- アイドル事務所前 -
[ルリに云われ、其の通りだ、と。
頷き即座に事務所を探し、走り出した。
勿論、[若手芸人 ダンケ]の自転車で。]
ついたわ――。
[事務所を前に、深呼吸]
今日から私の栄光が始まるのよ
[うっとり]
最近は素敵なアイドルが居ないと思いませんか?
[28歳、受付で唐突に物申す。]
私、とかどうですか。
きっと松田聖子をこえます!
世界のアイドルに!
[ずずい、と身を乗り出すも]
あっ、やっ、ちょっ!
まって、暴力は!
[警備員に取り押さえられ、外へ]
崖っぷち ヒナは、しくしく泣きながら自転車漕いで戻ってきた。[栞]
[しくしく泣きながら自転車漕いで戻ってくる]
ビセちゃぁぁん
[だー、と涙でぐしょぐしょの顔。]
アイドルになれなかったあああ
[相当悲しいらしく、抱きつこうと手を伸ばした]
[コネ、という言葉にぴくりと反応]
コネ?
……そう、ワカバさんが。
[ふむふむと思案]
そうね。コネだわ。
利用できるものは最大限に利用しないと
こんな事でめげてなんていられないわ!
[立ち直ったみたいです]
[伝説の樹が何処にあるのか気になりつつも]
…この中に私の敵を
必ず討ってくれそうな人居ると思う?
[寂しそうに問い掛けた。
[役者 ソラ]あたりなら或いは、と目線を送り。]
[なんとなく、びっ、と指差し]
さぁ、ビゼ!
ここでサービスシーンよ。
[唐突に命じてみた]
12歳も読んでOKなのね。
そしたら、16歳かぁ…良いわね、いけるわ。
[根拠の無い自信]
77社?
…彼女が其の程度なら私は80社回ってみせるわ
[ふふ、と履歴書を書き出し]
ビセにはレンが人情家に見えるのね。
[ふむふむと面々を裏から見て]
私には[若手芸人 ダンケ]辺りがそれっぽく見えるわ。
あと、きっと[若手芸人 ダンケ]は変態ね。
間違いないわ。
だって、[役者 ソラ]の下着を被ってる所みたんだもん!
[強く主張]