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『……あ、』
[唐突に上がったその声を、聞いたものは他にはいない]
『あ、ちょ、やば……きゃああああああ!!!!』
[慌てた響きの声は直後に悲鳴に代わり、響いて行く。
次いで、響く、波のような違うような、おと。
それが何を意味しているかは――少なくとも、何もなくなったその場所をさかさかと歩く蟹には知れぬ事。**]
☆舞台設定
・プロ・エピ
日常空間。現代のどこかの街。
季節はリアルと同じ、12月半ば。
※過去村からどれだけ過ぎているかの指定はないので、ここは最初に言ったもの勝ちでどうぞ。
・1d以降
遠くに海が見える丘。
そこかしこに、鈍色の花が咲くトケイソウの蔦が這っている。
※それ以外に何があるか、どんな地形があるかは言ったもん勝ち
☆PC設定
ごく普通の一般人。過去に時計兎と遭遇した事があるかも知れない。
※『風の音・刻の音・ワスレモノ』『藤色酔夢』『雪色街のたからさがし』『あおいろ幻歌』のPCの再演OK。
被ってるキャラは早い者勝ち。
☆時計兎
直立二足歩行する、謎の兎。懐中時計を手に持ち、てんてんと跳ね回る。
性格はマイペースというかゴーイングマイウェイ。
自分の話は一方的にするが、人の話は絶対聞かない。
『想い』が形を成して時を刻む『時計』の管理者らしいが、その仕事ぶりには疑問がつきまとう。
今回は『こっち側』なる場所に囚われているらしい。
※状況説明が必要な時に、村建て発言で現れるNPCです。
※質問事項があった場合は、こちらでお答えします。
☆役職設定
・鬼(人狼)
時計兎の最後の力を受け取ってしまったひと。
トケイソウの丘から、時計兎の囚われた『こっち側』へ人を送る事ができる他、そちらと言葉を交わす事ができる。
ただし、送る人を選ぶことはできない。
・村人
時計兎の力を受け取らずに済んだひと。
☆吊り・襲撃
ランダムにセットしてください。
吊り・襲撃、いずれの場合も対象者は霞のようなものに包まれて消えてしまいます。
☆墓下
トケイソウの丘と現実の狭間の空間。時計兎が囚われているらしい。
こちらに人が送られる事で、時計兎が解放されやすくなる。らしい。
丘の様子は見る事はできるが、兎の力で繋がっているもの(鬼)以外には姿は見えないし、声を聞く事も出来ない。
☆進行関係
・プロローグ
それぞれの場所での、それぞれの生活。
・1d以降
時計兎の悲鳴と共に、虹色の光の津波に飲み込まれる。
放り出された先で時計兎から色々と依頼され、否応なしに『想いの欠片』を集める事に。
・ミニゲーム 『想いの欠片』集め
任意参加のミニゲーム。24時間に1回、1日最大2回まで可能。
トケイソウの丘の上をふわふわと漂う綿毛のような何かを捕まえる事で、『想いの欠片』を手に入れる事ができる。
actで1d6して奇数が出たら捕獲成功、偶数なら捕獲失敗。
捕獲に成功すると、丘に咲くトケイソウがひとつ、色を取り戻す。
それ以外にも、忘れていたものを思い出したり、何かの気持ちに気づいたり、と変化があるかも……?
・エピ
『想いの欠片』が集まり、時計兎が解放される。
簡単なまとめの後、灰雑談解禁。その後のあれこれは自由に。
【業務連絡】
村建てうっかりやらかしてました。
墓下と対話できるのは霊能さんですよね……!
という事で一部設定修正いたしました。
[ざぁぁ、ざぁぁ、と音がする。
海辺に建てられたアパートは、窓を開けるとすぐに波の音が響いてきた]
あー……ほんと、この音は変わんねぇなー。
[引っ越し荷物を解く手を止めて。
ぽつ、と零したのはこんな呟き。**]
☆役職説明追記
・霊能者
時計兎の力を受けて、『こっち側』と繋がってしまったひと。
鬼によって『こっち側』に送られた人と言葉を交わす事ができる。
[説明入れ忘れてましたすみません]
─ ペットショップ&カフェ『EdesP』 ─
[動物の鳴き声があちらこちらから聞こえてくるバックヤードで、男は一匹の犬と対面していた]
……私のところで、この子を?
[会話の相手は、時折カフェを譲渡会の会場として貸し出している動物保護団体の代表。
先日、3歳のポメラニアンを引き取ったは良いが、誰にも懐かず餌も食べない様子にほとほと困り果てたのだという。
何故か、男には近寄り触らせもする、ということで白羽の矢が立った、というわけだ。
男は柴犬カットにされたポメラニアンに視線を落とす。
ポメラニアンは早速男の傍に寄り、足元に蹲った。
餌を食べていないと言うからには少なからず弱ってもいるのだろう]
…分かりました。
このまま放っておくわけにもいきませんし、こちらで様子を見ましょう。
[保護団体の代表に是を返すと、ホッとした様子で礼を告げられた。
代表は何度も頭を下げ、男にポメラニアンを託し去っていく。
それを見送り、男は短く嘆息した]
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