる?
[店に入ってきたモミジの、持っているショップバックに顔を近づけていきじぃーっと見た]
・・・・・・俺んじゃねーことは確かだ。
中、見てみたら?
>>25
ちょ、そんなとこにかけるなよ・・・。
え、俺が見るの???
爆発物とかじゃないだろうな・・・。
[モミジに押し付けられ、嫌々中から布をつまみ出して、おそるおそる広げた。]
??・・・でかい布??
[ぐるり椅子を回した拍子にポケットの中で何かが揺れた]
あっこれ返しそびれてた
[ポケットの中からガキンガーロボを取り出す。そのまま目の前の少年に返せばいいのかそれとも夢を食べる獏と名乗った>>64少年に返せばいいのか戸惑った挙句もってかえってしまった玩具]
そういえばあの子、ガキンガーロボになるのが、夢っていってたなぁ
[それに対して
私は主人公のソヅ君が大好きで
ヒロインの“グ”“ー”ミちゃんになりたかったなー
などと、モミジとギンスイがショップバックの中身を確認している間に、レンの話>>4>>5にそんな返事をした事をくすりと思い出し笑いしていた]
こ、これ・・・もしかして、ふっくらした人の持ち物、とか?
・・・使用済みじゃないだろうな・・・。
いや、大丈夫とは思うが・・・一応手ぇ洗ってくる・・・。
[一度広げたぱんつをぐしゃぐしゃとバックに戻し、モミジに押し付ける。慌てて洗面所へ向かう。途中で思い出したように振り返り、]
>>28 おい、全部食うんじゃねーぞ!
[洗面所で溜息をついた]
(調査対象の所持品置いていくなんて、使えない調査員だよ・・・・・・奴らに勘付かれたら、面倒なのはこっちだぞ・・・)
―翌日―
[ドアを潜る/いつもの席へ]
―これは
[カウンターの隅/ビニールバッグ/席が埋まっているので店の奥へ]
EVELENDを一つ
[いつもの様に注文を]
今日は彼は居ないようですね。
[男が座る場所/昨日までの姿は無く/ネギヤの不在を知る]
[逡巡/EVELENDが運ばれて/マスターを呼び止める]
お忙しい中失礼
確証はありませんが、この店が倫理委員会の標的にされている可能性があります
独自に調査を進めていますが、今の所手がかりのようなものは見つかっていません
店の主人である貴方には先にご報告しておきます。
[声を潜め/マスターに告げる**]
>>11 ギンスイ
もう、ギンスイ君ったら。そんな物騒なもの、この喫茶店には無いんですからね。
[そう言いながらほっぺを膨らませる。でもその後の>>17のギンスイの言葉に]
ほんと調子いいんだから。
菜の花と筍の春パスタね、実はこのメニュー、ちょっとした自信作なの。
[その後、下着の入ったバッグの話題に。
少しだけ眉をひそめて黙って話を聞いていた。
男性が座るテーブルにEVLENDを持っていった時に、声をかけられた]
・・・・・・ありがと。
でも、なんでそんな事を貴方が知っているのかしら。
あ、ごめんなさい。貴方を信じてないって事じゃないの。
ただ、貴方がどんな人であっても、あぶない事に巻き込まれないかなって、心配なの。
[この店に来ている上に、店が倫理委員会の標的にされる事を嫌がっている。
ということは、もし人間であったとしてもドリ系である可能性は高く、そうでなければアンドロイドという事になる。
どちらにしても、倫理委員会と深く関わることで彼は危険にさらされる筈]
ここは大丈夫。いつも来てくれている貴方達に迷惑もかけないから。
だから、無茶はしないでね。また明日もそして明後日も。貴方の顔を見たいわ。
[そう言って微笑む。少しだけ元気はなさそうではあるけれど。
イヴの時間の中を守れても、外は守れない。
自分の中にある悲しい思い出。この店を開いたとしても、同じような思いをする人を救うことなんて出来ないのかもしれない。
少しだけ悲しくなった**]
こんにちは。
[今日も喫茶店のドアを開ける。
変わらない店構えと、変わらない面々。ただひとつ違うのは…]
もち肌のおじさんがいない?
[ハツネが密かにひどく興味を抱いた人物の不在に気づき、首を傾げる。]
まだ来てないだけ、かも?
[手のひらで鳴る、端末。電子文字を眺めて]
いや、もう此処には来られない。
残念だけど我慢してね? ハツネ。
[落胆する彼女の溜め息をすぐ傍で感じながら、宥めるような声色。]
それにしても…
[残留物の報告を見ては、また違う色の溜め息。]
倫理委員会って本当に――
[求められた報告書。昨日は白紙で提出した。
並ぶ問いかけに想う。
何が違うのだろうと。]
……何でもない。聞かれたら厄介だし*
[思案顔で辺りを見渡して。]
あ、バクくん…だよね?
[昨日人形を扱う自身のことを「お母さんだね」と言ったひとを見つけ、]
これ、あげる。良かったら遊んであげて?
それと、僕はお母さんよりお父さんの方が近いかも。ハツネと共同でつくるから。
[携えていた紙袋を差し出した。
中には簡単な仕掛けで音を奏でる、木製の小さなカラクリ人形*]
[カウンターに座っているとセイジとバクの会話が聞こえてきて]
お母さん、お父さん?
あ、確かあなた双子の…
[セイジの背後をみて今日はお姉さんいないんだね。と残念そうに呟く]
この前から、兄弟姉妹がいるってうらやましいなって思ってたんだ。
うち、父親が{6}年前のアンドロイド研究所の爆破事故に巻き込まれてしまって………今は母親と二人暮らしなんだけど、ナオに兄妹とかいたら……寂しくなかったかもって、双子だったらきっと…
[何か考えるようにほぅっと溜息**]
あっそうだ これ
誰に返せばよいのか解らなくて、ちょっと手を入れてキーホールダーにしてみたけど
[ポケットからガキンガーロボを取り出してバクとリクの目の前でゆらりと揺らした**]
[ナオの声にくるりと振り向き]
残念ながら今日も来れないんだ。本人も悔しがって居たけど。
[居ないけど、居る。居るけど、見えない。
そんな不思議な感覚を、言葉に込めたところで正しく伝わらない事は身に沁みて居るので、紡がず]
ナオさん…は、一人っ子?
[兄弟姉妹の言葉から、安易な推測。]
…あ、六年前の事故でお父さんが。
それは――大変だったね…。
[記憶にある事故のニュース。
幼い記憶を掘り起こし。漸く口にできた言葉は、ありきたりな労いの言葉だけ*]
[いつものソファで、雑誌を読んでいる。
おでこにはアヒルのイラストの絆創膏]
クリーチャーがいないだって……?
そう言われてみればそんな気がする。
[モミジの持ってきた服を一瞥し、
得心したように頷いて、彼女に言う]
自首、するんだ―――。
うん、一人娘。
――大変、そう結構大変だった。
大事な人がいきなり傍から消えちゃうなんて…酷いよね
しばらくはおじいちゃんの所でお母さんと暮らしていたけどおじいちゃんも亡くなってしまったし。
母親との二人暮らしはちょっと寂しいんだ。
だから、ナオにもおねえちゃんとか妹とかいたらいいのにっていつも思ってたの
[話しながら興味がバクに渡された紙袋へと]
ところで、…なあにそれ、バク君にプレゼント?
[首を傾げて手元を見つめた**]
[笑んだのを恥ずかしがるように、
すぐにいつもの、生真面目な顔へ]
だいじにするよ。ずっと。
お姉さんにも、そう言っておいて欲しい。
でも。なんだろ。
――どうして僕にこれをくれたの?
[不思議そうな声で、セイジの眼を見る]
[冗談はおいておいて、と前置きして]
負のオーラを出していた子にあげたものだから、
不要だと感じないなら、僕に返す必要はないよ。
欲しい人がもてば良いと思う。
たまにちいさい子供がよってきて、和むよ。
Tシャツに蛙……何十年か前にも、そんな事件があったと聞いたことがあります。
あれって、結局どうなったんでしたっけ?
[小さく首を振り]
まあ、それはともかく。
誰がどんな主張をするのも自由ですが、いえ、自由でなければなりませんが……
実力行使とは、穏やかではありませんね。
[「拉致」の文字に視線を落とし、ため息をつく]
[レンのそばで立ち止まって]
いきなりこんなこというと、
変な奴って思われるかもしれないけれど。
[意を決したようにぽつと切り出す]
延々トランプタワーとか……つくってほしいんだ。
それを無意味に、完成させずに邪魔したいっていうか。
なんか僕のそういう部分を刺激してくるんだ。
昨日から、このお店が危険かも知れないという話が出ていますし……皆さん、身辺には気をつけて下さいね。
[店内を見渡す。一昨日と、そして昨日と同じ顔ぶれ。
一人を除いて]
ネギヤさん……大丈夫でしょうか。
[衝動のままに交流していると、
オトハの言葉が聞こえて来た。
新聞。記事。倫理委員会。拉致。]
――。
そんなことをしても、何も変わらない。
のにね。
[恵愛の家。という自己紹介を聞き]
ああ。
聞いたことがある。気がします。
[倫理委員会の対極、でしょうか。
虚空に問うように、そう独りごちる]
神を、信じているのでしょうか。
・・・・・・
[この男性に、一体何が起きているんだろう。
でも、きっとそれは彼の意思なのだろう]
コーヒー、美味しい?
ここではリラックスしていて欲しいわ。
[にっこりと笑みを投げかけると、カウンターへともどって行く]
ある日突然大切な人が居なくなるのって。
…辛いよね。
[言葉を選ぶように]
姉弟が居ると、確かに寂しくないね。僕らは生まれた時からふたりだから、逆にひとりに成る事の想像がつかない。
当たり前だと思う事が、あなたにとっては当たり前じゃないだなんて。何か不思議たね。
[柔い眼差しを向け]
あ、これ? うん、受け取って貰えたら。プレゼントになるね。
[手渡した紙袋の中で眠るからくり人形。手渡された彼(バク)は、口許が緩く歪んでいた。
しかし気にせず]
大事にしてくれたら、そのからくり人形はきっと喜ぶと思うよ。
うん、君の言葉はハツネにも伝わってるけど、僕からも伝えておくね?
[バクに告げて]
どうして…――、
どうしてだろうね? でも何となく、あげたかったんだと思うよ。
[贈る理由を訊ねられると、返す答えは曖昧なもの。]
なるほど、ね。
[オトハ>>59の告げるのに頷いて]
宗教そのものはともかく、
どんな神様なのかは興味が湧くな。
傍から見てるとよく分からないから不思議でね。
[自分のものになったことを確かめるように、
きゅっと紙袋を身体に引き寄せて]
ねえ、セイジ。
アンドロギュノスって知っている?
[唐突に、そんなことを聞いた]
[手のひらで端末が光る。
電子文字は新たな収容人員の情報を欲し、対象者の名を並べ上げる。
錯綜する情報。冷ややかな視線を二つ重ね]
次は誰にするのだろうね?
僕等としては、ドリ系も倫理委員会も。所詮同じ穴の狢にしか思えないから、どうでもいいけどね。
[不穏当な発言。セイジとハツネにとっては、自身の考えを主張し押し付ける者は、誰であろうとおなじもの]
[ふと、本日も何も注文していないことに気づく。
恐る恐るポルテの方をみて]
忘れてました。えと。
スマイル、ください。
[わが道を行く男]
[バクの言葉>>70に思わず噴き出して]
随分古典的なギャグ言うんだね。
古代レベルのネタじゃないの、それ。
面白いなあ。
[カウンターに戻ると、バクが恐る恐る注文をする]
あら、それじゃあスマイルっていう名前のコーヒーをこれから淹れるわね。
[と意地悪な返事をした。
今日も時刻はそろそろ8時になろうとしていた]
ドリ教?
[オトハの言葉に、不思議そうな声をあげる。]
知らなかった。僕等世間に疎いんたね。
[手のひらに埋もれる端末を弄び]
「アンドロギュロス」?
お菓子みたいな名前だね。何だろう?
[バクの問いかけにも、首を傾げる。
今日は知らないことばかりを知ると、思いながら。]
[洒落の分かるマスターの返事>>73にくすくす笑いながら
オトハの説明>>74に耳を傾ける]
心を持つ者はみんな平等、ってことか。
うん……そうあってほしいね。
生きているのにも、心があるにも違いないのに
どうやって生まれたかで道が分かれるなんて。
[バク>>78を励ますようなそうでもないような口調で]
最近はベタはあまり受けないらしいからね。
進化とか細分化とかが激しくて把握する方も大変だって
仕事仲間が愚痴ってたわ。
人を笑わせるって難しいよね。
[様々な「知る」を知る中で、贈った紙袋を大事そうに抱えるバクを眺め]
贈る理由は、作り手が決めるものではないって、うちの祖母の口癖でね? だから僕等が君に贈った理由付けは出来ないんだよ。理屈っぽいけど。
ハツネと僕はふたりでひとりだからね。
常に傍にいるんだよ。
[微笑みは絶やさず。]
[プレゼントの理由を述べるセイジ>>82には]
贈りたくなったから贈った、で
いいような気もするけどね。
理由とか、そんな堅苦しい事考えなくてもさ。
贈り物って、それだけで嬉しいものだしね。
ふぅーん
二人でひとつの完璧な存在のアンドロギュノスかぁ
じゃあイブとアダムが寂しいのはいつまでも不完全だからかもね
[くるりくるりといすを回しながら誰にいうわけでもなく口に出した]
ギリシャ神話かぁ。
[どこか自信無さ気に語るバクの言葉に(>>83)耳を傾け]
確かに僕とハツネみたいだよね。ふたりはひとつだった辺りは特に。
[否定の言葉は持ち出さずに頷き、反芻する。
喫茶店の時計は二十時を指しそうな時刻。そろそろ閉店の時間が迫る。
また明日、話が聞けるだろうかと思いは漂う。
同じメンバーの下。興味深い話を。]
完璧な存在、か。
……それって逆に寂しい気がする。
でも、2人がひとつで
ずっと一緒なら寂しくないのかな。
[バクの語るアンドロギュノスの話>>83
出てきた感想がそのまま口に出る]
[閉店の時間が迫る]
結局、ネギヤ氏は来なかったな。
―やはり
いや、マスター。会計を
[店を見回す/会計を済ませると店を出た]
[ふたりで一つの、完璧な存在。
その話への皆の反応を耳にしながら]
私は……完璧な存在は、やはり寂しいと思います。
共に補い合う関係の方が、心やすらぐように思うのは……自分の想像力が、足りないのでしょうか。
彼であり彼女であるそれは……完璧なのだから、寂しいと感じることさえ、無いのかも知れません。
……もう、こんな時間ですね。
フルーツサンドも、美味しかったです。
ごちそうさま。
皆さん、また……明日。
お話の続き、楽しみにしています。
皆さんの、お話。
[皆へ一礼すると、会計を済ませ、店を後にした**]
[バクにかけられた言葉>>96に一瞬目を丸くして]
……どういたしまして?
[そう言ってバクや店を出る人々の背中を見送り、
自分も帰り支度の準備をする]
物づくりには、愛情やパッションは大切だからね。掛けた情は、形を変えて相手に届くって、これも祖母の口癖だけど。
[ナオに頷き(>>84)]
うん、少なくても幸せな事だとは、思ってる。
[オトハの細められた視線を感じ(>>85)]
そっか。贈りたいから贈った。そんな簡単な理由が有っても良いんだね。ありがとう。
[ペケレの助言を受け(>>89)、セイジは小さく礼を告げた。]
ご馳走様パスタ美味しかったです!
[カウンターの中のポルテに声を掛けて会計を済ませると母親が一人で待つアパートへと帰っていく]
そろそろ時間だから、僕もこれで。
また、明日。
[会話の名残惜しさに後ろ髪を引かれるような気分で。
セイジもまた、喫茶店を*後にした*]
[礼を言うセイジ>>102には]
うん、もっとシンプルに考えていいと思うよ。
自分で理屈っぽいって思ってるなら尚更ね。
[しばらくして、テーブルを片付け終えると
マスターにお邪魔しました、と声をかけて店を出た]
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