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― あの時の 最後の日 ―
[真相は表に出ない]
[カラコロ カラコロ]
[遠ざかっていく下駄の音を、
其の時誰かは聞いただろうか?]
― 現在 ―
おや、もうすぐ、
盆踊りと、
花火大会の時間かな
[”あの時”と変わらぬ様相をした男は一人。
浴衣姿で下駄を鳴らす。]
50年前の踊りか
[小さく笑って、また再度。
*カラコロ祭りの中を行く*]
―どこかの屋台―
あらおじさん、こんにち…え?
要らない要らない、今から盆踊りだし。
いや、あたし別にそういう玩具が好きなわけじゃなくて、アクションとかミステリーとかサスペンスとかの小説やら映画が…だから要らないってば、ねえ!?
ああ…結局買わされちゃったじゃない。
おじさんホントに口が上手いんだから。
あたしが好きなのは武器の玩具じゃなくて…あ。
小説と言えば…そうよ、あたし大事なこと忘れてるじゃない。
えーっと…たぶん今年も来てると思うんだけど。
[盆踊りへ向かう人波の中を、きょろきょろと見回す]
んー…やっぱりこれだけ人がいると、なかなか…
[しばらく探し歩いた後]
あ、いたいた。フユキ先生ー!
[声を掛けながら近づいて]
良かったあ、やっと、みつけましたよ。
お久しぶりです、フユキ先生。お元気でした?
新作拝見しましたよ。感想のお手紙出そうかと思いましたけど、せっかくだから帰省したときにお伝えしたくって。
え、ああ、これですか?屋台のおじさんに、無理矢理売りつけられちゃって。
[困ったように持ち上げて見せるのは、玩具のウージー9ミリサブマシンガン**]
― 夏祭り会場 ―
姉さん……
[フユキに話しかけるヒナが目に入って遠くで立ち往生。
本人には『姉さん』と呼ばないと怒られるのだった]
え、なんだろうこの変な感じ。
[もやもや*]
―過去 えいえんのまつり―
ミナツが言うには。
ここらへん?で神様が呼んでる、と…
…うーん、でも何でか。俺にはわかんないや。
[視線で宙を探した後、のびをする]
[あの「あそびましょ」の声を聞きとめた頃に
戻ったは、この記憶。
あの川で、神様へ願いを託したこと。]
[そう あの日
握りしめ、引きあげた友達の手は――…]
(かみさま。かみさま。
もしもほんとうに そんざいするのなら。
おねがいします
おねがいします
なんでもします
だからだから 『ともだち』 を―――)
[「なんでもします」
あの時、そう誓っていたのだから。]
[アンが隠されたのは許せなかった
けれど、自分が神隠しに遭った事は
報い なのだと思った。]
[風に広がる白粉の香り。
ポストカードに念を込める占い師の影。]
[目を、細める。]
あはは、かくれんぼか。
いいよー何でも……つきあうぜ。**
◆話の種(気が向いたらもぎゅもぎゅして下さいくらいのあれそれ)
■1.1d=1年ってどうでしたか?
■2.200ptの面白いところ
■3.200ptの難しかったところ
■4.その他何か気が付いたことや気になったことや気に止めなかったことや気に障ったことなど
■5.200ptでこんな村どうよな話(誰か建てたらいい…!)
― とおい とおい ところ ―
(あーそーぼ)
あーそびーましょー
(おにごっこ たのしかった ね)
(いっぱい あそんで もう まんぞく)
つぎは かくれんぼ しよう
ぼくが おに だよ
(かーくれんぼ しましょ)
うしろを むいて とお かぞえるよ
(さあ かくれて !)
ひと つ ふたーつ みっ つ
(はやく はやくはやく)
よっ つ いつーつ むっ つ
(ほら はやくかくれて)
(このせかいから !)
げたげた かくれんぼ じょうずだって いってたし
(ミナツちゃんも じょうずだって いってたよね)
うん いってた
リウちゃんが めであいずして おしえてくれなかったら
(うんうん いってた)
きっとシンヤ ないてた ね !
(うんうん きっと ないてたね !)
ムカイくんは どかんに かくれてて
(でてくるのが たいへん だった !)
そうそう !
アンちゃんが おとな よんで こようって
(みんなで ひきとめたんだ そうそうそう)
――。
ふふ
ああ たのしかった なあ
(ああ たのしかった ねえ)
また やりたい ね !
(そうだね また やろうね)
みんな おうち かえった かな ?
(だいじょうぶ)
(からすが ないたら かえる じかん)
(みんな かえりみち まいごにならないで ね ?)
─とおいとおいところ─
かくれんぼ?
それで、いいの?
じゃあ、今から隠れるから、ちゃんと見つけてね?
遊び終わったら、皆おうちに帰らなきゃ。
鬼も子も、一緒に遊んだ皆で帰らなきゃ、ダメなのよ。
― とおい とおい ところ>>18 ―
てを つないで ?
(でもそれは シンヤ の きおく)
……
(ぼくじゃ ない)
(いま そういおうと したでしょ ?)
(でも いえなかった)
(じゃあね ちゃんと いわないと ね ?)
あのね リウちゃん
(ぼくが おにだよ って)
……
(シンヤの かわり してたんだよ って)
(だましてて ごめんね って)
あのね シンヤがね
(かみかくしも ぼくのせいだよ って)
(おこっていいけど かえったら ちゃんとぼくのこと わすれてね って)
リウちゃんのこと すき だったって !
(…… ……!)
(それ いっちゃう の !?)
─── っ、
……うん、私も。シンヤのこと、好きだった。
だからね、シンヤ。
忘れないよ。
ずっと…私も、皆も。
シンヤが大好きだったこと、忘れたくないから。
だから、…一緒に、帰ろう?**
―からすがなくころ―
[子供のような「シンヤ」。
今になって染みる
願いと道理が合う筈がなかったのだと。
密かに呼びかけた先は、リウとは別
今までシンヤを続けてきてくれた、相手]
からすがないたら おうちへかえるじかん。
『おまえ』は、おうちは…
[白粉の香りを吸い、かえりみちを探すわけでもなく、ふと去来した疑問を口中で転がしてから]
いっしょにあそべて、たのしかったよ。
また遊ぼうね。
いつでも、いつまででも、…かまわない。
[カラコロ、カラコロ。遠ざかっていく下駄の音。
聞こえるはずのない音にひかれるように、一歩踏み出そうとした所で、背中を叩かれた]
っ………ムカイ君。
帰る?ええ、っと。
[はっと振り向いて、きょとんとした。そして周りをきょろきょろと見回した**]
かみさまも、帰るの?…そっか…
かみさまも かえr…???
[思わずといったように同じくきょろきょろした後。]
[手近の屋台の骨組みへ体重を預け、
んー と、覗きこんでミナツを窺う深い瞳。
<56>秒後には、拗ねた色もそこに少々混じった。]
かみさまかみさまって。
ミナツ、最近それ多いな。
[木の骨組み握る手に無意識のうち力こめた拍子に、木材のささくれが掌へ刺さる。
浅い傷口より流れる鮮血を握りこんだ]
―…ってぇ。
や、かみさまはしんねーけど
それより。
その片履きの足じゃ、冷たいし辛いだろ。
……おまえの下駄、取りにもどらなきゃ。
かえろう?
[促しの重みが、声色に加わる]
― 時間軸:プロローグ:夏祭り会場 ―
[結局。
50年前に始まった『神隠し』で、
本当に行方不明になったのは、
作家の男一人だけだったろうか。
カラコロとした下駄の音。]
どうだい
(悪くは無いな)
だろう
あの時からの利害の一致
君を選んだ僕に間違いはなかったね
(フン、なら初めから言えば良かったものを)
君の様子も見たかったから、
仕方がないじゃないか
[カラコロとした下駄の音と、
同時に響く笑い声。]
お話を書くのは、楽しいねぇ
(推理モノとしては落第だがな)
はは、やっぱり
[『じんろうさまのかみかくし』
この神社をモチーフに書かれた作品は、
最近出版されたもの。
それに何かを思う人は、居ただろうか。]
― からすが なく ころ>>26 ―
(おしろいのかおり が はしわたし)
(えはがきのおもい が みちしるべ)
…… しんぱい しないで
(ここと おうちが むすばって)
おうちに かえるよ ぼくも
(おや)
(ぼくも そんなふうに わらえたんだ)
(たのしかった って)
うん ぼくも たのしかった
とっても とっても たのしかった
(きみが ねがって くれなかったら)
また あそぼうね
いつでも いつまででも ね
(ぼくは こうして いることもなくて)
あ そうだ
(そうやって いつも めせんを あわせてくれる きみが いなかったら)
こんどは さ あれ しよう
(ぼくは ずっと ただの きもの)
(きみの おかげ)
しゃてき
どっちが さきに あのおかし あてられるか
さきに あてたほうが かち だよ !
(かんしゃ してる たくさん たくさん)
(―― “ありがとう”)
― からすが ないた あと ―
(ねえ ちゃんと わたした ?)
うんうん わたした わたした
(『ひきかえけん』)
ミナツちゃんの ぽけっとに いれといた !
(うらに おみせの なまえ かいた ?)
かいた かいた だいじょうぶ
きづく かなあ ?
(ふふ きづくと いいね ?)
はぁ? 神隠し? 何を言ってんだ?
この平成の世のデジタル世界に神隠しだなんて。
テレビももうすぐ地デジ化するってのにあほらしい。
[夏祭り会場。
打ち上げられる花火の音に、
ひとの歓声は一際大きくなった。]
幾らうちが田舎だからってなぁ。
今時流行らないだろう、怪談だなんて。
[カラコロと、下駄の音。
すぐ隣を歩いている筈の人の足音は、近く、遠く]
…神隠しと、座敷童のお話。
何だかとても、可愛らしくて…せつなくて。
ああ、先生、ご存じですか?
今年、古い盆踊りが復活するんですって。
かくれんぼ踊り…皆でお面をかぶって、この世の人も、あの世の人も…人ではない子たちも。みんな一緒に、楽しく遊ぶための踊りなんですって。
[手には、いつの間にか狼の面**]
――そう、流行らないですよ。
神さまの神隠しだなんて…
[そっと懐から取り出した、
白粉の匂いが漂う古ぼけた手紙を開いて]
いまのご時世には似合いませんよ、
そんな…五十年前の昔話なんて――
[男は、懐かしそうに目を細めて*微笑んだ*]
…うん、あたし、かみさまが居るのがわかってたから。
かみさまに呼ばれたと、そう思ってたの。
[拗ねた表情には、軽く小首をかしげつつ。
さらに促す声に、軽く目を瞑って、ゆっくり開く]
…ごめんね、ありがとう、ムカイ君。
うん。帰ろう。帰らないとね。
…って、手怪我してる!大丈夫?
帰ってその手、治療しないとね。あたしも、あまり上手じゃないけれど、包帯くらいは巻けるもん。
[そう言って、ゆっくりと歩き出した**]
― 現代 ―
[どこからともなく、下駄の音がする]
下駄の音かー。なんかお祭りっぽくていいね。
そういえばうちのばーちゃん、ずっと下駄を大事にしてたなあ。かみさまからのプレゼントだって。
どうやってかみさまから貰ったんだろ?
[ふと浮かんだ疑問を口にだして、祭りの中を歩いていく]
― いつかどこかで ―
[カラコロ
下駄の音が鳴る]
[それは50年よりちょっと前の話
一緒に遊んだ女の子
下ろしたてみたいな、
赤い鼻緒の下駄ひとつ]
『ミーナツちゃん
あそびましょ』
[其の声がいつのものなのか。
覚えているのはその人だけ。
誰かとその時聞かれたら、
人差し指を口元に当て、]
― 夏祭り会場 ―
相変わらずソラさんはゴージャスかき氷派なんだな。
おじさんにサービスしてもらえばよかったのに。そしたら3点コンボどころか5点にも10点にも……う、食べる前に溶けそうだ。
[笑い袋を抱えて屋台の間をそぞろ歩く]
お祭りが終わったら宿題やる準備しないと。どうせみんなくるんだし、座敷片づけて。
感想文はやっとかないとだめか。フユキ先生の新作でいいかな。なんだかどこかで読んだことがある気がするし。
[ぶつぶつぶつ。独り言]
― 40余年前・フユキ宅 ―
肩書きって便利だね。
[『若先生』が適当言うと、大家は簡単に鍵を開けてくれたのだった。
開いた扉から冷気が出てきた気がしたが、すぐに暑い、うるさい、夏に覆われる]
どこに消えたんだろうね。
[一人ごちる。
おばけも、チラつく景色も、もう見えなくなっていた。
フユキの机上に残っている、鬼気迫る文字は判読が難しい]
『ん〜……? ここどこぉ?』
[と、少女の声がした。
背後の布団がもぞもぞと動いて、その中から顔を出したのは]
アン、ちゃん……!?
[失踪時と変わらぬ見た目の女学生を見て、腰を抜かしかけた。*あばばばば*]
[ふと、射的屋の前で立ち止まる。
「今年も来たな小僧」と言われて、苦笑して頭を掻いた]
なんだろう、ここを通ると「やらないと」って気になっちゃうんですよね。
勝負してるっていうか、なんだろう。
[うまく言葉にできなくて、毎年同じような事を言っている気がするなと言い訳。
お代を払い、替わりにに受け取るおもちゃの銃とコルクの弾。
ねらいをつけるのはキャラメルの箱]
― 現代・救護テント下 ―
家に帰ればやれ嫁はまだか孫はまだかって、時代錯誤なこと言われ、外に出れば、病人もいないのにタダ働きかよ……!
みんな元気なのはいいことだけどなー。
[本部テントから、迎え火の匂いが届く。
机に置かれていた小説は、フユキの新刊。ぺらぺらとめくり苦笑した]
医者でユウキとかやめろよ、まったく。
― 40余年前 ―
若先生!
アンが見つかったって、本当!?
…あ…アン、本当に、アンだ。
良かった…心配、したん、だから。
今までどこに…ううん、違う。
───おかえり、アン。
やっとみんな、おうちに帰れるね。**
[暑い暑い夏の祭り。
カラコロと響くリズムは軽やかに、涼やかに]
踊りのこと、ご存じでしたか。
…やっぱり、先生は、お詳しいんですね。
[狼の面、戯れに作家の顔に重ね]
ふふ。
…みいつけた。
[また外して、にこりと笑う**]
─夏祭り会場─
ん…鼈甲飴、甘い。
次は、何しよう…かな。
射的に、風船釣り。
金魚すくいに、輪投げに…かくれんぼ。
─…かくれんぼ?
なんで、出てきたんだろ。
お祭りには、関係ない、のに。
…でも。
やってみたら…楽しい、かも。
[子どもがくれたわたあめ。
最後に残った割り箸をくわえてぶらぶら。
※危険です。テレビの前のお子様は真似をなさらないよう]
おにさんこちらー
[手に付いたポテトチップを叩くかのように、鈍く2回打ち鳴らす。
眠たげと言われる顔のまま辺りを見渡すと、面を被った老若男女が夜店の明かりに照らされてふわふわと]
[『還って』来ている人がいても、きっと誰も気づかない]
―現在 祭り会場―
たーのむよー ワカバ!
問題はあと、自由研究だけ!
そこがなんとかなれば!万事解決!
へるぷみー、
なんか半日で終わる研究おせーて!
[級友へ向かって手を合わせる、男子学生が一人]
ほら今ならもれなく、
「シンヤんちにおとまり勉強会に参加権」つき。
おまえも興味あるだろ、シンヤ?(あいつ女子人気高ぇんだよな)
それにあの古ーいうちの、趣?ってもんも味わえるぞ。
―現代―
[カロリーが無駄に高そうなかき氷を食べ終えると、
ソラを探していた様子の男性が現れる]
ごめん、用事あるからまたねー。
[そういって周囲の人々に挨拶を済ませ、やってきたのは公民館。
かくれんぼ踊りの前に行われる劇の打ち合わせがあったのだ]
ちぇー、リンゴ飴プレゼント攻撃でもおちねーか。
…しょーがねえ。
じゃあ、とっておきのひみつ。
おまえにだけ、特別に教えてやる。
あの家に、な―――
[カラコロ カラコロ
下駄の音が通り過ぎる]
[そのとき。
言いようのない、なつかしさを感じた]
はは
[そう笑い声をあげると、
カラコロ下駄の音響かせて]
伊達にモチーフにはしていませんからね
[踊りについてはそう返し、
ふと当てられるのは狼の面
面越しの狭い視界にヒナの顔があり瞬いた]
――…
…
[面の奥で一度、きょとりとして、
――ふ、楽しげな笑みを浮かべる。
面が外された時、ヒナが見た笑顔は、
いつもと同じでないかも知れず。]
やあ
[漸く、面と向かって―――]
見つかってしまいましたね
[くすくす笑う声は、下駄の音と妙に合う。
カラン、一歩動いてヒナに向き直り、一つ手を差し伸べた。]
じゃあヒナさん、かくれんぼの鬼と
折角だからかくれんぼの踊りでも、ひとつ
神隠しに合うかもしれませんけどね
[笑う声色は、*冗談めかしたものだった*]
………あー。いや。
やっぱ やめた。
お前に言っても、どーせさ、
「科学で証明できないもんは信じない」
っつーに決まってるし。
[にやりとした不敵な笑みを浮かべる
ひとり秘密を守り囲い込むことを決意した、そんなような。]
あ? 「でる」か? って………
[ワカバの口にした推測には、
自分から振った話題であるにも関わらず、沈黙をおし通したのだった]
[内容は――以前この村であった神隠しの話]
で、ここで何だっけ。
[散歩に誘われた]?
[というと一斉にツッコミが入る]
『違ーう!』
『[占い師 オトハ]はそんなことしてないだろが!』
『本当にお前この村の出身なのか?』
いや、ちょっとふざけてみただけ。
[反省心ゼロで言い切った]
[笑い袋とハンガーを抱えて、屋台の間をそぞろ歩く。
頭には狐のお面を乗せて]
笑い袋とか、なんかもうちょっといいもの当たればよかったのに……よし、ムカイ君に押しつけよう。
[じーっと笑い袋を見つめた後、さくりと決心する。
ふと。
声が。
しゃてきの けいひんじゃ ないのに ね !
(うんうん おかし でも ないのにね !)]
……うん?
[きょろりと背後を振り返り、首を傾げた]
[一度面に隠れ、また現れた作家の笑みは、
遠くて、少し怖くて、懐かしくて、胸を締め付けるもので]
フユキ先生…?
[そして思いのほか、近くにあって]
あら。
[差し出された手を、少しみつめて]
この指とーまれ、ですね。
[歌うように言うと、自分の手を重ねる]
先生になら、隠されてもいいですよ。
…お見合いしなくてすみますから。
[弟の複雑な視線など、知る由も無く**]
俺と逆、だねぇ。
[ぱらぱらめくった本の最後の方、女医は『この村から離れたいな』と言っていた。
その後どうなったのかは書かれていないようだったが]
巡回してきますね。
[わいのわいのと騒ぎながら動きをまじえての最終打ち合わせは続く。
一段落して休憩に入ると仲間から尋ねられる]
『この話、実話とか言ってるの聞いたんけどマジなん?』
[その問いにうーんと考える振りをして答える]
まあ私には分からないけど……
鬼だろうと神様だろうと妖怪だろうと、
誰だって寂しいもんなんじゃない?
[はぐらかすような答えに相手は不思議そうな顔をしていたが]
―現在 祭り会場―
しかし、お前とこうしてても、
残酷な現実(宿題)は終わらないな…。
はあ。もー、自由研究はちょっとおいといて。
祭りの間は、祭りを楽しむとするか。
縁日いってくるわー。
…ミナツも来てるかもしれないし。
あいつに問題集(回答ずみが望ましい)レンタル頼むついでに、射的おごってもらおう。
たしかあいつ、引換券もってるっつってたよーな…。
ん、すまんかった、
じゃーな、ワカバ、おまえマブいぜ。
[子供たちの遊ぶ声とともに、*祭り囃子が流れてきた*]
― いつかのどこか ―
[カラコロとなる下駄の音。
自分を遊びに誘う声>>51に、顔を上げる]
…まあ、懐かしい声。
お元気でした?って変かしら。
ええ、また遊びましょう。
あの時のように。
[そういうと、少女のように優しく微笑んだ**]
─夏祭り会場─
わ、!?
、ぁ、わ、ゆ、ユウキ、先生。
こ、こんばんは。
あ、あの、ね。
なんか、かくれんぼ、したい子いる、かなって。
思って。
だ、だから、その。
歌って、みたの。
[仮面を見つけた]ら、その人と仲直りできるわ。
場所は、そうね、[校長室]がよさそうよ。
はい、300円。
[差し出した手に転がった硬貨を空き箱に落とす、ほうと一息。打ち上げられる花火のお蔭か幾分客足は遠のいた]
…?
[喧噪の間、聞こえてきたのは50年前のあの調べ。子供たちの歌声と、少女の声とが重なって]
『この指とーまれ』
[懐中電灯片手に、ふらり、立ち上がった**]
[実際はどうなのだろう。
聞いた話なので何とも言えない。
だけど思う。
近くに同じように笑い合える誰かがいるというのは、
それだけで幸せなのではないかと]
『そろそろ再開するぞー』
[学生 ミナツ]が[自分探しの旅へ行って来た]するシーンから?
『だからそれはないと何回』
[ソラの周りでは祭りは終わらない**]
[ほら はじまるよ !
(ほら よんでるよ !)]
え、ええ?
[おにごっこ ! かくれんぼ !
(めかくしおに に たかおに)
こーのゆーびとーまれ !
(はやくはやく !)]
えええ!? ちょっと、まって。
[姿の見えない声に、無駄な制止をかけるけれど、声は楽しげにつながっていく]
[どこに いく ?
(だれと あそぶ ?)]
誰と、ってリ……じゃなくてみんなと!
[(みんなだね !)
たくさんが いいね !
みんな で あそぼう
(かみかくし !)]
ええええ――!?
[カラコロ
下駄の 音はなる]
[それは懐かしい音]
[でもたくさんある音]
[踊りが始まると、下駄の音は増える]
[ざあと吹く風は、
いつの時代も変わらない、
暑い 暑い *―― 夏のもの*]
─夏祭り会場─
ユウキ先生、お仕事、放ってきちゃったの?
…そう、だね。
──、でも。
お祭り、だから。
きっと神様も、遊びたいんじゃ、ない、かな。
だから。
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