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─廊下─
ああ……考えてもしょうがないかな。
[ふいと視界の端に黒い影がよぎり窓の外を見ると>>2:113ラウルが居た]
!?
[窓から身を乗り出すがそのときはもう見えず]
あいつ……何?
[赤毛をくしゃりとかきあげると、唇を強くかみ締める]
一号車の方……か?
[ややあって小さくため息をつく]
誰なら入れるかって言えば、やっぱりミズノフスキー閣下だろうかね。
[そうして手洗いから出てくるのは、どこからどう見てもミズノフスキー閣下。オリジナルと変わらないはずなのに、怪しい]
水鉄砲なんてこの寒い土地で持つほどの酔狂ではありません。
まあ、忘れものを拾った駄賃ぐらいは戴いてもいいですよね?
[かちん、と小さな音が響く。
本気でなければそんな音はしない]
…そうですね、噂の舞台俳優殿の消息。
それから、この列車で下手な芝居をしながら
兵隊さんたちが運んでいるものの正体、でしょうか。
あなたが御存知なら、で構いませんよ。
[レンズの奥の瞳に、笑う気配は見えなかった]
[黒兎の真実。秘宝のありか、言葉は魅惑的だが]
──さぁ、どうだか。
[秘宝のありかを示すものがあんなに安易にそれも濡れたような状態で
置き去りにされるものではないと考えたらしい。けれど]
!
[丁度それは列車が大きく揺れた瞬間。
僅かに、掴んだ手と拳銃の先がぶれる]
(しまった)
[思った時には遅い。転げ落ちるマトリョーシカ。
黒兎を拾い上げた小さな姿の消失、窓の外へ]
Istua(くそ)…!
[手がかりではないけれど手掛かりの可能性は持っていた小さな影。
列車からもう、随分と遠くなっていた]
>>5
人違いかな? レディ。
[尊大に腹を揺らしながら振り返ったのはミズノフスキー閣下]
何か黒くて小さい物が飛んでいきましてね──…気のせいかもしれないがね。
[窓の外を見やる]
イヤな予感がする。
…ええ、ごめんなさい。人違いだったみたいね。
…フェイスイーターさん?
[首を傾げて、問い直す。ハッタリ<73>%。
彼から、正体を聞いたばかりだったので。
本物なら己の正体を明かせば済むこと。]
[銃をしまえる状態に戻して再び外套から腰裏へと戻す。
一歩近づいたように見えて、また一歩遠くなった事実だけが横たわる]
…さて、どうしたものか。
[次第に騒がしくなっていく一等車。
幾らか身の置き場に迷いながら、小さく肩を竦めた]
[>>7ウルスラの言葉に、太い眉を上げて満足げに笑う]
ラウルは落ちて行ったようだよ。
まったく、役に立たないものだね。
[いやみなどではなく、本当に嬉しそうな笑顔]
彼のあんな姿が見れて、わしは満足だよ。
申し訳ないです…。ちょっとこのままだと何も収束しなさそうですので、イェンニさんに甘えさせていただきます。
つまり
【[占星術師 イェンニ]を[未亡人 ウルスラ]が(吊り)、】
の解釈で。
本日は、
【[未亡人 ウルスラ]が[占星術師 イェンニ]を(吊り)、
[美貌の歌手 マティアス]が[未亡人 ウルスラ]を(襲撃)排除
[美貌の歌手 マティアス]が占い対象、[美貌の歌手 マティアス]が護衛対象】
本決定【本日の投票は[占星術師 イェンニ]にセット、襲撃は [おまかせ] にセット】でお願いいたします。
「マティアス→ウルスラ→イェンニ」と追いかける形(排除合戦)となります。
イェンニさん、今度ボルシチご馳走します…!
【最終本決定】>>#6
【無茶振り】>>%0
確認された方は【最終本決定・無茶振り確認】とメモにお書き添え下さいませ。
では、ACTION!!**
>>9
君は追いかけなくていいのかね?
[窓の外を見やり、懐に手をやるが、別に武器まで準備できるわけが無く、指先に触れるのは厚い脂肪層のみ]
あちらのほうだよ。
[列車の後部を示した後]
ではわしは、部屋に戻らせてもらう。失礼。
[ウルスラに背中を向けて一号車の方へ歩き出す]
[1等車、二両目までは来られた。が、ここは衛兵が居る。そのまま行けそうもないなあ。とつぶやくと。]
ん、でもまあ行かないとねー。
[ポケットからさいころを取り出し、にこりと笑う。]
ねぇねぇそこのお兄さん方!
ちょっとこれ見てくれない?
[先ほどポケットから取り出したサイコロを衛兵の手の上に乗せる。と、それはひとりでにくるくると回りだし]
え?風の所為だって?
そんなことないってー。部屋に戻ってみてみなよ。部屋のなかでも回ってるから。
[普通ならばそんな話には乗りそうもないものだが、なぜか衛兵2人は頷いて部屋の中へ入っていってしまった。]
ごゆっくりー。
[にっこり笑って手をひらひらさせてすばやく通りぬける。自分が通り抜ける頃にはサイコロははじけて消えるだろう。衛兵の中の自分に会ったという記憶と共に。]
(…否定、しなかったわね。)
[仕掛ける気満々だったけれど、
うっかり武器を忘れていることに気づいたのだった。]
(自前の武器は通用しない相手、よね…。)
[さて、どうしたものか。
とりあえず食堂車を抜け、二等客車。
自室に戻ってアレコレした後、
向かった先は小さな紳士の部屋*]
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