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うう。後輩いじめだ。
[言い放たれた言葉に涙をぬぐった]
あ、ヤベ。
そろそろ帰らないと。
[広場にある時計を見て慌てて、携帯でも時間を確認する]
つーことで、先輩、俺はこの辺で。
あ、ズイハラさんお会いできてうれしかったです。
[勝手に手を取るとぶんぶんと縦に振った]
そーかそーか、トモダチってとこか。
[二人の様子を微笑ましげに眺め、肩を揺らす。]
ぁ、えぇと…
そういや、キミの名前…聞いてなかったね。
何ゆってんの、可愛がってるんだよー
愛おしくて堪らない後輩ちゃんだもの
[涙を拭う仕草の後輩に、けらけら笑う]
ん。
気をつけて帰るんだよ。
夜道には危ない人も沢山居るからさ。
[何か間違った台詞を]
[自分よりも大きい後輩に向けて云えば]
バイバイ。
[にこにこと、手を振るだろう]
俺ですか?
[問われて初めてまだ名乗っていないことに気がついて]
タカハルです。新井 貴晴。
この…女性の学校の後輩っす。
じゃー、また。いつかお会いできれば。
先輩はまた明日!
[袋を握りなおすと、駆け足で家に*向かった*]
[二人が手を取り合う様子を見ながら]
…名前?
[ズイハラに問われ、挙動停止]
――…(あれれ…)
[云ってなかったっけ、と思考を巡らし]
――
[一切、名前の"な"の字も出していない事に気付く]
えへへへへ…。 イマリです。
上原、イマリ。
[笑って誤魔化そうと、無邪気に笑い]
あ、あぁ、うん。よろしく。
[少年に勝手に手を取られて、訳もわからずぶんぶんされたりとかして。]
気をつけてなー。
[手を振って見送った。]
へぇ、イマリ…。
良い名前だね。
個性的で一度聞いたら忘れられなさそうな辺りが、キミにぴったりだ。
そうですか?
[素敵、と言われれば悪い気はせず]
まぁ、それほどでも
[にこにこと上機嫌]
何でか友達にも同じ様な事言われます
自分でも自分の名前大好きなんですよ
イマリ。
[人差し指で宙に"イマリ"と書き]
ぴったり。
[満面の笑み][其処にある思いは都合よく消化された]
ズイハラさんは、えっと…
[下の名前を思い出そうとするも思い出せず]
[しまったままの名刺を引っ張り出そうと鞄をごそり]
じゅうさち…
[小さく、トンデモナイものを呟くも]
しげ、
……しげゆき
[其れらしいものを言い直した]
しげゆきさん、ですね
そ。幸せが重なると書いて、重幸ね。
[ジュウサチと呼ばれたのは多分はじめてだろう。]
まぁ…どっちかというと、ちっちゃな不幸が重なりまくりだけどなぁ。
[たはは、と情けない笑みを浮かべて、胸ポケットをチョン。]
良い名前ですね
[相手の目を見つめ微笑んだ]
ちっちゃな不幸?
[ぱちぱちと目を瞬かせ、チョンと触れる胸元を
目線だけで追った。
其処には確かに小さな不幸が自己主張]
あははは
[思わず笑い]
其の分の幸福がきっと後々、来ます
[自信満々に言い切る人]
大きいのがひとつドカンと来るよりマシさ。
[笑う姿に多少不満げに。]
人間万事塞翁が馬、って奴かね。
…良いこと、そろそろあってもいいもんだけどなぁ。
[頭の後ろに手を組み、のんびりと歩き出す。]
じゃ。
…たまにはちゃんと家へ帰れよ?
[ひらりと手を振って、帰路へ。*]
[大きいのが一つ、ドカンと…には笑顔が消え]
…それは…ちょっとヤかも
[こくりと喉を鳴らした]
だぁいじょうぶです。イマリが保障します。
絶対良い事、ありますから!
[吹き飛ばす様に笑い]
ハーイ。ズイハラさんも、
ごゆっくりお休みに下さいねー
[去り行く背を見送り手を振った]
[その背が見えなくなるまで立ち尽くし]
[徐に震えた携帯を取り出した]
――。
[かちこちと少しの操作の後]
…そっか。
[何かに納得し、一つの頷き]
[そのまま何処へと*無表情に歩き出す*]
― 住宅街 ―
[つまらなそーに歩いている。
その目は何か面白いことはないかとあたりを探りながら]
ちぇーつまんねーなぁー
[頭の上で手を組んで口を尖らす。
歩くつま先はこぶし大の石ころを器用に蹴飛ばして]
がっこーとか、なくなっちゃえばいいのに。
[ほぼ空っぽのランドセルを放り投げる代わりに、
すっこーんと勢いよく石を蹴り飛ばした]
『ウウウウウウ』
やっべぇぇ!
[石の飛んでいった方向から犬の唸り声。
肩をすくめてすぐに体の向きを変えて]
『ワンワンワンワンワンワンワンワンッ!!』
きたああああっ
[ノラ犬が吠えながら追いかけてくる。
逃げるその表情は、とても笑顔]
うひょぉーっ
あはははっ!おっもしれーっ!
[追いかけてくる犬と離れすぎないように。
けらけらと笑いながら道を*走っていく*]
―ガード下―
[電車が通過する音が耳に響く。
街灯の明かり1つ。
淡い光が広がるも夜は照らしきれずいる。]
………………。
[相変わらず震える携帯電話。
それに手を伸ばすこともなく。
コンクリートに背をあずける。
音楽プレーヤーから流れる綺麗な発音の英語。
それに飽きたのか、ボタンを押せば外国人の声は止まった。]
-駅構内-
ぁー
[胸元に鞄を抱えながらホームへ降り立ち、
流れに押されるようにして階段を降りる。]
うざぁー
[人の波はこの後も続くのだろうか。
終電間際は、其々の理由からか乗客も多い。
波に飲まれそうになれば遠慮する事無く苦い顔をして、
心の内をぼろりと小さな声で言葉に落とす]
[前の人の流れに乗り、前へ前へ。
気持ち程度の料金がチャージされたカードを通し、]
――。
[死んだ魚の様な目で、流され、流され]
――。
[感覚の中の方向に頼り、波を乗り換えて出口へ]
……っは
[夜の涼しい空気に触れれば、
ホッとした様な、心の底からのため息一つ]
─屋台─
[歳の近い同僚と二人、赤提灯の屋台で肩を並べている。]
…だーかーら、笑うなってぇの!
お前なぁ…ひとごとだと思って…。
[ケラケラ笑う同僚が指差すのは、小熊のキャラクターがデカデカとプリントされた、ピンク色の可愛い携帯電話。]
…代換機、コレしかないんだってよ。
だからって、コレぁ無いよなぁ…。
[笑いながら肩を叩く同僚に憮然とした顔を返し、チューハイをぐびり。]
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