情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
ある時、屋上で。
男は手すりにもたれて校舎の外の景色を見下ろしている。
「無かったことになんて、なりませんよねえ」
――歴史は。
男の他には誰もいない屋上で、男は誰へともなく微笑だ。それから、持っていた紙切れに目を落とす。
そこには左肩が上がったくせ字――男の字だ――で書かれた一文がある。しばらくそれを眺めて、男はおもむろに細かく破きだした。細かく、細かく。
やがて男の指ではちぎれないほどの紙片になりはてたものは、開いた手から、風に乗って散っていった。
[赤のノートにはこんなのが書かれていた。
最後の戦い、テシオを加えた王国軍によるヴィルコラク攻城戦がはじまる。
ヴィルコラクにたつ旗はシュテルをはじめ守将に森の熊さん。そして隠者。
三将の内二将の旗は見つからずどこかに潜んでいると思われていた。
そして攻城が投石の音とともにはじまる。
杭を内、更にテコの原理をこの当時から利用して守られた城門は容易く落ちることはなかったが、兵力差などは歴然としていた。
ゆえに普通に攻め、普通に落とす。
というのは表の戦。
王国軍は同時に影の戦。ローウェルによるシュテル暗殺の指示を出していた。
元よりヴィルコラクは彼らの城。道は熟知している。
そしてローウェル率いる少数精鋭はその暗き刃をシュテルへと向けたとき、その人物がシュテルではないと気づく。
それは嘆きのイレアナといわれ、ローウェルの妹、オイナ一族族長の娘、三つの顔を併せ持つ影武者≪半身≫
兄妹として違えられた道は切り結ぶことによって凄絶な交わりをみせるのであった]
[一方、シュテル
それに猛犬と暴れ馬の二将は少数の兵と、ポーンザインの本軍を加え、オイナ一族の案内のもと、ピアボンド山より、執着王の首都、ピジュへの奇襲を結構していた。
シュテルであり第三王子のマッテオは熟知していた、城の内部を、どこが弱点であるかを。
波をがさざめくような静かさとともに進軍。
オイナ一族の力を借り、ローウェルを出し抜いた瞬間であった。
だが好機とともに不運が存在していた。
それは森の熊さんと黒獅子のピーコック会戦の折りに交じわせた言葉。
ごくごく個人的な約束であったその言葉は敵と繋がってることを疑われたとも、またはそれとはまるで関係なく、連戦で軍の機能が著しく低下したためなのか。
黒獅子は一時首都への帰還を命じられていたのだ。
一度目は軍で、二度目は馬上で、三度目は生死をもって、矛を交えることとなった。]
[後に、熊との約束を破ったことによる自責の念か、それとも別の感情なのか。黒獅子はポーンザインへと様々な援助をしており、後世において、黒獅子の紋様が残ることとなるがそれはまた別の話]
[また、執着王、ローウェル、そしてイレアナの関係のはじまりは謎が多い。
ローウェルは執着王より賜った名であるが、本名はトゥナの兄弟の誰かではないかとは思われている。
二人が孤児であったこと、オイナ一族との関係。そもそもオイナ一族に多くの謎が残るのではあるため確固たる論はない。
だが当時、執着王の他にも欲にのった権力者が一度、オイナ一族の秘法欲しさに攻めるという事件が起きている。
それは結局お互い犠牲者をだしながらも彼ら一族のその特異性より決着をどこかに置き忘れた形で終わっているが
その時期と、執着王とローウェルにイレアナとの出逢いの時期が被るためこの戦の際の逃げたのかなどして身寄りをなくして拾わえたという説もあるが、やはり真相は定かではない]
[またシュテルがマッテオであるという説
周囲からは情けないといわれているマッテオであったが、生来から気性は穏やかであり、動物…特に馬に好かれていたといわれている。平和な世であればよき統治者となっていたであろうといわれている。
だが時は戦のはびこる時代。戦場にて彼は一体何を見たのか。
そして外の世界にて何を感じ取ったのか。
そこについては想像するに堅くないが、その名を棄てたことより、弱気自分を捨てたとも、または、王権をもっての戦いにせぬ志を抱いたともいえる。
転機は戦場にて、危機的状況に陥ったとされた際のジェミナイとの出会い。
流れの軍師の策に従い、また守るべき重責とその意味をイレアナに教わった彼は軍を生き物のように動かした。
その時、隠者は驚愕に顔を歪め、イレアナは当たり前だというように誇らしげな顔であったという。
これにより自信を持てるようになったのが本当のシュテルが産まれるきっかけであったのではないかといわれている]
[また、ジェミナイも、自分の使える主であり、自分の知に法った戦運びをできる指揮官を探していた。
ワドリックの戦いにおいて、火計をもって黒獅子を追い詰めるも逃がしたのは、黒獅子の指揮能力に加え若狼の情報能力もあったが、隠者の指示についてこられるだけの隊がいなかったというのも大きな原因の一つであったのだ。
そして二人はであった。
マッテオ…シュテルが自分の味方を探していたように、ジェミナイもまた自分の知で支えるものを探していたもの同士がぴたりとはまり合うように]
[買い物の袋を下げ、ぞろぞろと部屋へ戻った]
はいお待たせ、アイス買ってきたよ。
えーっと、これ誰のだっけ。
ポテチとかチョコレートも買い足して来たから、食べて食べて。
[注文された品物を配る]
ラウリはぶつけたとこ大丈夫?
やっほー、ミカ
[マジックハンドで手をふりふり]
買出しありがと。
今はレヴィングダットの攻防の後半戦から決戦に移るところかな
ただいまー!
アイス買ってきたよう。はい、どーぞ。
あ、適当に取ってってねー。
[大雑把に配りながら、バニラアイスをドロテアに。
そして「刺激100%!スッキリすっぱい恋するレモン」も一袋姉に渡した]
はい、いつものねっ。
あ、じゃあヨリアストラの鎖の話は過ぎたとこかな。
いえいえ、どういたしまして。買い出し楽しかったよ。
……マジックハンド、体の一部になってるね。
さて……俺はコレ、溶けないうちに、チャレンジするかな。
マカダミアナッツ入りアイス、魚市場風。
[意を決して、一口。味は[凶]]
あー…………
…………。
最初はね、マカダミアの香ばしさが効いてて「ああそうか、アーモンドフィッシュみたいなもんだ」って思うんだけど、後から魚の生臭さが襲ってくるよ……。
おすすめしないけど、サーディひとくち食べてみる……?
[一応聞いてみた]
[ぐらぐらしているピラミッド――なんとなく、既に一本柱の様相じゃないだろうか――に、そっと手を添えつつ]
ん。みんなお帰り。買い出しご苦労さまでした。
サーディありがとう、これこれ。
[「刺激100%!スッキリすっぱい恋するレモン」を受け取り微笑んだ。
ちなみにこの商品、皮をむいたレモンを蜂蜜に漬けた後、乾燥させて絞り豆の陽にした商品である。故に恋するように甘酸っぱいが売り文句だが、やっぱり酸っぱい一品だ。
ちなみに、つまんでも手が汚れないのが一番の売りだと思っている]
おかえりおかえりー。
続々と帰ってくるわね。
[サーディがもってきたアイスのうちバニラを器用にマジックハンドでとってみる]
ただいまーっと。
話、どこまで行った?誰かメモとってたら見してくれる?
[編集長からメモを受け取ると、ふーむ、と言いながら読みこんでいる]
あ、あとごみ袋買ってきたので、ちょっと片付けようぜ。オレらはいいけど、教授とかコケたら骨折しそう。
[片手でぱらぱらとめくりつつ、反対の手で空き缶を袋にぽいぽいぽいしている]
ミカくん、アイスどーお?
[自分のイチゴアイスを取りつつ、聞いてみる。
返ってきた微妙な反応に、あちゃーと口を開いた]
はずれー?うーーん、勇気のいるコメント…
[じいいっと斜め横からアイスを見てみる。
つぶつぶナッツの見える見た目は、さほど悪そうでもない]
ミカ、買いだしオツカレサマですっ。
ぶつけたところは、……[凶]程度なので、はい。
ウルスラ、おかえりなさい。
お手数おかけしました。
湿布、ありがとーございます!うへへ。
[湿布を受け取って、ぺこぺこり]
決着については、まだ…といいますか、
各々、考えてみるのも楽しそうです
[ここで執着王の次男のテシオについて触れておこう。
嫡男。ねちっこー油っこー。
次男。あ、いたんだ
三男。ぷ、なっさけな
で知られる執着王の息子たちである。(一部嘘である)
当時では目立った功績もなく、さりとて目立った失敗もないためにさほど名があがる存在ではなかったが、記録を調べていけば、同じ時代にて最強といわれていた黒獅子に継ぐほど幾多もの戦に参戦しておりそのどれもがいる記録が残っている。
テシオの母親はユリア。月の光も陰るといわれるほどの美女として知られ、執着王が唯一、策を練ることなく得た女性であった。]
[だが元より猜疑心が強い執着王はユリアの美しさを欲しながらも、何も手を尽くすことなく自分の妻の一人にできたことに疑心を抱く日々が続く。
それは息子、テシオが生まれた事により一時おさまるのだが、後に再熱。
執着王には武の心得はなくユリアは当然であったが、テシオには兄弟にはない武の才があったのです。
初めは僅かな疑心であったといわれているが、徐々に似ていないのではないかという思いが強くなり、同時にユリアの乳母兄妹であったものとテシオが似ているのではないかという噂がたつことで激情のままユリアとその乳母兄を謀殺してしまいます。
しかしそれは後に根も葉もない噂であることが分かり深く後悔することとなりました。
後に執着王をなんの掛け値もなく愛したといわれたユリアを自分の手で、しかも間違いで殺してしまったとあればそれは想像に難くないことだろう。
テシオにもその件はわかることとなり、その後己の武才を表に出すことがなくなりました。二人の間でその件について交わされた言葉は一切記録には残ってはおらず、テシオの心中を知るのは、彼本人とあるいは友と言われたローウェルだけだったのかもしれない]
……そっか。
ま、話のネタにはなるよ。苺アイスで口直しできるし。
[決意の表情のサーディに、魚市場アイスの容器を差し出した]
…………。
ね?
[その後述べられた感想には、悲しげに頷く]
とりあえず、それひとくち貰っていいかな……
[綺麗な色の苺アイスを視線で示した]
魚風味とか、まじで無茶しやがって……。よく開発がGOしたよな。やっぱ生臭いんだろうか。
さ、て。オレは、エートゥからおしつけら……いや貰ったこの砂糖のかたまりをどうにか消費しないとならんのだが。
……うーん。コーヒーを丼一杯淹れて、それにぶちこむか……。
『さてここで一つの歌を紹介しよう。いや、わざわざ小生が紹介せずとも読者の皆さんには充分なじみ深い歌、そう「森のくまさん」である。
子供の歌番組等でもよく扱われているので知らない方は殆どいないだろう。
さて、この歌を思い出したときその歌詞に違和感を覚えたことはないだろうか?
歌詞に登場するお嬢さんは熊に出会って逃げるわけだが、本人が自発的に逃げたのではなく、熊から「お逃げなさい」と言われて逃げているのだ。
熊といえば、東方日本の凶獣赤カブトや、幻想郷の使者怠惰の化身リラッ熊など、強大な存在として人間に驚異を与える存在として描かれることが多い。
いや、そもそも森で熊に遭遇したら、またぎでもない限りは、自発的に逃げるか死んだふりをする者が殆どであろう。
少なくとも襲う気でいたのなら「逃げろ」と言ってくる熊はいない。』
『この歌の熊は落とし物を届けてくれたり、一緒に歌ったりと大変友好的な熊として描かれている。一般的には他の凶暴な熊を指しての警告とされているが、中にはそうではないと唱える学者もいる。
ロシアの民俗学者アレクセイ・モフモフスキー博士は「この熊さんは追いかけないと興奮しない性癖があり、そのようなプレイをお嬢さんに要求した。」とする学説を発表している。…勿論見向きもされなかったのだが、このような諸説は数限りなく世界に分布しているわけだ。』
『ここで、その中の一つ、ルーマニアの歴史学者クリスチャン・ネコミミラヴラヴポヴィッチ博士の論説を紹介しよう。
アメリカ民謡と言われるこの曲であるが、9世紀の欧州、謎めいた英雄が活躍した都市で知られるヴィスコラクにこれとよく似た歌が残っていたというのだ。この説が正しければ、この歌の発祥はアメリカではなく、ヴィスコラク周辺になる。
ヴィスコラクの熊……小生の刊行物を熟読されている読者諸君ならもうおわかりだろう。そうこの歌はシュテル三将が一人レオパルドを指しているというわけだ。』
『氏はこう語っている。
当時の交通事情は今とは比べものにならぬほど劣悪で、そして危険に満ちていた。街道と呼べる程に整備された道はごく限られた箇所のみしか存在せず、地方へ赴く多くの行商人はキャラバンを組む等して自衛に努める必要があった。
勿論そういった行商を狙った略奪行為も多く、視界の狭まる森や山岳地帯は盗賊たちの格好の住処となっていた。
当時の森は野生の獣と人の皮を被った獣たちが蠢く極めて危険な場所であったのだ。
当然、為政者にとって物販の流通が滞ることは何かと問題であるし、自らの縄張りで不敬な輩を放置もしておけるわけもない。お抱えの兵を使い大なり小なり討伐隊や見回りは行われていた。
特に執着王ヴェルフェルミの政策は顕著であり、かなり多くの記録が残されている。
執着王などと不名誉な通り名を冠してはいるが、裏を返せば規律に重きを置いていたとも言えるわけである。
厳格な法に縛られた住民たちの生活が快適かどうかはさておき、その法を守りさえすれば他の都市に比べ幾分か安全な生活は送れていたのは確かなようだ。恐怖政治の側面にこういった事項もあることは興味深い。』
『さて、ここで一人の女性が登場する。ヴィスコラクの有力商人として名が残っているイグレシアス家のご息女フェミリアである。当時の同地方ではイレアナという伝説的才女がいたためか、今日それほど多く名を聞くことはないが、彼女もまた才気に溢れた美女でああり、現存するいくつかの肖像画からその人気は窺い知ることができる。
さて、その肖像画であるが、そこに描かれている彼女に一つの共通点を見つけることができる。
貝をあしらった耳飾りである。河川はあれど海から離れたこの地方でなぜ貝なのか? 有力商人の装飾にしてはいささか地味というか清楚な印象すら受けるこの飾りを、彼女は後生大切に身につけていたと言われている。
当時の流通を考えれば確かに珍しい部類には入るこの飾り……さて「森のくまさん」がお嬢さんへ届けたものはなんであったか?』
『全ては残った文献に憶測を当てはめただけである。程なくしてレオパルドはシュテル側へと出奔し、ヴィスコラクは戦火に覆われた。グレシアス家が、そしてフェミリアがこの後どんな末路をたどったのか? 残念ながらそれを教えてくれる文献は未だ発見されていない。
けれど、遠い時を越えて今、子供たちに愛唱されるこの歌が一人の運命に翻弄された軍人と、うら若き乙女の逢瀬を描いたものであるならば、その可愛らしい歌詞とメロディラインから、彼の人となりが伺えるのでは思い、感慨深くもあるものだ。
── ヴァルター=V=ラーゼン『村長さんちの童謡大全』より』
ドロテアに言われてた本を探してたらこんな本もあってな。とりあえず『村長さんち』シリーズを一通り借りてきたぞ。
[部屋に入ってがさごそとバッグから本を取り出しながら]
おーアイスまだ残ってるかな?
俺ガリガリくん[夫婦]味好きなんだけどある? あれってさ[お嫁さんを貰った]な気分になるしいいと思うね?
マティアスそれ……購買の自販機の?
[>>16ちょっとした雪山になっているカップに瞬きして]
でるときはでるのね。砂糖。
[コーヒー入れよう? と、バニラアイスに「刺激100%!スッキリすっぱい恋するレモン」をつぶし入れる作業を中止して、どんぶり探し探し]
うん…。
マカダミアナッツなら、美味しいのにね。
どうして混ぜちゃったんだろ。
[ヘンリクに頷いて、口直しのイチゴアイスをぱくんと食べた。甘い果実の香りが、魚の生臭さを打ち消して喉を滑り落ちていく。おいしい]
うん。どうぞ。
いっぱい食べてもいいよ。
だってミカくん、もうそれ以上食べられないでしょ?
[それ。と、お魚アイスを指した]
まぜるな危険、だよね。
マカダミア→ハワイ→海→魚に行っちゃったのかな。
あんまりこの歴史の謎は追いたくない。
[苺アイスへスプーンを伸ばし]
ありがと、でも、ひとくちでいいよ。
魚市場、買ったからにはちゃんと食べきる。
[苺アイスの素直な甘みに癒やされてから、再び魚市場に突入した]
……ドロテア、俺にもコーヒーお願い。
おおぅ。
[>>23鞄から机へと移され積み上がる「村長さんちシリーズ」に、視線を合わせるようしゃがみ込んで]
幻の村長さんちシリーズがこんなに。
ありがとうアルマ。
[早速、村長さんちの[1時間前]頃に思いつく海戦を手に取った]
アルマウェルはお嫁さん貰った気分?
すごい効き目のアイスだね。
どういう配合になってるんだろ。
まあ……[24時間前]には[情熱を取り戻した]りして、いいひとできるんじゃないかな。
1時間頃前というわりには……ずいぶんと……
[そっとめくった一頁目。
>>27声がかかれば閉じて]
どんぶり、カフェボール、水差し……なにかないかな。
[[サンルーム]とかにあるかなと探したり]
ハワイアンブルー?
その発想の飛び方すごくないー?
[追いたくないにこくこく同意した>>27
ヘンリクの返答に困った顔で、少し首傾げ]
でもミカくん、お菓子やさんなのに。
[アイスのスプーンを、口元に寄せてむうと唸る。
それから、いつもより大分ゆっくりアイスを食べ始めた]
このアイスにコーヒー注いでアッフォガード風にしたら……
いや、何か、戦況がよけい悪化しそうだからやめとく。
んー、さすがに肉や魚を材料にしたことはないからなあ。
どうやればこの生臭さを消せるだろう。
一応ワインで処理しようとはしてるみたいだけど……
[よせばいいのに魚市場アイスをじっくり味わって、レシピを分析している]
んー変わっタイトルだなそれ。時限制なのかな?
えっと……
■村長さんちの1時間前頃に思いつく海戦
紀元前400年、スパルタの指揮官はアテネの衝角戦術に舌を巻き、西暦1000年、ノルウェー王オーラヴ1世は側面攻撃にあまりに無力な障壁を嘆く……
ペロポネソス戦争からスウォルダーの海戦、はたまた最近閉店した都内美味しい海鮮丼の食べられた店まで、ありとあらゆる『あああの時思いついていれば! 時既にお寿司! もとい遅し!』な事象の数々を“いまだアナログ回線でがんばる男”ヴァルター=V=ラーゼンがモーレツ解説!
見て嘆くこと請け合い! 次代の嘆きのイレアナは君だ!
これ微妙にイレアナdisってないか?
お菓子屋さんだからね、食べ物無駄にするの嫌なんだ。
[サーディに苦笑した]
ああ、ドロテアありがとう。
コーヒー飲みながらなら、何とか進軍できそ……え?
醤油?
[コーヒーひとくち啜ってから、しばしウルスラを見つめた]
魚市場アイスか……
ほら、プリンに醤油かけたらウニっぽい味がするとかあるだろ? 甘味と魚は意外と合うんだよ。……多分。
あーえっと表裏一体ってやつだ。だから大丈夫がんばれ
[などと意味不明な供述をしてみた]
あ。
意外と。
[目をぱちくり]
ああうん、思ったよりいい感じ?
[ベースがベースなので、「おいしい」までは至らないけれど]
[ヴェルフェルミ=アイ・ヴァンホー
9世紀○○地方の王。
ストーカー王。執着王といわれ当時としては異常な情報戦を取り、政治戦略とも執拗に追いつめることを、また性格もねちっこいであったという。
戴冠後、南方進出のために首都を古都ピジェに移し、いくつもの国をその情報能力と戦略を駆使して手中に収めて領土を広げていった。
その麾下には当時最強といわれた軍人黒獅子や諜報部隊"L"をはじめ様々な文武官を従えており、また政治においては律を主にした厳格なことで知られている。
敵対するものには容赦はなく、悪辣な手段も平気でとっていたといわれているが、被害を最小に収めた手法をとっていたともいわれている。
彼のストーカー王などという不名誉な名で後世に伝わっているのは、当時の、嘆きのイレアナ。事件に由来することが多いが、彼自身も好色であったとも、欲しいとおもった存在は何がなんでも手にしたい強欲な王だともあるが、慎ましい性質ではなかったようだ]
[諸説にはそうなった原因は、彼を最も愛したといわれるユリアをその手で謀殺してしまったことが由来するともいわれているが、彼の幼少時代もまた原因の一つといわれている。
当時の父王の妾の子として生まれた彼は兄姉に疎まれ、よく暗殺に身を晒されながら悲惨な暮らしをしていた。
また当時の父王「お前には扱いきれないだろう。そういったものがいたら危険だ」などという理由だけで友となったものを殺されている
それは当時の病弱な王位継承権第一位であり一番可愛がられていた王による乱心ともいわれている。事実の有無はともかくそのようなエピソードがあるように、彼に味方は母親意外にいなかったのだろう。
だがその母も度重なる苦労にて早死にしているといわれているが、何時頃かの記録は残ってない。
一人母の死を悼むヴェルフェルミに「あなたの母君も一人で死ぬのは寂しいでしょう。ご一緒にどうぞ」というメッセージとともに獣の死体が贈られてきたなどとも言われているぐらいだ。おそらく彼意外誰もその死を悼むものがいなかった故に不明なのだろう]
[それがきっかけで彼はより辛辣に卑怯も不名誉もものともしない人間に変わったのではないかといわれており、また後の若狼を拾ったのも、後の黒獅子と呼ばれるものと親交を得ていたのもこの頃である。
その後、父王を初め当時の兄弟など王位継承権を持つものが一人ひとり"不慮な事故"でなくなっており、王位継承権の低いヴェルフェルミが王として君臨することとなった。
また、当時のヴェルフェルミの父王の時代、彼の国は弱体化の一途をたどっており、それを早急に建て直すためにも手段を選ばぬ策を講じざるを得なかったという説もあり昨今では不名誉な名を得る王であるだけではないという説が浮上している。]
[バニラアイスをほおばりながら、えらい味のするアイスとか、砂糖の山とか横目にソファーの上で赤のノートにちらほらと自分勝手にいろいろ書いていた]
[ポテチのり塩味を開けて食べている]
「刺激100%!スッキリすっぱい恋するレモン」×バニラアイスの味にも興味があります
すっぱあまい…のでしょーか?
[ ポーンザインの南部に位置するコルネリカ港は、かつて幾度も戦禍に見舞われた。豊漁な港を求めるため、あるいはポーンザインを経て北を目指すため、ヴァイキングや、海戦王オラヴィの率いる海軍に攻め込まれた。
しかしどの歴史書を紐解いても、この港が攻め落とされたという記録はない。
地図をご覧いただければおわかりの通り、守るに易い地形というにはほど遠く、この海域を死守し続けることができたのには訳があると推察するのは難しくない。
理由のひとつははっきりしている。ポーンザインが、敵船に積まれた攻城兵器をぶち倒す投石機の技術に優れたからである。 これによって漁港の守りを高めた。
もう一つは――]
[ほら、聞こえないだろうか。よく耳を澄ましてみてほしい。私はいま、コルネリカ港にいる。
かつて戦に明け暮れた港も、様々な経緯の後、今は穏やかに栄え、名物[小凶]味ウニ丼や食べれば[6時間前]には未来が開けると言われるしらすかき揚げ丼など海鮮料理目白押しの港町だ。きっとこの漁港に上がらない海の幸は無いに違いない。
ほら、聞こえないだろうか。彼らの声が。
「海鮮を制する者が世界を制する!」
世界の7割は海だという。
海鮮――海戦を制する者が世界の大半を制するという彼らの言葉は偽りではない。
美味い海鮮を食べ士気を高め、海戦に勝利し、また美味い海戦を食べる。コルネリカはこうして勝ち続けたのだろう。
ヴァルター=V=ラーゼン『村長さんちの魚市場でダジャレを連発した』 第<90>話より]
[「戦うよ」
言葉が短くなってしまうのは、震える声を聞かせたくなかったからだ。マッテオは、情けないと思いながらも、伺うようにイレアナの表情を見てしまう。明かりは彼女が持つ蝋燭ひとつ。暗闇の中でも、しかし彼女は自分の表情を見逃さなかったに違いない。
彼女は、まさに父の魔の手に晒されようとしている今でさえ、自分よりも毅然としていて揺るぎがない。刻一刻と迫る時間など無いかのように、じっとマッテオの言葉を待っている。]
[「……ヴィルコラクを」
机の上に置かれた地図。
支流に挟まれたその城を手に入れることが出来れば、ピジェの――父ののど元に食らいつくことが出来る。
父の。
執着王と呼ばれる父。
この世の全て、形のあるなしを問わず、全てを手に入れようとするどん欲な人。]
[一瞬の物思いの間も、イレアナは変わらずマッテオを見ていた。思考の先にあった言葉さえも見透かされたような気がして、一度だけ、ゆるりと頭を振る。
「ヴィルコラクを襲撃する」
振り上げた手を、躊躇わず振り下ろす。
がん、と堅い手応えが決意を揺るがすように懐剣を握った手に返ってくる。
これは父との決別。
これは自分の決断。]
[「私は貴方の半身。どんなときでも貴方と共にある影となります」
ことり、小さな音で蝋燭台が机に置かれる。
イレアナの声が近い。顔を上げる。少しだけ笑みをのせた唇。穏やかな顔。なぜ今、そんな表情を浮かべられるのだろう。
抱きしめればわかるだろうか。手を伸ばす。今生最後の抱擁になるかもしれない。きつく柔らかな体を抱きしめた。
懐剣の鈍色の刃は、地図のヴィルコラクを貫いた。
地図の穴は元には戻らない。私も後戻りはしない、マッテオは決断した。名を捨てる決断を]
うん、さすがウルスラ。
[満足げな声>>45に笑みで応えるが、続く言葉にはあいた、という顔]
ああ、それを言われると弱い!
あのチーズケーキも意外なものが入ってるのかな?
いや、特別なことはしてないって言ってたね。
んー。
今年もじっくり研究の年だなあ。
[考えつつもようやく魚市場アイスを食べ終え、息をついた]
[>>47 村長さんちの魚市場ダジャレingを読みつつ、じゅるっと口を拭う]
ああ、また腹減ってきた。市場とれとれのウニとかとれたてしらすとかたまらん。
9世紀だと、保存はきかなかっただろうが、地産地消でオッケーだよねん。
あー、んー。ヴァルター食ってねぇで仕事しろ、と思いつつ、やっぱり食いものの描写はいいな。
補給線が長くなればなるほどツライとはいえ、港はおさえたい要所だし、襲撃はいくつもあっただろう。
地形に恵まれてない、か。潮の流れの癖とか、天候とか、色々条件が重なったりしたのかな。
港町は他との物資の行ききがなくなっても、食いもんは海から取ってくればいいしなあ。塩もあるし。
野菜系は厳しそうではあるが。
[言いながら、その辺の袋をごそごそ。なんか食べよう。なんか食べよう]
[ウルスラの提案に、目を丸くして]
あれ、見学していいの?
今まで何度聞いても、はぐらかして教えてくれなかったのに。
さて……そうだねえ。
[ひらひら揺れる地図を見て、
ウルスラの顔を見て、
室内の面々の顔をぐるりと見渡して]
そう言われたら、挑戦しないわけにはいかないでしょ。
真実も大切だけど、そこへ辿り着くまでのロマンを大切にするものとしては。
[にっ、と口の端を上げた]
ああ、でもね?
試行錯誤の間に生まれるチーズケーキを引き受けてくれる人は、随時募集中。
共にロマンの道を彷徨おうじゃないか。
店で売るわけにはいかないし、自分で食べきるのも限界がねえ。
ふふっ。やっぱり簡単な道じゃなくて、
自分で挑戦する道を選びますか。
そうこなくっちゃね〜。
[ミカの返事を予測していたように、うんうんと頷き]
歴史上のウルスラ……トゥナも、シュテルをこうやって焚きつけてたのかしら。
そうだったら、いいなぁ。
そういう女性、大好きだもの。
……そっか。
[>>54部屋から出る背中にかけた声、届かなかったのか、と少し眉尻を下げた]
さすがのエトゥでも、この甘さは無理なのね。
[カフェボウルなどというおしゃれなものはなく、見つかったのは年越しそばを食べたどんぶり。
笑うアルマにつられるように少し笑った]
ん。多分無理だと思う。
―とある若いオイナ一族の手記(黄ばみ汚れ破れ穴だらけ)―
隠れるようにして暮していたオイナ一族とて
権力者たちの欲と無縁ではなかった。
時には攻められて、亡くして……時には……、……て。
……王国と…………
ついにエルトゥナが、第三王子に……
………もいない。貴女まで……ら、誰が私達を導く?
一族は。如何なる?
エルトゥナは、穏やかに目を伏せていた。
そして、一族を導く者の証の首飾りを外し、
私の、手に……
シュテルになぞらえられるとは、光栄だなあ。
[楽しげに微笑み]
試食会、いいね。
でもウルスラのチーズケーキも食べたいし、食べ比べ会になっちゃうかな。
で、お菓子食べて地図見ながら語り合おうか。
地図とチーズの集い……?
そ……
[>>56マティアスの言葉に指をくるくるしながら]
「そ……それはおお落としたものだからな! 拾ったやつが好きにすればいい。
……。
俺は知らん!」
とか、クマーは言うといいと思う。
純情青年レオパルドクマー
地図とチーズの集い?
[ひょい。と、ヘンリクとウルスラの会話に目を向ける。ゆっくり食べたイチゴアイスはちょっとだけ、最後が残念な感じに溶けてしまった]
それ楽しそう。やろやろー。
まだ話も終わってないしねっ。
[パウンドケーキの練習の時間も出来るし。
内心付け加えて、にこにこと笑った]
ミカのケーキ試食会なら私も来る。
[>>63小耳に挟んだ言葉に逃さず反応しつつ。
>>64ラウリの読み始めた文献――手記を興味深そうに見ている]
[複数の賛同の声に、にこりと笑い]
よし、じゃあ決まり。
場所は……文献見るのに便利なのは、やっぱりここなんだけど。
お菓子を楽しむにはちょっと散らかりすぎだねえ。
うちでやる?
そしたら、
[サーディは少し早めに来て厨房使えるし、と付け加えかけてストップした。
ナイショである]
そしたら、テーブルも広いし、お茶もうちにあるのをいろいろ出せるしね。
イレアナファンは、世界に91億人だっけ?
同じ名前なんだし、いいじゃない。
どちらも聡明で芯の強い女性、だよね。
ネーミングは……まあ、覚えやすくていいよね。きっとね。
[視線を泳がせた]
ケーキ試食会? 地図とチーズの集い?
はい、やりますやりますっ
[ケーキとチーズにつられ、手にしていた文献置いた]
[ポテトチップへアイスクリームかける
片手では、そんな食べ方に挑戦中でした]
あ、ミカくん。アイスもういい?
[一応聞いた。ちょっと残念な感じにゆるくなっているイチゴアイスは、けれどやっぱり味はいい]
お菓子やさんだし。
[また言った。でも次は、少し慌てて付け加える]
……あっ、無駄とかじゃなくてね?!
食べられるんだけど、ええと。
[持て余したわけではない]
え、ミカくんとこで?いいの?
それもちょっと楽しいなあ…
あっ。地図の会とチーズの会とそれぞれにやるー?
倍になるし、楽しいでしょ。
[ストップされた気遣いにすぐに気付くことはなく、それでも為された提案>>70には、より一層嬉しそうに、にこにことした]
……。
[>>67バニラアイスに「刺激100%!スッキリすっぱい恋するレモン」を混ぜたもの、ぐるぐるかき混ぜていたそれを、妹に差し出してみる。なんとなく」
食べる?
ん?地図とチーズの会
[途中、マティアスに渡したりしていた書いていた赤ノートをまたぱらぱらめくったり、うーんなどと考えていたところで聞こえてきた言葉]
編集長のあたしを忘れてもらっちゃ困るわよー。
あれ、まだあるんだ、苺アイス?
ずいぶんゆっくり……
[言いかけて、何かに気づいたように]
やっぱり口直し欲しかったんだよ、ありがと。
醤油とコーヒーのおかげで、だいぶ助かったんだけどね。
[目を細めて、やわらかくなったアイスをスプーンで掬った]
ミカさんのお店で?
[思いも寄らない提案に、一瞬目を丸くして]
うん、それも楽しそうね。
[チーズケーキと、暖かな湯気が立ち上る紅茶が、並んでいる光景を想像してほわん。そこにパウンドケーキが加わるかもしれない、なんてことは今は知らず]
>>56
なるほど……落としたことで何かのサインを送ったって線か? そいつは面白いな。
商人ほど怪しまれず各所へ赴くに都合がいい者たちはいないからな。
スパイ役を担ってもいた者たちもいただろう。
熊の出奔の遠因になっていたのかもしれないな。
イグレシアス家の拠点はヴィスコラクだからシュテルと通じていてもおかしくはないしな。例の商団の一味だったのかもしれないし。
[ぱっと顔が輝いた>>75
双子の姉に、勢い良く頷く]
たべるたべる!
この組み合わせって、甘さと酸っぱさが絶妙だもんね。
ふふ…
[ちょっと期待してた表情で、アイスを受け取ってぱくんと食べた。幸せそうな表情で笑う]
ありがと、ねえさん。
そこまで壮大にならなくても、通じ合うものもあったかもしれないな。
民謡ってのは子供に楽しんで貰えるよう、節々はごまかしたり変えたりと変遷を遂げる例は多々ある。
童謡赤ずきんが最初素っ裸になってたりもいつの間にかなくなっていたしな。
商人が“物”を落とすののは相当のことだ。何かトラブル…ありそうな事象なら夜盗に襲われたとかかな?
そこで哨戒中の熊が見つけて、彼女を逃がした上で耳飾りを取り返してくれた。
命がけで守ったくれたばかりでなく、耳飾りを取り返しそれを届けてくれた。
一つの飾りをずっとつけていたくらいだ。その飾りには特別な思いを持っていたんじゃないかな? って思ってな。
一緒に歌ったってくらいだ。礼に食事くらいはあった…もしかしらえあもっとステディな関係にも…とかな?
そんな絆が、彼らが歴史の向こう側に行っちまった今でも、ちゃんと形になって残ってるって思うとね。
村長じゃねぇが、感慨深くも思えるよな。
う?
美味しそうだなって、ちょっとだけ…?
し、しかし、横からとるつもりは…
[何だかサーディのあわあわが伝播して、
要領をえない発言に。]
…おーう?
[そうこうしている間に、イチゴアイスがますます溶けてゆく]
91億人も敵にまわすのね……。
あ、でもいっか。
ここにいるみんなは味方でいてくれるわよね。
[勝手に決めつけつつ]
ふふ。素敵な褒め言葉ありがとう。
後で間違いでした、なんてのは受け付けないわよ?
あ、ええとね。
外が寒かったしね……
[いい訳じみたことを言った>>78
言葉を切ったヘンリクに、ほっと息をつく]
うん。…あったらいいかなぁと思って。
[へにゃりと笑うと、意味もなく髪を一度手で後ろにやった]
よかった。
ごめんね、ラウリくん。
言ってくれたら、もっと早くあげたのに。
うう……
[自信なさげにカップの中身をつついた。
とろりと液体化したアイスの中に、ところどころ柔らかくなったアイスが浮いている。ちょっと濃い赤は混ぜられた果肉であろう]
……味見する…?
[ゆるゆるアイスを差し出してみた>>83]
編集長お疲れさま会もしないと。
[>>77会が増えればおいしいものも増える、と。当然のごとく追従して。
>>81返る妹の声、頷く仕草に、口に運びかけたアイスを方向転換して、差し出す]
ふふ。どういたしまして。
[普段だったら似てない髪型を撫でたかもしれないが、今は手がふさがっている。
双子の妹が笑うから、同じ様な顔をして笑った]
……う?
味見? いいんですか?
では――ひとくち。
[とろーりとしたアイスを観察。じじー。
果肉混じりの部分からひと匙分すくい取り、いただいてみた]
うん。一緒にしたらいいんじゃない?
[お疲れさま会に、こくんと頷いた>>88
ちょっとだけヘンリクを見た。パウンドケーキ作り頑張るの気合が、無言で伝わったかどうかは分からない]
楽しみにしててね。
[何をとは言わなかった。
ケーキ修行は、双子のねえさんにだってナイショだ。…ナイショに出来る、つもりでいる。一応]
[>>80アルマの言葉を、なるほど、と聞いていたが、赤いアイスならの台詞にくすりと笑った]
歴史上の人物で赤を愛した人がいたら、それはきっとアルマの前世。
[こそりとつぶやく]
あ、ほんとうー?
良かった、あたしこれ好きなんだっ
ラムレーズンと迷ったんだけど…あ、ラウリくん知ってる?ここのラムレーズンも美味しいんだよ。
[ラウリの笑顔に力説した。何だか一緒に幸せな顔になって、にこにことしてしまう。ここだけ地図の会ではなくアイスの会になってしまった]
ん。
やっぱりおいしいねえ。
[苺アイスをしみじみ味わう。ラウリも手を伸ばしたのを見守って>>90]
ね、おいしい苺使ってるよねこれ。
[苺と牛乳の産地は……とつい容器の表示をチェックしてしまう菓子職人のサガ]
苺がころころしてていいと思うんだ。
……良かったあ、ミカくんのお墨付きだね。
[自作アイスでもないのに、嬉しそうに言う。カップの表記を確認する様子に軽く首を傾げ]
アイスも作れたら楽しいかなあ…。
[パウンドケーキも未だのくせに言った]
星に誓って、撤回は無いよ。
[ウルスラ>>84に向かって片目をつぶる。
ドロテアの提案>>88に振り向いて]
編集長お疲れ様会かあ。それもいいね。
でも、そこに地図を持ち込んじゃうと、また編集長が大変になる?
いや、編集長は持ち回りでやればいいんだよね。
さしあたって、次は[ボタンを掛け違えた エートゥ]かな。
[>>91妹の視線が向かう先は追わなかった。その辺にいる人たちの気配はわかるけれど、追っても間に合わない、そんな理由を自分に聞かせた]
……? ん。わかった。
[だから、ではないけれど。今は双子の妹が何を企んでいるかなんて想像つかない。
ただ妹の約束ならば、姉は頷く。そんなものだと思うし、それでいいと思った]
楽しみにしてる。
エートゥもうまくまとめてくれそうだよね。
まあ、次もくじ引きにするのが公平だと思うけど。
今度はおみくじクッキー作っておくよ。
またみんなでお菓子食べて、お茶を飲んで、好きなだけ歴史の話をして……
[サーディ>>91と目が合うと、続いてドロテアへ向けられた言葉に乗せて、さりげなく頷いた]
楽しみだねえ。
……。
[>>95イェンニの言葉に顔を上げて、ぱちりと瞬きする]
赤薔薇はおでんの具にはならないけど……
[こそりとつぶやきを返して、またこっそりと伺うようにアルマウェルを見た]
そだね。おみくじ!
じゃあ、それまでにまた準備しておかなきゃ。
[図書館行って、資料探して…そしてナイショの練習もしておくのだ]
ふふ、うん。楽しみだねえ。
[無言の気合が伝わったらしきヘンリクの言葉と姉の返事に、うんうんとアイスのカップを握り締めて頷いた**]
おいしい苺をつかってるなら、
このアイスがおいしいのも道理ですよね。
おーう、ラムレーズンですか。
あのこってりした口触りがたまりませんねー
次はラムレーズン食べましょーかね
[アイスの会に疑問は抱かなかったようだ*]
[ドロテアの声>>62に振り向いて]
だって飲み物の形を成してないっすからねえ…。
これがまるごとケーキに入ってるんだったら平気っすけど。
あ、ミカにーのケーキ試食会はおいらも参加するっす!
[ちゃっかりと参加を主張しておいた]
[ドロテアの表情に問う色が現れたのは、ほんの一瞬。
妹に向けられたのは、受け止めるような頷き>>96。
どうやら、ナイショはとことんナイショであるらしい。
「あれ買ってきて」で通じる双子の姉に、どこまで隠しおおせるかはわからないが、嬉しい結果と一緒に秘密を明かせるといいな、と思う。
責任重大だね、と密かに笑んだ]
[ミカのご指名>>97に、長い袖をひらひらっと振って]
いやあ、おいらは適当喋ってる方が性に合うっすよ。
まあ、籤の神サマのお導きなら仕方ないっすけどね。
でも美味しすぎておみくじごとクッキーぱっくり食べちゃったらどうしようっす。
あはは、くじがお腹の中じゃあ、困っちゃうね。
[エートゥ>>107に笑い]
じゃあ、間違って食べないように、籤はアルミホイル製にしようか。
うっかり噛みしめると、こう……
[想像して悲しい顔になった]
…………やめよう、うん、それはやめよう。
アルミホイル製……
[ミカ>>108と一緒に想像してしまった。うっかり]
……うんうん、やめようっす。それはがりっと切ないっす…。
クジの代わりに、当たりにはナッツを丸ごと入れるとかどうっすかね?
確かにエトゥならまとめいけそう。
[>>97ミカの言葉にこくこく頷いて]
そこは公平にくじ引きよね。
[けれどアルミホイルは願い下げだ。
>>103なにやら一番嬉しそうな妹の表情に、なんとなく、だ。何となく]
がんばって。
[そんな言葉を向けておいた]
飲み物というよりは、食べ物だものね。
[>>105カップにこんもりなった砂糖を指でつまみ、口に入れる。ほんのりカフェオレ味の砂糖……ケーキなら? 確かに、と頷きかけて]
それでも甘いと思う。
[壊れたボタン、砂糖は犯人。まさか犯人がこんなにたくさんとは、思わなかった]
[味見をするドロテアの指先>>111を見つめつつ]
なーに、数を作ればいいんっすよ。
何せ食べる人間はたくさんいるんっすから。
[血みどろの戦い《ケーキ攻防戦》を回避する策を提案してみる。
あるところでは犯人でも、別のところでは英雄――よくある話だ]
[>>112何となくこそばゆいような感覚を覚えて、ぱちりと瞬きする。
エートゥの視線、その先にあるものを探るようにして]
……。
[砂糖の残る指を空中に突き出した]
ん。それなら敵も味方ね。
……これは裏切りじゃない、よね。
[飲み物から食べ物へのクラスチェンジ、食べ物たちはなんと言うだろうか。まあ、歴史愛好家は忠誠も裏切りも美味しくいただくのみだ。
どんぶりコーヒーに入れる砂糖は適量にしておく。まあ、コーヒーが適量じゃないけども]
―とある若いオイナ族の手記―
オイナの花嫁の髪飾り。
何故、こんなものを作らせてしまったのだろう。
贈るつもりもないのに……、…………
彼女の結婚式は、ビジェで行われるのだ。
ウルスラ・エルトゥナ。
後の世では、この名はどのような…… … いや、そもそも、伝わりもしないか…
(115の続き)
……… ………。
”シュテル=ラウフ”と会った>>*1
………… … … ビジェへ… … ……
[地図や一族の者の名等、
文面の下には、試案の跡が塗り潰されてある。**]
[アルミホイルを想像してしまったらしいエートゥ>>109に苦笑を向け]
そうだね、ナッツなら食べちゃっても気がつくか。
大きなマカダミアナッツとか。
……いや、魚は抜きで。
『シュテルの三本槍、もしくは三将と聞いた時、歴史ファンの読者諸君は誰を最初に思い起こすだろうか?
その風貌と裏腹に実直で情の厚いレオパルドの文献は三者の中でも際だって多く、もっとも馴染みの深い将であるとも言えよう。
世界(03)大うっかりの一人にも数えられるダーヴェの、その奇想天外な存在に心躍る読者もいるだろう。(ちなみに残りは小生もよくわかっていない。一人は東方日本にかつていたらしいのだが……)
では、三将最後の一人ギュネスはどうか?』
『暴れ馬を冠する最後の将はその字に違わず勇猛果敢な馬上の人であったと伝えられている。
ピーコック会戦を始め主要な会戦のその殆どで、一番槍として先陣を切っていた。と多くの歴史書に記されているから間違いはないだろう。
モンテネグロのテルポニー美術館に所蔵される肖像画では、勇壮な赤鹿毛に跨る美丈夫が雄大に描かれている。赤染の兜から垂れた長髪が愛馬の尾と交わり、さながらランデブー走行するかの如く風にはためいてく様。
横たわる大地を背に風と共に戦場を駆けめぐる姿はさぞ映えたことだろう。』
『それほどまでに目立ち武功も他の二人に劣ってもいない彼だが、その人となりを残す文献は驚くほど少ない。
いや、少ないだけでなく、その内容がちぐはぐなのだ。粗暴だったり、慎重派だったりでまるで整合性がとれていない。
まるで別人のように書かれているのだ。一致するのはギュネスという名であり、やはり赤鹿毛に跨る美丈夫であったことだけ。
シュテルのように影武者説を考えようにも、あまりに異なる表記は隠すことすらしていないようにしか思えない。』
『「ギュネスっていうのは一人じゃないんですよ。いえ、時代には一人しかいないんですけどね」
そう語るのは肖像画を所蔵するテルポニー美術館の館長オットー・コマエ(<76>)だ。
「これを見てください」
氏は展示されることのない肖像画を何枚か小生に見せ、その違いを解説してくれた。
「これが初代、これが次…ああ館に飾ってあるのがピーコック会戦の時のやつです。三代目ですね。わかりますか違いが?」』
『見ればやはり赤鹿毛に跨る美丈夫……描き手が違うためか、その風貌に多少の違いこそあれど、どれも似たような面構えである。
いや一つ異なっているもの…そう手にした武器がどれも別の物なのだ。
一人目は自らの背と変わらない大剣、次が槍……そして当時のこの地方では珍しい曲刀。
剣と槍を使い分ける騎士はいただろう。だがわざわざ癖のある曲刀というのは解せない。特異な得物はそれだけ熟練に時間を要する。この地方でそもそもこれを扱える者などごくごく少数な上に…である』
『「人は違ってもまったく違わないのがひとつあるでしょう? 馬ですよ」
お手製のキャロットジュースを振る舞いながら、氏は屈託のない笑みを浮かべる。
「馬が選ぶんです。ギュネスを。見てください。他のと比べてギュネスの馬の大きいこと」
比較すれば確かにその大きさが際だっている。ばんえいとポニーとまではいかないまでもそれに近い程の差が見受けられた。』
『「これだけ大きい上に、気性も相当やんちゃだったみたいでね。だから普通の兵士じゃまず乗りこなせない。
無理矢理乗ったら落とされて踏んづけられちまったんじゃないですかね?
だから、この子に関しては乗り手が馬を選ぶんじゃなくて、馬が乗り手を選んでいた。
ギュネスが活躍した期間はおよそ15年。この間ギュネスと言われた人物は四人います。
馬というのは4掛けして人間の年齢と言われていますから…最低60歳まで現役だったってことですね。まさしく怪物ですよ。
そりゃ当時の戦場で一番槍なんてやってたら寿命なんてあっという間ですよ。
けれど騎士は皆この子に乗りたがっていた。それほどに強くて速くて…そして勇敢だったからなんです」』
『……というのは祖父の言葉なんですけどね
っと、はにかむ氏を横に小生はもう一度その肖像画を見つめてみる。
確かにちぐはぐな文献の差異もこれなら筋は通る。
肖像画も描き手を違えながら、その馬に関しては酷似していると言っても差し支えないだろう。
鞍上を第二の住処と定めた騎士たちにとって、その相方の存在は伴侶が如く……
ならば、当の馬たちにとってもそれは然り。
強く、速く、気高く…騎士たちの羨望を集める程の馬ならば、自らの背を許す存在をもまた選んだとしても不思議ではない。
馬……いや彼女の伴侶たり得る騎士はそれはそれは勇敢で、そして美しくもあったのだろう…
美丈夫の顔を見つめながら、小生は小さくため息を零す。
小生がこの時代に生を受けたとしても、きっと見向きもされないことを知っていたからだ。
── ヴァルター=V=ラーゼン「村長さんちの馬破れて草原あり」より』
この辺りの文献、探してみるとたくさんあるんだね。
それでもシュテルの正体について、はっきりした結論は出てない……か。
[手近の文献をぱらぱらめくり、また棚へと戻す]
でも、シュテルがマッテオだって仮説で、だいぶ筋が通る気がしない?
真実は――たぶんもう、誰にもわからないけど。
彼らはさ、千年以上も後の人間が、自分たちの志や生き様を想像して、熱く語るなんて、夢にも思わなかっただろうね。
[地図のコピー、中央の辺りを指でなぞり]
命尽き、墓すらも朽ちて、城の名が失われても、尚残るものがある。
ロマンだねえ。
シュテルは軍を二つに分けたのかなあ。
[>>6:13指で作った足でてくてくと、ヴィルコラクからピジェまで歩く。
城壁の増築。ヴィルコラクを黒獅子に攻めさせてなお、首都に攻め込まれることを予想したのだろうか]
いったい誰が。
[唇を撫でて、思案]
[地図の上を歩く指>>127を見つめ]
シュテルと同等の力を持つ、指揮官。
三将は武力には長けているけど、いささか心許ない。
守護天使はその名の通り、護りを得意とする。
二分した軍の一方を、シュテルと同じように率いられる者――
彼の、半身?
そうね。
まさか情けないだの、いや見込まれた男のはずだなんて、シュテル、ひどいくしゃみしていると思う。
[>>126ミカの声に顔を上げる]
わかっているのは、城は朽ちて跡形もなく、彼らも多分、同じ運命をたどっただろうということだけ。
それさえも、私たちの想像の上でしか、ないのだけれど。
なるほど。半身。
[>>128わからない、とさじを投げるのは早いか。
ミカの顔を見て、小さく頷く]
半身といえば……トゥナ。
イレアナかもしれない彼女には、求心力もあっただろうし、オイナの一族であった彼女なら、馬も指揮もこなしてみせたに違いない、か。
一度に二つの城を落としたとも、翼が生えていたとも噂される英雄。
その正体は、何よりも強い絆で結ばれた、離れていても通じ合う、ふたり。
トゥナならね、その力はあったと思うよ。
[ドロテア>>130に頷き]
ただ、
どちらもたやすい戦じゃあない。
分かれてしまえば、もしかしたら二度と……
[言葉を切って、わずかに目を伏せた]
[ウルスラの声>>131に視線を上げ]
そうだね。
執着王がその後圧政を強め、虐げられた民が英雄を懐かしんで伝説を残した、って考え方もあるけど。
逆にシュテルを支持した人々、いわゆるファン達にも、執着王は案外寛大だったのかも知れない。
そうだな…時の権力者となったのなら、もう少しましな記録を残したはずなんだがな……
[ウルスラの言葉>>131にしばし目を閉ざし]
ファン……と言うものなのかはわからないが、か志を継ぐ存在にとってシュテルは大きな導となったのかな?
この戦いでめでたしめでたしとする文献はない。嘆きのイレアナと共に流れ出した革命と言う名の灯火……当時のバランスを考えれば、それは吹いて消えてしまうものだったのかもしれない。
けれど、燻った火種はやがて歴史を覆い尽くす大火となってこの地方に広がっていった。
ヴェルフェルミ達アイヴァンホーの統治は長くは続かなかったんじゃないかな?
二度と会えなくても──…、
心は離れない。
そう信じられるなら、出来るのかも。
[ヘンリクの言葉の続きを掬い上げるように続けて、小さく首を傾けた]
ん。シュテルはファン、多かったと思う。謎めいていて、強くて、そして破れた。
執着王が嫌われていたか。シュテルたちが好かれていたか。あるいはオイナの操作……とか。いずれにしても。
[>>131ウルスラにうんうんと頷き]
勝った執着王は歴史を変更するのではなく何故か削除して……その上に後の人たちが英雄としてのシュテルを上書きした……のかもしれないね。
ジェミナイ
元は下級貴族の出身。
軍事学校にて黒獅子とは同期であったといわれている。
文武ともに優秀だった黒獅子ヴェンツェルと比べ、ジェミナイは体力はなく、また知においても評価が低かったという。
だがそれは型通りの知識しかもたぬ教官には理解できないためであり、彼の真価をこの場で測ることはできないと黒獅子はいっていたという。
シュテル仕官先とするわけでもなく様々な場所で流れの軍師として活躍。
定石通りから外れていながらも理に叶った、当時では画期的な策を講じている
特に有名なワドリック湿地帯の争いでは、地理や天文を把握し、霧の出現、風向き、また時間差をもった兵の配置による火計をとりおこなう黒獅子率いる部隊に痛撃を与える。
また執着王麾下のスパイ集団"L"の目をも直前まで欺いたことを特筆すべき点である。
だがその時は自分の軍略についてこれるだけの指揮官がいないために、思ったほどの成果があげられなかったが、ここにその名声は高まる。
なあんて。
ロマンはいいよねー、ロマンっ
…でもあったんじゃないかなあ。命懸けだし。きっと、平和な今のあたしたちには思いも寄らないほどのロマンとか。必死な思いとかが、きっと。
シュテルとの出会いをきっかけに主を得たとされ、嘆きのイレアナ事件より端を発した戦いの全体図を書く。
思えば、情報伝達速度に差がある時代にて、執着王に蜂起する期間の足並み揃っていることからも
レヴィングダットの戦いでは、黒獅子率いる当時最強といわれた黒騎兵を発案した八方十六角陣にて混戦時に痛撃を与える。などあらゆる知をつくりて対抗した。
またシュテルを援助した商人一座のリ=ダーグと渡りをつけたのも彼といわれている。
このリ=ダーグにはまた諸説あるが、その方策も彼がねったといわれているがそれは別記にて記そう。
ヴィルコラクの戦後も彼は生き延びたとあるが、その後は表舞台に姿を表すことなく隠棲。
仕官を求める使者があったといわれているが全て固辞したことも加えて隠者と呼ばれるようになる。
私塾を開き、素質ある子供たちに知をさずけていったとあり、この地方の学校の礎を気づいたとされる。
勝者が歴史をつくるっていうけれども、執着王の次世代は誰が引き継いだんだっけ?
[まるで覚えていない。そういえば最後の攻防、ピジェの戦いで嫡男は亡くなったのではなかったか?
そしてまったくもって印象が薄いということは…?]
心は、離れない――
[はっとしたようにサーディ>>135と視線を合わせ]
そうか、そうだね。
そのくらいでないと、半身とは言えないか。
[双子の顔を見比べて、柔らかく笑む]
ロマンだよねえ。
ふふ。そうなってくると、執着王も俄然興味深い性格。
[ウルスラ、ミカ、アルマと、話すのを聞いて]
興味のないことにはとことん興味がなかったのか、あるいは、ね。
[彼らが何を思ったかなんて、想像するしか知る手だてなんて無いけれど]
跡継ぎ……?
印象が薄いと言えば、次男坊のテシオだけど。
それならテシオの戦功を、もっと目立つように歴史に残しておくと思うんだよね。
あれ、どうなったんだっけ?
ええ、それであたし思ったのだけどね。
執着王の時代ではやはりいい顔はできなかったないかと思うのならば、その次世代の人間によって残されたんじゃないかな?って思うのよね。
でもやはりところどころ消えているのは復活させれなかったところ、その人にとっても都合の悪かったところもあって、ひどく中途半端に残ったってところじゃないかしら?
[そんな感じにウルスラ>>141に自分の推論を述べながら、まったりまた赤ノートをかきかきしている]
[興味深いというドロテアの言葉>>140に頷いて]
そうっすねえ。
執着王も、こうやって紐解くと面白いっすよね。
アイヴァンホーが勢力を弱めていった>>134のは、執着王が亡くなった以後っの話っすし。
って嫡男っすか?
あっれー、どうだったっすかねえ?
[首を捻る]
マティアスはいっつもおなかすかせてるね……ご飯でも食べに行く? みんなで。
もちろん教授のおごりで。
[>>142砂糖、甘い。コーヒーの香りと共に、少しだけ口に残る味。
ソファーに座る相手に、ゆるりと首を傾げて聞いてみる]
でしょ?半身だもん、そりゃまあ…
一緒にいられたら、それに越したことなんてきっとないけど。
……そう、なってたらいいなあ。
後世に伝説がいっぱい出来るのってさ。
こうやって願う人たちがいっぱいいたってことだよね。一緒に、最後は幸せになっているといいなあって。願って、あたしたちみたいに歴史を語った人たちもいっぱいいたんだろうな。
なんか、楽しい。
[ヘンリクに視線を合わせ、周りの仲間たちをぐるっと見渡してふふっと笑った]
……。?
[>>139双子の妹と見比べられて、自分も妹を見る。
まあ、似てない。けれど、確かな片割れ]
魂は別れないけれど……それでも幸せであってほしいなあと思うな。
[少しだけ、困ったように笑った]
アイヴァンホー滅亡に際しては、新たな英雄の台頭も微かに匂わせるような文献もあったかな……
もしかしたら、シュテルの子孫が成したのかもしれない。
そこいらは、また次の研究会で調べてみたいところだな。
でも、まあ……
[じじーっとミカを見て、開きかけた口を閉ざして笑った]
まあ、なんでもない。
伝説は願いからできている、か。
いいね。
[サーディ>>147につられるように笑う]
たとえ、真実はそうじゃなくても、たくさんの人が彼らの幸せを願っているのなら、きっと、何て言うか……魂は幸せになれるんじゃないかな、とか。
9世紀の料理が食べられるところか。
誰か知らない?
[一同を振り返る。
一つの話題でそこここが、わっと盛り上がっている]
いい新年会だったね。
[返事は返ったか、返らなかったか。
無ければ教授に高い店を要求する気でいる。新年会に誘った礼は、たっぷりしなければ、ね]
そうだねえ、もうイイ時間だし、ご飯食べに行こう、ご飯。
[ドロテアの提案>>146に頷いたが]
……なに?
[じーっと向けられた視線>>152に、首を傾げた]
ヴェンツェル・クロイツァー
黒獅子の異名をもち、「執着王に黒獅子ある限り、戦をしてはならぬ。」とまでいわれ恐れられた常勝不敗。当時最強の軍人
彼の軍の練度もさることながら大きな特徴はその機動力にあった。
本来ならば軍を進発させると決めて動くに要する時間が長く。十日以上といっても不可思議なことはない。
だがヴェンツェルの隊はそれが極端に短いため、当時としてはありえぬ行軍をもって、電撃的に敵に攻撃をしかけれた。
後の隠者、ジェミナイとは同期であり、また執着王とは彼が王になる時分より前からの付き合いである。
また彼と執着王との仲は極めてよかったのではないか推測される。
それは執着王という不名誉な呼び名にまつわる暗い感情を黒獅子に向けられたことが残されていないのだ。
そして彼からも執着王に対しては忠を尽くした。のそっけない一文のみが残されている。
その後主要な戦には全て参加している。普段は礼節をもちまた、質素な暮らしをしていたといわれるヴェンツェルだが戦いにおいては非情をもってあたる苛烈な人間であったのは、ガリウス、リムドラの侵略の記録をみればわかることであろう。
また彼を語る上でかかせないのはワドリック湿地帯の争い。
ジェミナイの策により窮地に陥るところを、当時のスパイ集団の長、ローウェルの機転によって救われたことより、彼らは無二なる親友となったといわれ、後の戦においても、情報をローウェルが集め、ヴェンツェルが戦う。互いが互いの分野をいかし信頼をしあうことで、より常勝の名を強めた。
後に、嘆きのイレアナから端を発するシュテルの蜂起がおきるが、持ち前の機動力を生かし、その進撃を阻む。
レヴィングダット攻防にて援軍もなく、また消耗し切った部隊のなか、多くの犠牲を出し苦しめられながらも、一歩も引くことなく、次男テシオ率いる援軍がくるまで持ちこたえた。
そのレヴィングダット攻防にてシュテルについた元副官の森の熊さんとの間になんらかの約定が重なっていたのではないかといわれているが真相は定かではなく、ただボーンザインの黒獅子の紋様だけが、何かがあったのではないかと伝えられている。
そういえば、始まりは嘆きのイレアナ――そう言ったのはイェねーだったっすよね。
イレアナを塔から身を投げたままにさせたくないから、
サちーが言うように、彼女が……彼女たちが、
幸せになっているといいなあから始まって、
思えばこうやって同一人物説で盛り上がった気がするっすね。
[へらりと笑って、視線をぐるりと回すサーディ>>147を真似するように、集う一同を見回して]
歴史を語る中でなら、誰しもが英雄に成り得る――…
だから、歴史愛好会はやめられないっすね。
なんでもないって言ったわ?
[>>157反対方向に首を傾げるが]
あ、ミカは9世紀のスイーツとか作れる人? 教授のおごりの後にはミカのデザートでしめるのよ?
[大概の無茶を言ってごまかした]
まあ、そもそも教授のお誘いなんだしな。おごって頂けるんじゃないかなァ、なんてね。
[楽しそうなざわめきと、そこから生まれた沢山の物語を噛み締めながら、のんびりと笑った]
おうおう、歴史を廻るメリーゴーランドってやつよ。
つかホント腹減ったな。
いい時間だしさ。ぱーっといこうぜ。
ぱーっと
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了